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8月のクリスマス子供で賞 優秀作品受賞おめでとうございます。
投稿日:2019/10/29
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今年から8月のクリスマスで行われている写真のコンテストで、受賞者様にメッセージをいくつか書かせて頂いています。
今回は子供の写真部門の優秀作品にコメントを書かせて頂きました。写真に対して文章を書くことは、その1枚を集中して、見つめることになります。
そうすると、カメラを向けている人の愛や視線、想いが同じように見えてくるような気がします。本人ではないのでその伝わってくる想いは全く、フォトグラファーが思い描いていた世界とは違うかもしれませんが,,,勝手な私の視点から、フォトグラファーさんたちの世界を想像するのが好きです。
人が撮る写真も、その人が使う言葉や、その人が書く文章と同じで、その人自身が表れるように思います。その時撮る写真は、その人を映し出す鏡かもしれません。
なぜその瞬間が美しく思えたのか、なぜその瞬間をカメラにおさめたいと思ったのか、それを考えているとフォトグラファーさんがどんな人なのか見えてくるような気がします。
今回書かせて頂いた文章を載せさせていただきます。
子供で賞 優秀作品@__ma__i_ 様
子供の部門優秀賞おめでとうございます。
今回受賞した子供の部門の優秀賞の作品はどちらも後ろ姿です。偶然ではありますが、同じ後ろ姿の写真が選ばれました。
ですが、その写真が伝えるものは大きくことなります。
後ろ姿でインパクトを持たせて、何かを強烈に伝える写真は表現するのがとても難しいと思います。目は多くを語り、伝えますが、今回はそうはいきません。
私がこの写真に惹かれた理由はなんといっても被写体の遊びに没頭する瞬間を、息を止めて入り込ませてくれるかのように表現されている部分です。ぐっとレンズを回転させ被写体へより、背景や周りをぼかしながら水しぶきと、子供の仕草にぐっと視線が引き付けられます。ちょっと傾けて残している部分が、また大人の視点から遊ぶ彼女と姿勢を同じくらいにかがめて、何しているんだろうと小首をかしげながら集中してみようとしている感覚がします。
まさにそこで見つめているかのような感覚になります。写真に真ん中入るピンクの光のラインやはっきりとしたコントラストで表現されている全体の色味が、より瞬間を鮮明に印象付けます。彼女の後姿を捉えたこの1枚を通して、一瞬にして私たちも楽しさの世界に引き込まれます。
夏という季節に、子供達が心から楽しむ水遊び、その世界に時が止まったかのように引き釣り込まれる1枚。子供みたいに私たちもそんなにも集中出来る何かに出会いたいと思いました。
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