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越谷店
学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール
投稿日:2022/5/31     更新日:2022/5/31
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生まれてから年を重ねていくことで、自分の中の経験が蓄積され、人と話すことも段々と内容が濃くなっていきます。
幼い頃は当たり前のように一緒にいて、話す機会が当たり前のようにあった家族や友人との時間も、
大人になると減っていきますよね。
休暇中に久しぶりに地元の家族や親友達に会うと、自分の近況を話します。
でも、そんな時間も束の間。
まだまだ話すことは尽きないけど、もう今の自分の場所に戻らなければならない。
時間は有限。それは、仕事も一緒。
決めた時間で色んなことを進めなければなりません。
仕事上で関わりを持つ人たちに時間をいただき、話をする時も、
限られた時間で簡潔に、そして正確に自分の伝えたいことを伝えられるのが理想です。
今の職場で、自分が発言する機会が増え、その都度感じることがあります。
「説明や伝え方が下手くそすぎる!!」と。笑
人前に立つと緊張してしまったり、伝えたいことをまとめ切れていなかったり、それによって長々と、気付いたら同じ言葉を何度も何度も…
個人的に、ライフスタジオで働く人達は、伝えるのが上手い人が多いと思います。
リモートで行っている会議等でも、皆に刺激を受けることが多いです。
自分も成長したいと思い、この本を読みました。
『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』
この本を読んでみて感じたのは
説明が上手な人は、相手の立場になって考える努力をしているからこそ、上手なんだということです。
自分は「説明が上手な人は、頭の良い人である」と思っていました。
しかし、この本の冒頭にもあるように、
分かりやすく説明する力は、生まれ持った能力というより、トレーニングで身につくもの
ということを学びました。
この本の中には、分かりやすく説明をする為のポイントが19、ルールが44書かれていました。
その中で特に自分に響いたいくつかの項目を振り返ります。
「相手に理解してもらいたいと思う意識」と「相手に合わせて表現を変えること」が備わっていれば、誰に対しても分かりやすく説明することができる。
「分かりやすいかどうか」を判断するのは、自分ではなく相手です。
何かを説明する場合、相手が理解できているかどうかを気にしていなければなりません。
「理解してもらいたい」という気持ちがないと、相手が理解できているかを気にすることができず、
知らず知らずのうちに、相手が理解できない専門用語を使っていたり、説明を端折って、自分の立場で話してしまいます。
「理解してもらえないのは自分の責任」ということを自覚することが大切で、その為に相手が「お客さん」だと思うようにすることで、自ずと努力するようになります。
また、「相手に合わせる」というのは、例えば専門用語。
専門用語は、その知識がある人からすれば、スッキリとしていて分かりやすい表現に聞こえます。
しかし、詳しく知らない人からすれば、一気に難しく感じます。
専門用語自体が難しいのではなく、「専門用語を理解できない人にとっては難しい」のです。
ある人によっては分かりやすい表現も、別の人によっては分かりづらい表現になります。
だから、相手によって表現を変え、「相手に合わせた表現」をすることが大切です。
大人の身長しか見ることができない物についてを子供に話そうとしても伝わりません。
「分かりやすく説明できない人」の根本的な問題点
世間一般に、分かりやすく説明できる人は「頭が良い」「何でもよく知っている」と思われています。
だから、そうできない原因は、
「頭が悪い」「知識が足らない」ことに思われがちです。
では、今まであなたが出会った中で、「説明が分かりづらかった」という人のことを思い浮かべてみると、その中に「学校の成績がバツグンに良い」「難関大学を出ている」と言われた人が出てくる。
僕にとっては、大学の教授がそういう人ばかりでした。
いわゆる、「頭の良い人たち」のはず。ではなぜ?
それは、自分が簡単に理解できてしまうと、「相手の理解できないポイントが分からないから」ということです。
その為、説明の上手さに重要なのは「頭の良さ」や「学歴」は関係なく、「相手に分かりやすく伝えよう」という気持ちが重要なのです。
分かりやすい説明の為の具体的な方法として、英語やカタカナ、簡単な日本語に言い換える等、様々な方法がありました。
【例】
タイムラグ→時間差
プライオリティ→優先順位
この本を読むまで、
「知識を豊富にし様々な言葉を駆使することで、説明ができる人がカッコいい」と思っていましたが、これが間違いであることに気づきました。
結論として分かりやすい説明するためのポイントは2つ。
「相手をお客さん・クライアントと思う意識を持つこと」
「相手に合わせた表現をすること」
です。
日々のトレーニングとして、
・新聞や社内の文書で「カタカナ語」を見つけたら、日本語に変換する
・人に何かを聞かれたら、面倒がらずに、相手が分かる言葉と表現を探す
・何かの説明を見聞きするたびに、「自分だったらどう説明するか」を考える
これを日々ちょっとした時にするだけ。
この本の内容は、新人教育にもとても参考になる書籍だと感じました。
特に、自分にも新人だった頃があるわけで、相手の立場が分かるはずです。
伝わらないのは自分の責任。
相手にとってどういう言葉を使い説明すれば分かるのか、考えなければなりません。
内容の全てが重要で、ここまで省略すると伝わり切らないと思いますが、
是非誰にでも参考になる内容だったので、おすすめです。
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