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京都桂店
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感謝をしなければ

投稿日:2018/7/11

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「何かを成し遂げるのは大抵しんどい」というブログを過去に書いたことがある。過去といっても5年も前だが・・・。

https://www.lifestudio.jp/studio/tokorozawa/staff_blog/nakanouchi/97526

 

 

 

私は何かを最後までやり遂げるというのが本当に苦手だ。

最後までやるということに強いこだわりがないのだが、それは行為に対する執着や

目的に対する達成欲求が途中で無くなってしまうのが根本的な問題だ。

 

ようは飽きやすい。

 

写真は長く続いている方だ。

サッカーでさえ3年しかもたなかったのにもう7年もやっているのだから。

 

しかし、実際に心境の変化は起きてきている。

情熱や執着などいろんな面でかつてのそれではないのはもはや認めざるをえない状況まできてしまっている。

 

体は安定を求めているが、心はそうは思っていないようだ。

 

 

そんな私がもっと驚くべきことが、写真よりも店長を未だにやっていることだ。

所沢店に来て一年半が経った。過去最高記録だ。

 

理由は色々あるとは思うが、今取り上げるべきはやはり「P.O.P」だろう。

集大成とも言える写真展が、つい先日終わった。

 

 

思えば、「P.O.P」を始めた当初は写真展なんてものは微塵も考えてはおらず、ただただ

「写真を通して関係を作る」という基本理念につながる施策として、また自分たちの関係性をふかめるひとつの

ツールとして行っていたものが、いつしか所沢店の形を作り、イメージを作り、文化を作った。

 

2ヶ月に一度やってくる仲間を撮る機会が良い意味でルーティン化され、自然と進行されていく姿を体験した。

そこには「自然消滅するプロジェクト」のような雰囲気はまるでなかった。

 

2018年1月。

今年の計画が話されながら、ふと思いついた写真展の計画。

やったこともないし、ひどく内輪な内容なだけに写真展として成り立つのかさえ微妙なほどだったが、「P.O.P」を

締めるという意味では悪くない計画だと思った。

 

しかし、所沢店も2年目に入り、1年目とは店舗のやり方を変えていかなければいけないと思っていた。

それは「能動的関与」が「自発的に発生」することにポイントがあった。

 

所沢1年目は、経歴とカリスマ!?の差である程度トップダウン式になってしまうのは仕方の無いことだと思って

運営してきたが、自立経営とはそういうことではない。

ひとりひとりが自分の意思を表明しながら能動的に動いていくことが求められなけれる。

 

だからこの写真展の計画は「自分事」として「主体」となって欲しかった。

でも、いきなりの方向転換が少々無茶ぶりだったのかもしれない。

一向に進まない計画と過ぎていく時間。

写真展まで1ヶ月を切り、間に合わないかもしれない焦りと

やり方を間違ったかもしれない罪悪感が頭を駆け巡る日々が続いた。

 

それでもラストスパートが実を結び、なんとか写真展の開催にこぎつける事ができた。

全ての設置が終わり、あとは開場を待つのみの状態を目にした時、「待ち続けてよかった」と心から思う事ができた。

 

 

私たちがやってきた事が全て形になり、外に出された。

80人を超える人が見にきてくれ、たくさんの仲間が祝福をしてくれた。

まずはこの事に感謝をしなければいけない。

 

 

「P.O.P」開始当初から関心を持ってくれた人たち。

わざわざ吉祥寺まで写真展を見に足を運んでくれた人たち。

その中には店舗会議をわざわざ吉祥寺でやってくれたり、営業終わりに車で3時間もかけてきてくれたり

自分のブログに書いてくれた人もたくさんいました。

 

「人が動く」というのは、とてつもない事です。

 

例えば自分がショッピングモールでランチを食べようとしたら、20ほどあるレストランの中から

自分にとって妥当な場所を選択して入っていきますので、残りの19は選択されなかった事になります。

 

人が、自分の休みに何をするか?

という問いについては、これの何倍も選択肢があると思います。

 

その無限にある選択肢の中で、貴重な時間を使って写真展に来てくれた。

本当に感謝しかありませんし、皆からの「愛情」を感じました。

 

ありがとうございます。

 

 

そして、今日まで共に最後までやり遂げる事ができたのは、仲間の存在です。

最初に書いたように、私は飽き性です、ひとりではここまではこれませんでした。

一緒に最後まで走り抜けられた事に、所沢店の皆に感謝します。

 

ありがとう。

 

 

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