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光へ

投稿日:2018/9/20

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撮影は冒険の様なものだと思います。

わずかで、かすかに見える光に向かってコーディネーターとカメラマンは手を取り進んでいきます。

 

 

 

 

彼女は3歳。

初めてあなたを見た時はお兄ちゃんの後ろに少しかくれて二本の指を口の中に押し込んでいましたね。

とても緊張していたのが伝わってきます。

初めはお兄ちゃんと打ち解けることが必要でした。

 

お兄ちゃんと一緒に遊んでいくうちに彼女の口に入っていた二本の指も外に出て

彼女の笑い声が次第に聴こえてくるように。

 

親御さんもホッとした表情でした。

 

 

どんどん無邪気さが溢れてずっとスタジオで遊んでいたい。

またスタジオにきて遊びたい!

 

子供達にそんな風に思ってもらえる。

そんな撮影が私は理想的です。

 

 

 

 

 

 

【光へ】

Lifestudio Aoyama

 

 

状況把握のため

撮影側はこれまでの知識の引き出しを開けては閉めて開けては閉めての繰り返しです。

 

 

行き止まりだらけのダンジョンとも思ってます。

初めて会った時、人見知りかそうでないかわかります。

緊張しているのかそうでないのかもわかります。

そこから何をするのかというところが私たちに求められている事と思ってます。

 

最初のダンジョンの分かれ道は

①私達と遊べる。

②家族と一緒なら大丈夫。

 

最初軽めに①私達と遊べるの道に進もうとしたらすぐ行き止まりとなっていたので

今回は②の家族と一緒なら大丈夫な道はを進みました。

 

次は

①私達が笑わせる

②お兄ちゃんが笑わせる

③親御さんが笑わせる

 

①と②のどちらも該当し

 

①私達が笑わせる道を選び、仲間にお兄ちゃんが加わりました。

彼女はずっと口に二本の指を入れてましたが次第に解けていきました。

 

しかしお兄ちゃんが休憩に入るとまた口に二本の指が入っていきます。

 

 

またお兄ちゃんを仲間に加え彼女の緊張状態から解放を目指します。

一度素直な彼女を確認したかったのでお兄ちゃんとめいいっぱい体を動かし遊んでもらいました。

白くまのぬいぐるみに乗っかって、持ち上げて、心からゲラゲラ笑う彼女を確認したく必要な解放だと思いました。

 

 

私たちは緊張の理由を探るため、目の挙動や手の仕草、反応する言葉、歌、おもちゃなど、なにが好きか、何に反応するのか小さなヒントをたくさん積み上げてその子を把握していく必要があります。

それに加え、私たちで解決できる場合と協力者が必要な場合もあります。

いろんな選択肢を選び最善の対応が課せられるのが撮影だと思います。

 

そうやって進んでいくうちに武器を手にしていきます。

今回の武器は白くまとシャボン玉。

 

この撮影というダンジョンは進めば進むほど光が見えてくる。

 

遊んでいくうちに短い時間ながら信頼関係の様なものが芽生えて来ます。。

 

ライフスタジオのお兄さんとお姉さんの話なら信頼できるといった関係でしょうか。

 

緊張から解放状態

そして信頼関係

 

わずかな時間ながらここまでの関係になれたのは進んで来た道で私達と手を歩んでくれたお兄ちゃんと親御さんの存在もあります。

 

 

初めは私達と目も合わせるのもこわばっていた

 

しかし最後は

『ごろんと寝てみよう!』

『眩しいから帽子で隠れちゃおう!』

 

全部素直にやってくれました。

 

 

関係を作るための道筋。

大切ですね。

 

 

最後に、帽子に露出を合わせて顔に光が届かず暗くなってしまいました。

そこで絵本スイミーの白いページをレフ板代わりに使い、コーディネーターには絵本スイミーを調整し顔に光を足すサポートをしてもらいました。

そんなスイミーを見て笑っている表情になります。

 

もはやスイミーの絵本のページを開くだけで笑ってくれる。。。

信頼関係はとても大切ですね。

 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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