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青山店
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【写真分析】アップ

投稿日:2022/6/25

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Photo by Nana Tokumasu

Cordi by Hisho Morohoshi

 

 

引き写真、ミドル写真、アップ写真、クローズアップなど
いろいろな種類の撮り方があるがいまだに75カットの中で「お!」と思えるような一枚を残すことが難しいと思っているのが私です。

「写真で思い出を残す」と考えると子供たちの『今の姿を残す』ことが一番だと考えています。
だからと言って引き写真ばかりではなく子供らしい一部分に集中したクローズアップを残すことも大事だと考えていますが苦手な分野になっています。

 

『赤ちゃんが小さなコップをもってどこをかじろうか真剣に見ている時の姿』や『子供のころの長いまつげを残す』など様々な意図があってクローズアップを残すことができると思いますがグッと寄った写真を残すのが難しい!!!

しかし、今回の家族と出会ってその気持ちが少しだけ晴れた瞬間がありました。

それが今回の写真になります。

クローズアップではないが自分なりにグッと寄ることができた一枚になったと思います。

 

 

被写体の彼は、窓際に立ってもらっています。

背景は視線に行ってほしくなかったので余計な光は付けず暗く落としています。

自然光のみの光で顔の凹凸しているラインに沿って光が当たっている。

陰影ができるくらいの少し強めの光。

左側にはキラキラの前ボケを入れています。少しでも背景が気にならないようにと入れていましたがかなり溶けてしまいました。

けれど、その微妙な入り方がぼんやり感を出していて彼の表情とあっているような気がして…ラッキーだと思っています。

違和感のない入り方なので彼の表情一直線に目線が行きます。

顎が少し上がっているのがまたポージングに合った形をしていて、魅力的に見える彼の姿

髪の毛はあえてぐちゃぐちゃにし、かき上げている仕草をお願いしました。

この仕草には意図があってお願いしたポーズになります。

また、革ジャンが彼のかっこいい所を引き出すポイントとして強く協力してくれていると思います。

 

衣装は、コーディネーターのほっしーが作ってくれました。

彼の控えめな印象からあえて提案した革ジャンの辛口なコーデ。

家族の前では甘口な表情を見せるところがありそこの比較的感でグッとくるとBlogに書かれていました。

 

 

私の癖でアップ写真は標準レンズ70mmで、自分が被写体に近づいて撮るということが多いです。

 

 

撮影に一緒に入っているほっしーは、標準レンズ多めの撮影イメージですが

ジュニア撮影時のアップ写真では望遠を使い、グッと寄った一枚を残している姿をよく見かけます。

75カットのうち印象が残るくらいの寄り写真です。

それを真似してみようと私も望遠でグッと寄ってみました。

 

標準レンズでは寄れない距離感まで寄ることができたし、顔だけではなく仕草の腕も入れることができましたような気がします。

 

彼の身長が私と同じくらいで

アップ写真は少し苦戦をしていました。

望遠でも標準でも正面から撮ることしかできず、絵を変えることが難しかった

 

この写真を残せたのは

ママとほっしーと私の意図が合致したことからできた一枚の写真です。

 

「さすが中学1年生!しっかりしているね!」

という印象から始まった彼の撮影

話しかけると「はい、そうです」ととても丁寧な言葉で会話をしてくれる子でした。

けれど家族の中に入るとその子の可愛らしい表情が見れたりと

甘えているところや大人としての姿勢が撮影中にたくさん見してくれる子でした。

特に、ママの前ではまだまだ可愛らしい子供さんでした。

 

 

撮影としてはたくさん写真が撮れたので「OKです!」と合図を出したあと

ママに抱きつき髪の毛をぐちゃっとしている姿を見て

「もう少し撮ってもいい?」と

「ママさん、こんなポーズやってみませんか?」と相談をしたところ

「かっこいいですね♡」と意見が合致し、

直ぐにほっしーが意図を汲み取って彼にポーズの指示をしてくれました。

「こういう感じでかき上げてみて」と3人で集中モードに入りました^^

彼は、なにも文句を言わず、髪の毛をかき上げてくれました

Take3くらいまでやって「OK!超かっこいいの撮れた!」と私がいい「お疲れ様〜!!!!!」と撮影は終了しました。

 

この時のママは、私の隣にいて携帯をずっと構えて連写をし「いいね!かっこいい!」と盛大に盛り上がっていました♡

望遠でグッと寄った一枚を狙うのは少し集中力が必要になります。

75カットのうち1枚は「お!」と思える写真が残せたのではないかとおもう一枚です。

 

長時間の撮影に付き合ってくれてありがとう!

学校頑張ってね!

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
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