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青山店
写真分析「ママといっしょに」
投稿日:2021/11/15     更新日:2021/11/15
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Photo by Hisho Morohoshi
Cordi by Nana Tokumasu
ISO:400
絞り:2.8
シャッタースピード:1/160
レンズ:24-70㎜ / 63㎜
彼の髪の毛にワックスをつけて、緊張している顔にすごく似合っていてかっこいい
顔には、はっきりと明暗差が出ていて顔の輪郭がきれい
その陰によって子供らしいほっぺのぷくぷく感がはっきりと出て見えますね
目線の先にはママと私がいます
必死に着物を着ていることを忘れさせようと紛らわせている最中でした
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「ママといっしょに」
先に言わせてください。
当日は、本当に頑張ってくれてありがとう
人見知りが少しだけある長男坊。車の中で爆睡していた弟の二人兄弟
お店に来た時、初めて私の顔を見て「どうしよう、知らない人がいる」とでも言っているような不安な顔を浮かべていました。
ママと手をつないでスタジオに踏み入れ、細い廊下を通り、広い着付け室に入ったらすぐに部屋の一番奥の隅に隠れました。
ママと私が話をしている時には、私のことをずっと観察している3歳の兄貴
隣では、弟が爆睡を続けていました(笑
私がいることによって緊張をしてしまっていたので一旦、部屋を出ることにしました。
私が外に出た瞬間、中からは明るい声が聞こえました(^^
5分後に部屋に入ったら、ママにしがみつきながらでも頑張って着物を着ている兄貴の姿がありました。
弟は隣で爆睡中(笑
頑張って服を着てくれる子たちに対して“お菓子をあげる”という条件で着物を着てもらうということがたまにあるのですが、ここの家族は違いました。
ママとパパがとっていた行動は、、、
“おもちゃで気を散らす作戦”をしていました。
その姿を見て、すぐにママとパパの所に駆け寄り
その作戦に参戦しました。
作戦内容は、【バスの上にドキンちゃんを乗せることができるか?】という内容でした。
*私はバスの運転手役*
*ママはドキンちゃんを乗せる役*
*パパは寝起きで泣いてしまった弟のことをあやす役*
バスにドキンちゃんを乗せて何度も転げ落ちるという流れをママと二人で行いました。
私「さて、ドキンちゃんはこのバスに乗ることはできるのか?ニシシ(笑
ママ「おとととと^^;どうやったらこのバスに乗れるんだ?」……
この時、私とママは作戦を事前に話していたかのように生きぴったりで、
めちゃくちゃ楽しかった記憶があります。
その後も、ドキンちゃんとばいきんまんをうちわに乗せることができるのか?という遊びをしながら兄貴の緊張をほどいていました。
遊びながら彼の表情をついに!緩ませることはできたものの
撮影に入ったときに“その場に立ってもらう”という難題がまだ残っていました……
難題は何とかクリアした後
パパさんママさんのおかげで徐々に慣れてくれて、ついには、我々と一緒に遊んでくれるようになりました!
最初は緊張してはいたものの
完成した写真の中にこの一枚を見つけて私は本当に感動しました。
“いつ、このかっこいい瞬間をとらえていたのか、、、”と
着付け室で座った姿しか撮れなかった気がしたのに
光の当たり方、兄貴の見ている方向に当たっている光が表情に合っている
かっこいい雰囲気で写真として残っていて、これを見たあとにママと二人で声を上げ撮影中の思い出話をしていました。
こんな風に写真を見て一日の思い出が残る
今回のタイトルは、
「ママと一緒に【協力して着物撮影を頑張った】」というのがあっているのかな?と思います。
ライフスタジオに来てくれる子は、誰しもが人懐っこい子たちではありません。
人見知り、緊張しい、写真に興味がない子、思春期の子、様々な子供がスタジオに遊びに来てくれます。その子たちに合わせた話し方、その子たちに合った遊びをする、提案をするのが私のやれること。それを今回は、ママと一緒にできたことがこの家族と親しくなれた瞬間なんじゃないかと思っています。
こんな風に写真を見て一日の思い出が残る。何十年たっても一枚の写真を見て、その日あった出来事を思い出せるようなエピソードを作っていきたいと考えています。
また何かの機会がありましたらスタジオに遊びに来てくださいな^^
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