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京都桂店
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Volvo zone

投稿日:2017/1/13

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Koshigaya photo 

 

photo by volvo

codi by misato

 

 

こんな私でも、年に一回、毎年のように撮影をさせてもらってる家族が何組かいます。
会うたびに思うのは、子供達というのは驚くようなスピードで成長し、一年前とは別人のようになってることがよくあるという事です。
特にこの家族と会いながら自分の一年を簡単に振り返っている自分がいる事に気がつきます。もちろん成人しきった私たちと比べるのはおかしな話なのですが、外見も、内面も、自分の記憶が間違っていたかもしれないと思うほどに成長していく子供たちを目の当たりにしながら振り返ります。お客様の前では自分の中でも特に写真についての変化というか、進化がなされているのかどうかが気になるところで、自分はこの1年間でどのような写真を撮ってきたのかと思い返し、自信が持てる部分と、思い返す事でさらなる焦りを生み出し悶々とします。


以前、西さんの写真分析にこのような文章が書いてあり共感したのを覚えています。


写真が段階的に発展してくると、一定期間のトンネルに入るようになります。

もっと何かを良く撮りたいと願いながらも、知らなければいけない事はもう大半は知っていて・・・。

何かを知らなければその次にはいけないことは知っているし、自分が都合良く見ているその光景の何かが

変わらなければ、残す瞬間の内容も変わらない事も知っています。

 

越谷店は2012年2月にオープンしました。
私はその時、この越谷店にいました。
そして2015年、再び半年間の越谷店生活を送りました。
今回は3回目の越谷勤務でした。
自分で言うのも恥ずかしいですが、オープン当初「ボルボゾーン」と言われたこの場所でも
5年間の間に様々なフォトグファーの手によって美しく表現され、ボルボゾーンという名前自体が
時間と共に歴史的なものに変化しつつあります。
私もものすごくたくさんの撮影をこの場所で行ってきました。
もうこれ以上新しい写真は生まれないんじゃないか?というくらいに・・・。
だからこそ西さんの言葉が思い返されます。
しかし私はこの場所には深い思い入れがあります。
初めてインテリアの研究をした場所であり、初めてフォトジェニックを獲得した場所。
カメラを始めたばかりだった頃、唯一自信を持って臨む事ができた場所。
現象だけを見れば、この場所でこの向きで撮影する事は日常茶飯事です。
この時間に自然光のみを使ってこの向きで撮ればこのような写真になる事は最早頭が考えなくても
わかるくらいに染み付いています。
その場所にボルボゾーンと言われてから5年が経った今、一年に一回会いに来てくれる家族が
来てくれて写真を撮った。自分の記憶が嘘かと思うくらいに成長した姿を子供たちは見せながら。
私がトンネルを抜ける方法をもし持っているのならば、それはきっとこんな些細な事なのかもしれない。
だからこの写真は私にとって特別です。
見た目では日常的とも感じるし、それでいて特殊的でもあると感じるのは、背景という現象と同時に
被写体という本質が私に何かを与えてくれるからに他なりません。
私は一時期、インテリアは不要なのではないか?と考えた事があります。
それは被写体が動く事こそ写真の本質であり、その事において背景というのは被写体の引き立て役
でしかないのならいっそ白のほうがいいのでは?と。
いろんな理由でそれは無理ですが、結局この写真が特別に感じるのは彼女が写っているが故であり、
この撮影に関わる全ての人がいるから特別に感じるのだと思います。
撮影し尽くされたこの場所で自分の写真がトンネルを抜けるきっかけはやっぱり人とのつながりなのでしょう。
この写真を撮った瞬間、この場所はボルボゾーンではなくなりました。

彼女が見ている鏡には、何が写っていたのでしょう。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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