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Heart 2016/6/10
投稿日:2016/8/7
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Heart
2016/6/10
photo by min
write by sonoka
Dear まかちゃん
まかちゃん、元気にしてますか?
まかちゃんに会った日、私は忘れかけていた大切なことに気が付かされたように思います。
あの日出会って感じたこと、そしてまかちゃんのにこやかな姿が強烈に自分の中に残り、私は自分の胸の中だけでは留めておけないその思いを、自分の大切な友人や同僚に話をしたほどでした。
From そのか
Heart
「きゃっきゃきゃっきゃ」笑い声とともに、ヘアメイクの先生と止まらずにおしゃべりをする声が横から聞こえてきました。ヘアメイクの先生の名前を聞くと、ずっと「みどりちゃん、みどりちゃん」と呼んでいるその声はよく分からないですが、自然と私までいい気分になってしまうほどでした。衣装を隣の部屋で選んでいる間も幸せそうで楽しそうな話声と笑い声につられて、衣装室でつられてくすっと笑ってしまうほどでした。こんなにお話が大好きでずっと笑っている明るい姿は子供らしくてよく目にする光景ですが、まかちゃんのエネルギーはその何倍も。「こんなにもつられて笑ってしまうのか」と自分でも正直驚いてしまいました。それほどまでに彼女には周りを巻き込んで幸せにするほどの飛び切りのパワーがあるのだなと思いした。ずっとおふざけをしながらお話をしていた私たちですが、着付けヘアメイクが終わった後に耳元で一言。
「みどりちゃん、ありがとう。そのちゃんもありがとう。そして向こうにいるお姉さんにもありがとうって伝えてね」
あんなにおふざけをしている時は、おかしくてケラケラと笑っていた表情とはまた違う表情で私の手を握り、目を見つめながら、真剣なまなざしで彼女はそう伝えてきました。
撮影後も撮影中もどんな時でも明るくてにこにこお話をしてくれるまかちゃん。彼女の魅力は周りをも幸せにしてしまう、その明るさにもありますが、私が何よりも感銘を受けたのは彼女の感謝で満たされているその心でした。今こうやって一緒にいる周りの人が大好きで、みんなと楽しく笑って、共に幸せでいたいと、おちゃらけたり、笑わせてくれるまかちゃん。私たちの名前もしっかり覚え、名前を呼びながら何度も「ありがとう」と。時にはこんな私のことを気遣ってくれる場面もありました。そんな姿を見ていると、まかちゃんの方が大人なのではないかなと思ってしまいました。
こうやって明るい笑顔でいる理由、そうやってかける言葉には彼女なりの意味があるのではないかなと、ただそういるのではなくて、まかちゃんの心の中にはそうさせる「想い」があるのではないかと思いました。
周りの人が純粋に大好きで、心は周りの人を思う気持ちと感謝の気持ちで溢れているのが、彼女の言葉の一つ一つ、行動の一つ一つを見てると伝わってきます。そんな、まかちゃんの心から出る言葉、そして行動に私は本当に感動していました。
この出会いが、この時間が何か自分の中で忘れかけていた大切な気持ちに気づかせてくれました。まかちゃんのように感謝をすること、素直にいきることそして表現すること、一瞬一瞬をただ流れるままに生きて大切なことを見逃してしまうのではなく、丁寧に生きたとそう感じました。
彼女に会えたこと、そしてお父さんとお母さんに出会えたことに本当に感謝しています。自分の中でこんなにも強烈に心に残るのは初めてのことでした。彼女の心が、その言葉が、その姿が何よりも美しかったです。
愛する人と結婚をして、10か月という間お腹の中で育ち大きくなっていく赤ちゃん。自分の子供を持つということは一体どんな気持ちになるのでしょうか。自分が想像している何十倍も実際に赤ちゃんができると、愛おしくてたまらないのでしょう。私はよく撮影に来てくれたお父さん、お母さんにお二人の出会いの話や、出産のときの話や、子供が小さかったときの話を聞きます。自分に子供ができる感覚はまだわからないけれど、そんな話を聞いていると本当に自分の子供とはすべてを与えて尽くしたとしても、与えたという感覚すらない、そして絶えず与えたいと思う無償の愛に包まれていることを感じます。何もかもが初めてでスタートすることは期待もありますが、不安もたくさんあります。自分の子供が元気で、生まれてきてくれること、そして大きく成長してくれることはすべての両親の一番の願いであると思います。
私はお母さんと話をしていました。彼女がこんなにも明るくて周りまでも幸せにする力があることに驚いたという話から、.withを知るようになったきっかけの話をしながら、自然とまかちゃんの生まれたときの話になりました。今私たちの目の前で普通の7歳の子たちと変わらずに大きく成長したまかちゃんですが、600gという体重で生まれたということを聞きました。片手に乗るほどの小さな体だったと言います。保育器に入るまかちゃんや周りのお友達いるその場所は看護師さんも周りの家族の方たちも、とても明るかったといっていました。だから自分自身も明るい気持ちでいられたと。
自分が今こうやって笑っていられるのも、安心した気持ちで過ごせるのも、誰かがそうやって自分に与えてくれたからなのかもしれないなと思います。撮影をしていて笑えるのも元気をもらうのも、
誰かと一緒にいて安心した気持ちになるのも、誰かが私にそう接してくれるからだと思います。
看護婦さんたちの気持ちがお父さんお母さんに伝わり、そして部屋全部が明るい空気で満たされる。そして彼女もみんなからの心を受けて、彼女自身も満たされる。そしてまた周りの人に伝えていく。私もこうやってまかちゃんからもらった「心」を、その素敵な贈り物を、自分だけのものにするのではなくて、また私から誰かに与えられるように、、、、 自分が幸せでいられること、毎日笑っていられるのは自分と一緒にいる周りの人たちや環境があるからこそというのをいつまでも忘れてはいけないですね。そしてまたそんな自分も誰かの笑顔の要素の一つになれるのであれば、私自身毎日を丁寧にそして感謝の気持ちを忘れないように明るく生きていきたいと思います。
まかちゃんありがとう。
まかちゃんがこうやって元気にすくすく大きくなってくれて私は本当にうれしいです。
また会えるその日まで、そしてそのあとも、私もまかちゃんのように生きていきたいと思いました。
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