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創造する楽しさ 想像させる楽しさ
投稿日:2016/11/13
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創造する楽しさ
想像させる楽しさ
Photo by Sonoka
子供を被写体として撮影するとき、自由で無邪気であるがために、追いかけながらの撮影になることもあります。どんなに動き回る子供たちであったとしても自分が意図した写真に導くために、カメラマンはコーディネーターと共に被写体を誘導し演出しようとしてます。
スタジオでの撮影もいつも一緒の条件ではありません。時間によって天気によって、季節によって差し込む光の位置や量、色も変わり、同じくインテリとして存在する植物も季節によって顔を変え、そしてそこに降り注ぐ光によってもシャッターを切った時に移りこむ姿が変わってきます。
この可愛らしい男の子、まだ幼かったですが、共に会話をしながら動きをだしたり、ポーズをつけたりするのが上手でした。そんな可愛らしいモデルを見つめながら、この子と光で何かに普段していなかった新しいことを発見し、そして挑戦してみたいという思いました。スタジオを観察してみると、ちょうどこの午前中からお昼の時間にかけて一つの窓に光が綺麗に降り注いでいました。一つの窓しかないその場所をみているとまるで窓がしかくのスポットライトのように見えました。窓の外に生い茂っているアイビーの葉も光に照らされ、緑、黄色、黄緑、白、ブルーと陰影をつけながらいろんな色に輝いていました。その時、その窓から降り注ぐ光をみながら被写体をその場所に誘導し、より光の波を被写体に反射させるために窓ガラスを開け、身を乗り出して外を眺めている姿になるように声をかけ、環境と条件を作り出すために誘導していきました。光にもいろんな持ち味を持ったものがありますが、この時の光は写真にきらめきを増し、つやを与え、空、アイビー、ガラスと単独で存在していたものをぼかし形と色を調和させていくものであり、被写体の顔のラインや体の輪郭を明確にしてくれるものであると感じました。その光を最大限生かすために、探しながら到着した写真がこの1枚の写真でした。被写体の顔にも葉っぱの木漏れ日が当たり波打つように当たっています。そして被写体の目に移りこんだ光や、被写体に反射する波打つ光、そして葉と融合しながらぼやける光が、この写真にクリスタルのような輝きがとそこに存在する被写体の透明感にもつながっていると思います。撮影をしながら人工的には作り出すことのできない、この時間のこの光を利用してこの純粋な少年を、好奇心にかられる年代の少年を表現していきたいと思いました。
次に私が細かくみていたものが、視線です。私が被写体の横顔を取る時に一番神経を使うのが被写体の視線です。視線のむけられる角度は、写真にもたらす印象や完成度に大きく関わってくるものだと私は考えています。そのため視線を向ける角度を表現するために被写体に声をかけながら、質問をしながら提案をしながら、その角度へ導いていきます。撮影は被写体を動かす中で美しさを発見していきます。自分がその被写体を美しく表現するためにどれだけ動かし、観察し、細かく見ていけるのかが写真の完成度を上げていく要素であると思います。
今回撮影をしながら被写体と共にコーディネーターと共に環境と条件を創造しながら表現していく楽しさを感じました。環境と条件を共に作るためにコーディネーターもカメラマンも被写体にかける言葉一つや動き一つにアイディアを浮かばせながら行っていく撮影は直接的にそして瞬間的に判断しかわされていくものでもあるので、もちろん難しさもありますが、それこそ撮影の楽しさでもあり挑戦したいという意欲をかりたてます。この写真に写る男のこの視線をみながら、何を皆さんが想像するのかそれも楽しさのある部分です。
想像させる楽しさ
Photo by Sonoka
子供を被写体として撮影するとき、自由で無邪気であるがために、追いかけながらの撮影になることもあります。どんなに動き回る子供たちであったとしても自分が意図した写真に導くために、カメラマンはコーディネーターと共に被写体を誘導し演出しようとしてます。
スタジオでの撮影もいつも一緒の条件ではありません。時間によって天気によって、季節によって差し込む光の位置や量、色も変わり、同じくインテリとして存在する植物も季節によって顔を変え、そしてそこに降り注ぐ光によってもシャッターを切った時に移りこむ姿が変わってきます。
この可愛らしい男の子、まだ幼かったですが、共に会話をしながら動きをだしたり、ポーズをつけたりするのが上手でした。そんな可愛らしいモデルを見つめながら、この子と光で何かに普段していなかった新しいことを発見し、そして挑戦してみたいという思いました。スタジオを観察してみると、ちょうどこの午前中からお昼の時間にかけて一つの窓に光が綺麗に降り注いでいました。一つの窓しかないその場所をみているとまるで窓がしかくのスポットライトのように見えました。窓の外に生い茂っているアイビーの葉も光に照らされ、緑、黄色、黄緑、白、ブルーと陰影をつけながらいろんな色に輝いていました。その時、その窓から降り注ぐ光をみながら被写体をその場所に誘導し、より光の波を被写体に反射させるために窓ガラスを開け、身を乗り出して外を眺めている姿になるように声をかけ、環境と条件を作り出すために誘導していきました。光にもいろんな持ち味を持ったものがありますが、この時の光は写真にきらめきを増し、つやを与え、空、アイビー、ガラスと単独で存在していたものをぼかし形と色を調和させていくものであり、被写体の顔のラインや体の輪郭を明確にしてくれるものであると感じました。その光を最大限生かすために、探しながら到着した写真がこの1枚の写真でした。被写体の顔にも葉っぱの木漏れ日が当たり波打つように当たっています。そして被写体の目に移りこんだ光や、被写体に反射する波打つ光、そして葉と融合しながらぼやける光が、この写真にクリスタルのような輝きがとそこに存在する被写体の透明感にもつながっていると思います。撮影をしながら人工的には作り出すことのできない、この時間のこの光を利用してこの純粋な少年を、好奇心にかられる年代の少年を表現していきたいと思いました。
次に私が細かくみていたものが、視線です。私が被写体の横顔を取る時に一番神経を使うのが被写体の視線です。視線のむけられる角度は、写真にもたらす印象や完成度に大きく関わってくるものだと私は考えています。そのため視線を向ける角度を表現するために被写体に声をかけながら、質問をしながら提案をしながら、その角度へ導いていきます。撮影は被写体を動かす中で美しさを発見していきます。自分がその被写体を美しく表現するためにどれだけ動かし、観察し、細かく見ていけるのかが写真の完成度を上げていく要素であると思います。
今回撮影をしながら被写体と共にコーディネーターと共に環境と条件を創造しながら表現していく楽しさを感じました。環境と条件を共に作るためにコーディネーターもカメラマンも被写体にかける言葉一つや動き一つにアイディアを浮かばせながら行っていく撮影は直接的にそして瞬間的に判断しかわされていくものでもあるので、もちろん難しさもありますが、それこそ撮影の楽しさでもあり挑戦したいという意欲をかりたてます。この写真に写る男のこの視線をみながら、何を皆さんが想像するのかそれも楽しさのある部分です。
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