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青山店
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午前ティー

投稿日:2017/4/30

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目線を被写体に求めないイメージカットとして撮影した1枚。この1枚にだけ妄想を膨らませるとするならば、初夏のとある休日に、軽井沢などの避暑地で午前中のティータイムを母親と一緒に楽しむ女の子です。美味しいお菓子を準備している母親のお手伝いで、美味しいフルーツティーを準備している途中というカットです。季節感や新緑の爽やかなイメージを撮影する為に、奥に緑を多く配置し、女の子の扱う食器や椅子は白で統一しました。また、青リンゴなどの青系のフルーツをざっくり手前のカゴに入れて、よりイメージを固定出来るようにアレンジしてみました。

そして、午前中の柔らかい光の時間帯をイメージしているので、全体的に光が回るように、被写体の背景の少し高い位置からの光をメイン光にして、被写体から見て斜め左にライトを少し入れて、逆光で影に成りがちなフェイスラインやインテリアに光を与えることで、全体的に柔らかい光の空間をつくりました。なぜ背景からの反射光では無く、サイドライトをいれたのかというと、床からの反射光だと床の照りによって、少しギラっとした光になってしまうのと、床の色が反射して映り混んでしまうからです。また、蛍光灯は色温度により、少し青みが入るので、その色味が朝の爽やかな色の光を演出してくれるからです。またカメラアングルを少し低い位置にして、レンズに光を直に入れる事で、全体的にふわっとした光のフィルターを入れて、朝靄のような雰囲気をつくり、1番奥の窓はハイキーにして、手前と奥に遠近感をつけてみました。

今回、静止画だけど動画のような目線誘導をしたいと思い、あえて横位置の広い空間を意識して撮影してみました。インテリアを含めた横位置は、目線が様々な方向へ飛び散る可能性が高いですが、実は小物や人物の位置を決めていく事で、奥行きを出せたり次のカットに繋がる印象的な1枚になると考えています。


photo by Yuko coordi by Chiba
 

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