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京都桂店
写真と人と仕事〜所沢の会計を工藤さんが担う理由〜
投稿日:2017/6/17
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Photo & write by volvo
ともに働き始めてから4年が経とうとしています。
私は初めて工藤さんと一緒に働き始めた時から店長だったのであんまり成長もなく変わってませんが
工藤さんはこの4年間で大きな変化をしてきた人です。
変化が形としてわかるひとつの大きな要素が、その人の持つ役割です。
役割というのは、任せられる人にしか任されません。
4年前だったら彼女に店舗の会計業務を任せるなんてことは考えもしなかったと思いますが
今年、会計を工藤さんにお願いする事にしました。
今年に入り、私が所沢に誰が会計をするべきか考えました。
彼女が会計をやるべきだと判断するにあたり、もちろん彼女が「自立経営店舗」の会計を担当していて、
昨年までの所沢の会計を担当していた事も理由としてはありましたが、それだけではやってもらう理由には何か足りません。
ただ経験があるから任せるのであれば、私がやればいい事です。私は会計を5年前からやっていますので・・・。
工藤さんに会計を担当してもらうという事は、ただできるからではなく私から見て、私なりの理由があります。
大きく二つです。
ひとつは「協働」です。
私と工藤さんは初めて一緒に働き始めた時から良くも悪くも「店長とスタッフ」の関係性でした。
約4年間そのような関係のままだったため、どこかお互いの役割やできることできないことについて強く言及することは
なかったように思います。工藤さんから見れば店長がどのような仕事を持っていてどのようでなければならないかを知る機会は少なかった
かもしれませんんし、私から見れば工藤さんが特別な役割を持つというところまでは考えが至りませんでした。
青葉の時はムーや篠原さん、浦安店では谷津さんといった業務的関係性でいうところでは私と工藤さんの間にはいつも誰かがいたということです。
4年という月日が経ち、私と工藤さんはある意味対等な関係であると思っています。
それは工藤さんの成長と見ることもできますし、恥ずかしながら私があまり変わってないと見ることもできます。
『協力と選択』という言葉はワンポイント通信にあった言葉です。
私と工藤さんは進んできた道は違えどライフスタジオが行こうとしている目的地や
この会社の考え方などは同じだという認識をしていますし、それを現場で実践するという事においては私より持っているものが大きいとも思います。
私はこれまで店舗の仕事のすべてを自分がやろうとしていました。
「写真と人~趙さん~」にも書きましたが、きっと自分しかできないなどと自意識過剰な思考回路だったのでしょう。
だから荷物が多すぎて前に進めなくなっていました。
分けて持てるものは仲間で分け合う。
そう考えるようになった最近、工藤さんと再び働くようになり私は私の中で一番重い荷物を持ってもらっています。
しかも彼女に任せていると不安がありません。まかせっきりでも月末にはきちんと仕上がっています。
時に任せすぎて怒られますが・・・・。
「自分しかできなかった事や、自分にはできないような事が、仲間が助けてくれる」
これほど心強く助かる事はありません。
協働できる仲間がいる。それだけで肩の荷が軽くなります。
同じ目線で働ける仲間がいることの心強さは、約半年が過ぎた所沢店の良い方向に向かっている現状をみると感謝しなくてはなりません。
もうひとつは、工藤さんの次のステップへの階段としての会計業務です。
社長の文章にこのような言葉がありました。
「お金は、私たちの全ての行動の別の呼び方だ」
例えば、より撮影に励めば利益は増え、より教育に時間を費やせば利益は少なくなる。
人に集中すれば人件費にお金がかかり、鼻炎のスタッフが多ければティッシュにお金がかかる。
凡事徹底していなければ足りなくなったおもちゃのいちごを買い直す事も増えるが、凡事徹底していれば
ボーナスがもらえるかもしれない。
会計とは、私たち所沢店がどのような性格をしているかが数字的結果から観察できる項目です
だから会計を担当するというのは所沢店がどこに進んでいるかを数字的結果から確認、分析、修正をする
守護神のような役割を担うという事です
簡単に言うと、会計をやる事の核心は会計分析です。
会計分析というのは、ただ収支を表に起こすという事ではなく
上に書いたように「所沢店はどのような性格か?」を明らかにするものです。
つまりは内部文化の実情を明らかにできるものです。
そしてただ内部文化を表すことと明確に違うのは、実情を明らかにするという点です。
計画書では華々しい内部部分をうたっていたとしても実際にはそのようになっていない事が多いです。
内部文化を結果から明らかにできるのが会計分析であり、会計をやる事の意味は基盤を整える事と基盤を強くする事だと思っています。
なんども言い換えしてわかりにくいかもしれませんが、会計を担当するという事に名前をつけるなら「内部文化スコアラー」です。
少し注意しなければならないのは
前の「写真と人」でも書きましたが、工藤さんの性格はリーダーというよりは点取り屋という点です。
ここで言いたいのは会計分析をすることによって全体を見れる存在になってほしい・・・という事ではありません。
例えばメッシに守備的な位置を望むのは監督失格であるように、工藤さんには工藤さんの活きるポジションがあります。
私が望んでいるのは「もっと点を取ってほしい」という事です。
点取り屋が会計をやるのか?とおもうかもしれませんが
点取り屋もいつでもゴール前にただいればいいというわけではなく
戦況を見極めて今は上がるべきか、どこにポジションをとればいいかを判断する能力が備われば
もっとたくさん、もっと簡単に点を取る事ができると思うからです。
例えば、5月に保留管理を自ら担当して大量の保留を減らしてくれましたが
ただやみくもに大量の保留を減らせば後々のデザイン費で圧迫されてしまうことになってしまいますが
会計を知っている事でどこまでがやってよくてどのようなプランニングをすればいいかがより確実に判断できます。
状況判断の材料としての会計分析、それによって明らかにされる店舗の実情。
自分を見失わずにそれを活用したゴールへの嗅覚を磨くこと。
フォトジェニック、実務、コーデ、関係性。
この五ヶ月基盤を支えてくれた工藤さんのゴールラッシュの雰囲気は見えてきています。
この文章を書いてるうちに思いましたが、私はもしかしたら誰よりも頼もしい右腕と共に仕事をしているのかもしれませんね。
内部文化スコアラー工藤さん、これからも宜しくお願いします。
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