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所沢店はどこへ行こうとするのか③~道具は積んだか~

投稿日:2017/4/16

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<道具は積んだか>

 
「今まで何かを行う時、現実に適用し結果物を作り出すという観点を持っていましたか?」

社長の文章に胸が痛くなる言葉があった。 もちろん現場適用、自分たちの変化が目的で活動してきたが、どのような結果が生まれたか? と言われると沈黙してしまう自分がいる。過程が重要であるという考え方は変わらないが、現 場適用し、結果物を作り出すというのは自分の中にガスをためない最も有効な方法であること は間違いないし、結果として「何も残らない」状況は会社で取組んでいるものとして訳の分か らない状況でもある。今回結果物というのは過程と同様に重要な要素として、また自分たちを 健全に保つための区切りとして大きく見ていこうと思う。 その為には「何を、いつ、どのように」というプロセスが必要だ。
このプロジェクトは大きく 分類すると「写真を中心として自立経営店舗を作る」というものになる。結局目指している のは自立であり、自立した人達で構成され自由意志が発せられる店舗である。「写真に集中す る」という言葉だけを聞くと、写真の事を勉強してプロジェクトや実際の撮影に適用してみる 程度の範囲で物事を捉えがちだが、それでは足りない。

例えば損益分岐点が450万円の店舗 で売り上げが460万円あったとしても、写真のプロジェクトでレンズが必要になったからと いって20万円のレンズを買えば当然赤字になる。この赤字を誰が面倒見てくれるのか?一般 的に言えばこの会計の部分はスタッフの考えるところではなくオーナーの管理するところであ る。そういう意味ではレンズを買う事自体が、オーナーがお財布の中を見て決定する事になる。 これでは本当にただ写真を撮るという行為だけをやっているにすぎないことになってしまう。 「写真を中心として自立経営店舗を作る」という言葉の意味はただ単純に「写真に集中する」 という意味ではなく「ライフスタジオの次の写真とは何かを見つけようという目標に対して、 関係を作りながら自分たちを取り巻く全ての構成要素を設定していこう」という意味だ。 だから会計も見なければいけないし、必要があればインテリアもいじらなければいけないし、 撮影件数も見直す必要がある。出勤時間さえ見直さなければならないかもしれない。20万円 のレンズが必要なのであれば追加で営業するのかお給料を減らすのかわからないが、スタジオ を構成する全ての要素をそれが可能となるように変化させていかなければいけない。このよう な考え方のもとで自立経営店舗のベースを構築している6項目について書いていく。

!環境改善

インテリアに関しても「私たちの写真の根拠を再確認し、更新し、現実に落とし込む」流れが 必要だ。私たちのほとんどはインテリアを1から作り上げた経験がなく、すでに出来上がった 背景を使って写真を撮っている。それで写真がうまくならないわけではないが、自分たちが使 っているインテリアが「なぜこうなっているのか?」も知る事なくすでにあるものでどうにか しようとする行為は自分たちの思考の幅を狭める事であり、先ほどの会計の例と同様に写真を 構成する要素の中で自分が無関係なものは存在しない事を前提にするとするならば結局は写真 の事を考えていない事である。もっと知るため、月に一回、インテリアディスカッションの時 間を設けひと月に1箇所そのインテリアの核心部分を探し、再定義して小物の再設定を行う。 そしてその月は、日常の撮影の中でそのインテリアの核心写真を作り出す取り組みをしていく。 予算はひと月に2万円で。(少ないかな・・・。)そしてそれを全体会議やサークルでプレゼ ンして客観をもらう。この項目を主導していくのは守屋さんの主題と関連していくことになる だろう。そして彼女のスタッフブログとOURSTORYに表現され実態が現れてくれればと思う。 環境改善についてひとことでまとめると「すでにあるものを美しく撮る」から「美しく撮るた めに設定する」に思考を変換していこうという事だ。
このディスカッションによってインテリ アの新しい感覚や提案が出てきたら最高にワクワクする。

!会計

次に「会計」に関しては、基本として毎月の利益が30万円残る設定で計上していきたいと考 えている。理由は2つ。ただ単純に会社の利益が月間で10万円くらいしかない現状は少し不 安になる。ということと、あとは未来への投資である。このプロジェクトの大きな特徴は、ま だよくはわからないが未来にぼんやり光が見えるという点だ。例えば自分が野球選手ならば WBCに出場して世界一になってみたいという欲求が生まれるように、私たちがこのプロジェク トをうまくやる事ができたのならば、大きな何かを成し遂げてみたいという欲求が生まれてく るはずだ。その時に必要な資源は今のうちから準備しておく必要もあるという考えだ。 しかし、現状の撮影件数では30万円の利益を確保しながらいろんな事を行うのは現実的では ない。代案が必要である。利益を生みながらスタッフの給与も上げる方法。これは50日の運 営の仕方で解決したいと考えている。4月からスタートする50日は、単純に計算すると 一人当たり、月に3~4日使わなければ使い切れない現状がある。普通に8日ある固定休にプ ラスでただ4日休むことは正しい使い方ではないと思う。提案としては、毎月だいたい8日ほ どある定休日のうち2日を営業する。例えばその日は全員出勤にして5人で7件をしたとすれば、 月に14件、客単価42000円だとすれば588000円の売り上げになる。そしてその日の出勤した分 については日当で計算する事ができる。いくらに設定できるだろうか。例にならえば1500 0円だが、これは細かく見ていない慣習に流された数字だ。必要な利益が単純に30万円だと したら、28万円残る事になる。1人2回の出勤で考えれば、日当で2万円と少し高めの設定も できるのではないだろうか。50日をうまく使えば休みを減らす事なく月に4万円の昇給をし ながら未来に対する投資金を確保する事もできる。もし、投資するものがないとわかれば、再 分配をするなり使い方をまた考えれば良いと思う。これに関しては5月から始めようと思って いる。

!写真

写真に関しては当然ながら主軸となるものなのでいろんな観点からのアプローチが必要になっ てくる。 やらなければならない事を整理すると ・新人カメラ教育 ・写真大辞典(全体主題) ・インテリアディスカッションで決めた事 ・写真サークル(人文学) これだけでも結構盛りだくさんに見えてしまうが、せっかく写真をやっているのならワクワク したいものである。「情熱と楽しさを持って取り組めるもの」を選択する必要がある。それな らば正反対に進んだらどうだろう?やりたい事をただやる。撮りたいものをただ撮る。それは なんだろうか。大人を撮る事だ。スタジオから抜け出し、全ての条件を自分たちで設定しなが ら大人を撮る。ここまで書いてきたプロジェクト内容と関係なく取り組む事でどれだけその取 り組みが自分に適用されているかが判断されるのではないだろうか。三ヶ月に一回くらいのス ピードでこの取り組み(名前は未定)がされれば良い循環を生み出すような気がしているのは 私だけではないはずだ。第一弾は「仲間を美しく残す」というテーマで考えている。年末に大 きな発表と何か写真集など形に残せる結果が作れればなおよいと思う。これは関係構築の方法 である。


!ホームページ

その全てをホームページに。 写真主題の取り組みは各自の写真分析に、環境改善、写真人文学、会計、全体的な方向性の再 提示やこのプロジェクトの進行状況と概念整理はOURSTORYと各担当者のブログに載せる事 になります。ここに書いた事だけでも4個がOURSTORYに掲載され、各自のブログも写真分析 と合わせて3~4は確定する。各主題の取り組みは、ホームページへの掲載を持って一旦の完 了とみれるため、各自が月間スケジュールをホームページに記載する日を基準としてセッティ ングしていく必要がある。

つづく
次回~<誰かと一緒に何かを成し遂げるという経験を共にしよう>~

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