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10年後のメッセージ

投稿日:2017/11/22

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「あなたはこのsonokaなの?」と
Facebookでメッセージが届きました。

お友達登録していない、この人は誰だろうとメッセージを開いてみると、
そこには1枚の写真がありました。

10年前、高校2年生だった私の姿、、そしてfamily。
あまりにも突然のことで正直ものすごく驚きましたが、
10年前に一緒に過ごした思い出が頭の中にどーっと蘇ってきました。



高校2年生の冬。
人生で初めてのプチホームステイを経験することになりました。
外国語科に通っていたのすが、この学科の最大の魅力は修学旅行でいくサンフランシスコ。
その日程の中にホームステイをするプログラムも入っていました。

一体どんな家族のもとにステイするのかなのか、ドキドキする日々が続きました。

実際に渡米する何日か前に、ステイする家族の詳細が発表されました。
みんなそれぞれでおじいちゃんとおばあちゃんの住む家に泊まる人もいれば、
大きなお兄さんお姉さんのいるお家に泊まる人もいたし、一人暮らしの女性の家に決まった人もいました。

私の家族は6人家族。
当時18歳の姉、9歳の弟、7歳の次女、3歳の三女とやさしそうな夫婦でした。
自分と年の近いお姉ちゃんがいるのもうれしくて、子供たちがたくさんいるのもうれしくて
ドキドキしながらもあえる日が待ち遠しくてたまりませんでした。

初めてのホームステイは英語が流暢ではないにもかかわらず、本当に家族によくしてもらいました。
アメリカ1日目はシャワーなんてお湯を出す方法もわからず、水で耐えました。
冬に水のシャワー、、、しんどかったです。


毎日街の紹介をしてもらいながら観光して、日本の文化についての話をしたり、家族の職場を見に行ったり、
思い出の写真を見せてもらったり。

言葉がうまく通じなくても家族のあったかな愛にお別れの時には涙が出そうでした。
今思えばその家族も「写真」をしていました。
撮影をして、印刷をして、、、
そのときにはまさか自分がスタジオで働くとは思ってなかったのですが、
こうやって振り返ってみるとそんな繋がりがあったなと少しびっくりしました。




言葉が通じないのは人が本当に誰かと関わりたいときには正直問題の核心ではないなと感じました。
でもそれと同時にこの何百何千と存在する言語がたった1つだったら、
どれだけたくさんの見えない壁のような距離感がなくなって、
伝えたい気持ちもきちんと伝えることができるのだろうと思いました。

小さいときから外国に興味があって、
言語を勉強しながら異文化に触れ、人に触れてきました。
それは刺激的で魅力的であったのと同時に、
これだけ多くの言語が存在する背景を知ったり感じたりすると悲しい気持ちになったりもしました。



初めてアメリカにできた家族。
日本に帰ってきてからも文通を何度か続けました。
あの時はパソコンを持っていなかったので、簡単に連絡する手段がなく文通のみでした。

月日は流れて、いつのまにか文通も途絶えていたのですが、
10年ぶりにメッセージがFacebookで届いたのです!!
Facebookで私のことを探してくれていたようです><

びっくりです。
私の中での家族はあのときのままの姿でいたので、
今の写真を送ってきてくれて家族様子を聞いて、この10年という時間の流れのすごさを感じました。
あの時18歳でボーイフレンドのいたお姉ちゃんは結婚して28歳にして4人のママに!!
でもスタイルも容姿もあの時のままで。子供たちの写真は正直、両親にまた子供が生まれたのだと思って
しまうほどでした。

当時イケメンだった弟も若くして結婚していました!
妹たちなんてまだ赤ちゃんの名残があったのに、もうレディーです><

私の頭がついていきません。。。。

10年間とまっていた時間ががこの日を境にまた動きはじめました。
当時言葉もなかなか通じない私を温かく迎え入れてくれたfamily。
高校2年生の1週間の時間が、今もこうやって続いていることに感謝です。


 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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