レポートReport
2010年教育プログラム計画書
2010/12/26
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2010年教育プログラム計画書
* ライフ人と教育プログラム
ライフ人を育てあげることこそライフスタジオが存在する理由だということに対しては、多くが同意する。
“変化・発展の原理そのものを理解し、
自由意志による人生を志向するために
関係を作りながら共に実践していく人”
このようにライフ人を定義づけることとする。
ライフスタジオは写真、空間、日本の社会という3つの柱の中で定義づけられていく。
写真がもっている「存在の確認、記録、思い出、美しさ、自己表現・・・」
空間がもっている「遊び、休暇、思い出、楽しみ、続いていく内容・・・」
日本の社会がもっている「愛と幸福への追求、家族、伝統と記念、疎外、価値の希少性、個人主義・・・」
ライフスタジオでは、写真と空間、日本を経験しながら写真館の概念を
「美しさを表現し、思い出を記録する楽しみの空間」と定義づけてきた。
現在日本の主流といわれる写真館とライフスタジオの形態、そして写真館の概念を比較していく中で
私たちの目標と行動の方向性が定まった。
「 日本の写真文化を変えるライフスタジオ 」
ライフスタジオで設定してきた写真館の概念と目標はブルーオーシャン戦略にもでてくる“価値の戦略的移動”として明確に説明することができる。価値を作り出し、その価値を全ての構成要素に適用したとき、戦略的な移動が起こり、それが新しい需要を創出しながら飛躍的な発展をしていく。
戦略的移動の核心は人が人を、人に適用するということであるとライフスタジオでは信じる。単純にすぐれた数人が作ったシステムでマニュアルを提示し、“こうしてください”といえるような内容のものではない。
内部・外部顧客はお互いに弁証法的発展を成す主体でありながら、客体である。
私たちの全ての活動の成果と失敗からライフ人という基準が設定されており、これからの事業展開と方向性自体もライフ人という基準になる。
2009年の活動過程の中で常に持つ疑問があった。
ライフスタジオは明確に、何を追及しているのか?
追求しているそのものを、明確に説明することができるのか?
追求しているそれ事態を、毎日実践しているのか?
私たちはどこまできたのか、そしてどこまで行くことができるのか?
私たちには様々な落とし穴があるのだ。
正確に、そして詳しく説明することもなく、なんとなく、誰も拒否することの出来ないいくつかの言葉を繰り返しているということ
多くの事業において特別な関係性の説明をすることが出来ないこと
全体的な設計図がなく、即興性に頼っているということ
何をどのように、どの程度まで進めてきたのか、確認することができないということ・・・・
一貫性をもっている教育と実践
日常的な活動による個人の習慣化への移行
内部・外部顧客が常に確認することのできる開かれた空間
到達可能な目標を1年単位で実行
同じ課題を同時に遂行することの出来る教育プログラムを通して共にライフ人になっていくこと・・・・
目的意識的に一定期間、刺激と変化の過程を共にすること・・・・
これがライフ人と教育プログラムの関係であり2010年教育プログラムを展開する理由である。
* 2010 教育プログラムの特徴
-. 一貫した計画と信念
人の変化や発展を期待するためには事前に計画し、私たちが望む方向に導いていくこと・・・そんなことは、神様だけしかできないことではないのか?それならば?
この時点で失敗が発生しがちなのである。人の成長は個別に努力をしていくべきだという考え、どうせダメだから適当な妥協点を見つけていこうとする考えの没落、会社の目標は利益と雇用でこの社会に貢献することだという盲目主義・・・・
私たちが到達することの出来る場所がどこまでなのか、正確にしることはできないが、一貫した計画の中で共に少しずつ前進していくことに価値を置いていきたい。また、変化発展をしていくという信念を持っていなければならない。
一貫した計画により日常的に教育と実践の習慣化がなされ、自分自身も気が付かないうちに変化・発展していく中でライフ人が作られていく文化の形成こそが、ポイントである。
*. 1年間の教育プログラム予定
*. ライフ手帳を通した自己確認及び共有
*. オーナーたちによる先行教育と参加
-. 情報の公開及び共有
最も恐ろしいと考えがちなことは、私たちが考え行動することが外部顧客に公開されていくことだ。それまでは自分の不安定な姿を公にすることに対する不安がある。もっともらしい言葉でベールに包まれている膨れ上がったイメージの中で、実際は普通の人が普通の話をしているという状況を、内部・外部顧客に露出していくこと自体が期待と憂慮を同時に持ち備えている。
しかし、私たちが成長していく過程でのこのような公開は、期待と失望の繰り返しの中で新しい価値が内部・外部顧客全てに対して見られることであると信じている。精神的な連帯感をもっている顧客との出会いと内部・外部顧客が同時に変化・発展していくということは、想像するだけでも私たちを興奮させる。
問題は、私たちの方向と実践の有無であり、それを見守る人々が核心ではないということである。
情報の公開と共有は私たちだけの知性能力と評価、拡大において必ず必要になる部分である。2010年1年間は、内部・外部顧客がどのように同時に経験をすることができるか・・・ということがポイントになり、情報の公開及び共有は、その中心にある。
*. ホームページによる教育課程の公開
*. 外部顧客の参加を誘導
*. スタッフブログの内容変化
-. 学習、討論の実践の習慣化
日本の教育における低次元での平準化に対する憂慮の中で、日本の学力評価が実施され、その結果に全国民の関心が集中した。日本の中でも田舎だと認識される秋田県が日本の全国学力評価で小学校2年連続1位、中学校が2位になったという話だった。
いろいろな要素がその具体的原因として考えられる中で“自分自ら勉強することの習慣化”ということが重要に適用されたという事実がある。
2009年の教育プログラムにおいて、スタッフ別、支店別で大きな偏差があり、若干のマンネリ化に陥るような状況も発生した。
教育と自己啓発の習慣化-これほど難しい課題があるだろうか?
しかし教育チームの日常的な集まりと学習、討論、実践の過程でスタッフの成長に対する貴重な経験をした。
*. オーナーたちの先行学習
*. 直営店による新しいシステム事前導入
*. ライフ手帳を通した教育と情報の蓄積
-. 互いに教え、学ぶ
教え、学ぶという区分をなくす。多くは自分自ら捜し求めていくものだ。
時には教え、時には学びながら自ら探していく教育プログラムが必要だ。その過程で自分がどこに立っており、どこに向かうべきなのかが明確になっていくと確信している。その中で本当の意味での他人に対する配慮というものを見つけていくことになる。
各自の教育ノートとして自ら学習しながらそれを有効且つ適切に整理、発表し、周囲に影響を与えていくエネルギーを確認していかなければならない。
また、それぞれの主題に対する担当制度を通し、無から有を創造し教えていくことに対する経験が必要である。
*. 討論の方法を各自の主題発表を中心に進行
*. 優秀発表の選別と褒賞
*. 様々な主題に対する自発性によりプロジェクトチームを構成
* 2010年の主題
主題を選定するということ自体が大きな冒険とも言える。その主題自体が間違っていることもあり、観念の中に入り込んでしまう可能性がある。
しかし、2009年を通して“漠然”としているという不安が常に存在する。
ライフスタジオで行われた2009年の教育関連事業の基準は“まず人の心を開き、出発地点に立たせよう”であった。見えない何かに縛られ、停止しているという問題意識から出発しただけに、先ずは世の中で体に良いといわれる薬をいろいろ試しながら、一緒に試してみることになった。
意外にもその薬の効果があったのか体が少し、動くようになった。
今はその出発地点に立っているという印象だ。それならば、どこに向かうべきなのか?
2009年教育プログラムの成果は
*. 技術的な問題(写真、コーディネートなど)に大きく執着しなくなったということ。
*. 漠然としていても、それ以上の何かがあるということ。
*. その何かがライフスタジオを動かす根本であるということ・・・・
では、それ以上の何かとは、何だろう?その何かを探し出す方法は?
結局選択と集中が必要だという結論に至った。一つの主題で一定期間、全てが知恵を出し合うことができれば、発展の動力になるというその何かを探し出すことができるという考えだ。
そして2009年の教育プログラムの過程を通して私たちが探してきた単語が“悩む力”によって鮮明になった。
“・・・・
では、他者とつながりたい、きちんと認め合いたいと思うとき、いったいどうしたらいいのでしょうか?・・・・
・・・・
それは‘まじめ’ということです。‘まじめ’というのは‘中途半端’の対極にある言葉ではないでしょうか。
・・・・
まじめに悩み、まじめに他者と向かい合う。そこに何らかの突破口があるのではないでしょうか。とにかく自我の悩みの底を‘まじめ’に掘って、掘って、掘り進んでいけば、その先にある、他者と出会える場所までたどりつけると思うのです。
・・・・
私は青春時代から‘私’に対する問いを繰り返しながら‘結局答えは見つからない’という事実を知ることになりました。というよりも、‘答えを見つけることはできないけれど、私がいけるところまで行くしかない’という答えを探し出しました。
それで、心が楽になりました。何が何だかわからないけれども、とにかくいけるところまで行くしかない。今も変わらずそう考えています。
私もまたサービス業に身をおく人間として、毎日多くの人たちとコミュニケーションをとっています。
その中で疲れることもありますが、多くのことを得るのです。
そしてそのときに得る事は、働く一番の理由である‘他者からの配慮’の一種なのではないでしょうか?
私自ら‘私はどうして働くのか’と、問いかけることがあります。いろいろな考えをめぐらせてみると、結局‘他者からの配慮を望むから’という答えに到達するのです。地位や名誉は必要ないといったら嘘になるし、お金も必要ですが、何よりも大きな目的は他者からの配慮なのです。それを通し、社会の中にいる自分自身を再確認することができ、私はこうして生きていてもいいんだという安心感を得る事ができるのです。
そしてそれは、自分の自信にもつながるように思えます。
・・・・”
‘悩む力’の討論の過程で出てきた‘真正(性)’という単語に、そこに何かを発見したような気持ちを隠すことが出来なかった。社会生活と経験の一般化になれきっていた単純な真理が、瞬間風にふかれてその存在を現したかのような瞬間だった。
まじめに物事、そして人に対していくこと、
説明できないような現状の中でも、過ぎてみればそれが最善の道であったということに気が付くこと、
そしてもう一度、小さな妥協と前進を繰り返しながら自分の存在を確認し、他者に対する配慮を深く認識するようになっていく過程が、私たちが生きていく方法だと考える。
しかし、そのようなことは会社が終わって家族や友達を相手にすべきことであり会社では一定の給与をもらいながら若干の自己否定をすればいい場所であると認識されてきたのである。
会社が終わってからいつ、どんな主題でだれとそんな難しい道を通過しようとしているのか?
その過程を会社で一緒に進めていくのであれば、それが最善の道なのではないのか?
‘自分が自分として生きていくために’ 最もいい方法は何だろう?
‘自分が社会の中で生きていてよかった’と実感するために最善の方法は何だろう?
ライフスタジオの全てのスタッフが同じ出発点に立った。共に歩いていくための最善の方法は何だろう?
私とあなた、そして社会にまじめに対していくこと。
その過程を共に経験し、発見していくこと。
資本と競争の社会組織の中で人生の価値を作りだすこと。
ライフスタジオの存在理由がライフ人を作ることであると述べた。
ライフ人とは‘変化・発展の原理そのものを理解し、自由意志による人生を志向するために、関係を作りながら共に実践していく人’であると定義づけた。
私たち全てがライフ人になるための核心原理を‘真正(性)’から探すことができるのではないだろうか?
適当に、なんとなく自らを慰労するということではない、‘真正(性)’という視覚からもう一度自分自身、他者、社会、顧客、写真、関係を再解釈してみることが最も正しく、効果的な方法だと考える。
2010年の教育プログラムの目標は‘真正こそがライフスタジオが存在する根本原理なのか?’という問いに対して答えることである。
私たち全てが真実で正しい心という効能をもっている‘真正’という妙薬を探しに、2010年の出発をしてみよう。
* 毎月の主題討論
-. 討論の形態
討論の方法において2つの方法が提示された。
一つの方法は「真正」が適用される実践単位を選定し、その単語を探していく過程。
もう一つの方法は文学、哲学、社会などの部分に分けて、その中で「真正」の意味をさがしていくこと・・・・
2番目の方法は、内容自体がとても広大で主題の入り口の周りだけをグルグル回ってしまう可能性に対する憂慮があった。そのような理由から、より近付きやすく、普遍的な価値だとされている単語の選定を通した自然な討論の方が容易だと考え、最初の方法での企画をした。
-. 2010年の主題を‘真正’、‘真正こそがライフスタジオの根本原理なのか?’と選定。
-. そのもとで6つの小題をつくり、1-2ヶ月間隔で進行する。
-. それぞれの本はオーナー会議で先行学習と討論を通して本別に主題を選定し、全支店にて討論をする。
-. 全てのスタッフはそれぞれの本別に自分の主題を1つ以上決定し、主題発表を行う。
-. 全体会議の場で事前にオーナー会議で選定し、各支店別に討論された共通の主題を展開し、意見を集める。
-. 各自の主題発表はライフ手帳に記録し、各支店のリーダーは優秀主題発表に関して全体会議の場で公開していく。
-. 月別の主題
1月 : 各個人単位で、2010年はどんな年なのか? (スタッフ個人の2010年計画書)
2-3月 : 成長と自己実現の関係 (次郎物語、窓際のトットちゃん、デミアン)
4-5月 : 資本主義とライフスタジオの緊張と希望 (資本主義はなぜ自壊したのか、
レクサスとオリーブの木、奇跡の経営)
6月 : 関係と愛の同床異夢 (星の王子さま、愛するということ)
7-8月 : どんな社会を夢見るのか? (ラダック懐かしい未来、世界の半分が植えるのはなぜ?自由論、木を植えた人)
9月 : 真正こそがライフスタジオの根本原理なのか? (ビジョナリーカンパニー2、
ブルーオーシャン戦略)
-. 情報の蓄積と連続性
まず、ライフ手帳の活用である。
個々人の主題発表、オーナー会議の選定主題討論、全体会議の討論など、体系的に整理され‘真正’の意味を確認していくためのツールとして活用する。
ホームページのEducation Plogramのディスカッションにオーナー会議において選定した主題討論に対する個人の意見をアップする。そして個々人の主題発表は義務とはせず、自発的で活発な活動に期待する。
* ライフ手帳
-. 目的
上記に記載したとおり、2009年まで進めてきた教育プログラムは個々人の心の扉を開くために適用されてきたものであり、ライフスタジオが何をする場所であり、方向性に対する論議の拡散を進めてくるということに意味をもっていた。
そして習慣化、一貫性、具体的な価値の獲得が必要であるという共感を持つようになった。
① いつも持ち歩きながら
② 持続的に学習と教育の主題に対する認識を拡散させ
③ 各自の変化・発展していく状況を確認し、話をすることのできる
④ その何かが、必要だった。
‘ライフ手帳’を作って2010年の教育プログラムの中心を作り上げようと思う。
‘ライフ手帳’ 制作と実行の目的は
*. 今まで全てが同意しているライフスタジオの理念とビジョンを明確に認識
*. 個々人の2010年の目標と進行過程を確認
*. 個々人の活動内訳を共有し、拡大
*. 学習と教育の習慣化
*. ‘真正’に対する認識と実践の媒介体
-. 内容
‘ライフ手帳’の内容は、大きく4つに分けることができる。
1つ目。
今までのライフスタジオの理念とビジョン、そして計画などを全スタッフが明確に認識することの出来る空間。ミッション・ステートメント、原則、2010年事業及び教育プログラム計画・・・・
2つ目。
毎月単位で行われる教育プログラムと全体会議に関連した空間。毎月の主題と共に各自の考え、各支店討論、全体会議の結論などが体系的に整理できる空間。
3つ目。
内部・外部顧客との関係形成のための空間。毎月会う顧客に対する印象、過程、成功事例などが整理される空間。
4つ目。
各個人の目標と実行計画、実践評価がなされる空間。
‘ライフ手帳’は最小200ページの分量で配布される予定であり、ページを添付することの出来る形態で制作し、一定量を超えた場合には新しい手帳を提供する。
2010年末、‘ライフ手帳’ベスト活動賞を決定。賞金としては10日間の休暇と30万円相当のヨーロッパ旅行チケットを贈呈。
1. ライフスタジオのミッション・ステートメント(1p)
“見飽きた毎日からの脱出” 自由に、そして真っ直ぐであること・・・ それこそが本当の自分に出会うということであり どこにいても、いつも共にあると信じる力になる。 お客様と出会い 私たちの写真とデザインで幸せを感じてもらえる瞬間こそが Life studioが存在する理由だと考えます・・・
2. ライフスタジオの原則 (1p)
-. 私たちは、人を放棄しません。
-. 私たちは、お互いに褒めあいます。
-. 私たちは、学習と討論を生活化します。
-. 私たちは、決定したことは必ず実践します。
3. ライフスタジオの歴史(1p)
*. 2006年 12月 no. 3 青山店オープン
*. 2007年 11月 no. 13 所沢店オープン
*. 2007年 12月 no. 9 水戸店オープン
*. 2008年 3月 no.18 名古屋店オープン
*. 2008年 5月 no. 7 成城店オープン
*. 2008年 10月 no. 11 横浜店オープン
*. 2009年 5月 no.8 名古屋日進店オープン
*. 2009年 7月 no. 2 浦安店オープン
*. 2009年 9月 no. 22 国分寺店オープン
4. ライフスタジオ2010年計画(3p)
2010年目標
ライフ人3名を選定
ライフ人を育て上げることがライフスタジオの存在理由である。
“変化・発展の原理そのものを理解し、
自由意志による人生を志向するために
関係を作りながら共に実践していく人”
ライフ人を定義づけるこれらの単語一つ一つに私たちが夢見る世界を作り上げるための要素がすべて入っていると信じている。生きた伝説を作り上げていくための努力の中に、私たちの成長動力を発見していくだろう。
‘樹木が樹木に言いました。 一緒に、森になって守って行こう。’
そんな人を、私たちは共に守り、育てていきましょう。
ライフ人選出の恩恵 : 1ヶ月間のヨーロッパ旅行、所属支店10%ロイヤリティ免除
3大核心課題
-. オーナー会議中心経営
オーナーの活動力はすなわち、ライフスタジオの未来です。スタッフに言う前に、オーナーたちが先ず先に学習し、実践する規律の文化をつくりましょう。
-. ホームページの差別化、アイデンティティの強化
差別化こそ、アイデンティティの強化です。私たちの考えと活動がそのまま公開され、蓄積され、そして顧客と共につくりあげるホームページをつくりあげていかなければなりません。
-. 教育プログラムの確立
オーナーたちの先行学習、学習して討論し、実践する文化をつくらなければなりません。
タイムスケジュール
2月 : 自由が丘店オープン
3月 : ベビーシャワー開始
4月 : 恵比寿店オープン・マタニティ&ベビーフェスタ参加
9月 : 大宮店オープン
11月 : ライフギャラリーインテリア開始
5. ライフスタジオ2010年教育プログラム計画(50p)
2010年 主題 (1p)
‘自分が自分として生きていくために’ 最もよい方法は何か?
‘自分が社会の中で生きていてよかった’と実感するためにいい方法は何か?
ライフスタジオのすべてのスタッフが同じ出発点に立った。共に歩んでいくために最もいい方法は何か?
私とあなた、そして社会にまじめに対していくこと。
その過程を一緒に経験し、発見していくこと。
資本と競争の会社組織で人生の価値を作りだすこと。
ライフスタジオの存在理由がライフ人を作ることだと言った。
ライフ人とは“変化・発展の原理そのものを理解し、自由意志による人生を志向するために関係を作りながら共に実践していく人”だと、定義づけた。
私たち全てがライフ人になるために核心原理を‘真正’という言葉から、探すことができるのではないか?
適当に、なんとなく自分を慰労するのではなく、‘真正’という視覚からもう一度自分自身、他者、社会、顧客、写真、関係を再解釈することが、最も正しく効果的な方法だと考える。
2010年の教育プログラムの目標は‘真正こそがライフスタジオが存在する根本原理なのか?’という問いに対し、答えることだ。
私たち全てが真実で正しい心という効能をもっている‘真正’という妙薬を探しに、2010年の出発をしてみよう。
【月別主題】
1月 : 各個人単位で、2010年はどんな年なのか? (スタッフ個人の2010年計画書)
2-3月 : 成長と自己実現の関係 (次郎物語、窓際のトットちゃん、デミアン)
4-5月 : 資本主義とライフスタジオの緊張と希望 (資本主義はなぜ自壊したのか、
レクサスとオリーブの木、奇跡の経営)
6月 : 関係と愛の同床異夢 (星の王子さま、愛するということ)
7-8月 : どんな社会を夢見るのか? (ラダック懐かしい未来、世界の半分が植えるのはなぜ?自由論、木を植えた人)
9月 : 真正こそがライフスタジオの根本原理なのか? (ビジョナリーカンパニー2、
ブルーオーシャン戦略)
6. ライフスタジオの顧客の声 (20p)
7. 毎月の全体会議の記録 (24p)
8. 毎月の写真解説 (24p)
9. 毎月の日程表 (24p)
10. メモ及び余白 (100p)
* 写真撮影技術
-. 撮影教室運営
2,3月 - 家族 (全 4回) 5,6月 – ウェディング(全 4回) 9月 – 野外(全 2回)
毎月第2、第4火曜日実施 (正確な日程は1ヶ月前に公示)
準備 : 会費 ¥2.000(お弁当と支店使用料)、カメラ、支店で撮影している本人の写真
参加者の義務事項
-. 参加一週間前までに報告書掲示板に各部門の写真の定義と撮影マニュアルを作成し、アップする。(例えば家族の場合には‘家族写真の定義と家族写真撮影のマニュアル・・・’)
-. 報告書の作成有無で参加申請の代わりとする。
-. 家族、ウェディング、野外各部分における資料調査を通し、いい写真、撮影したいと思う写真のサンプルを3つ以上持参
-. 家族、ウェディング、野外各部分で本人が撮影した写真を3枚以上、本人のブログに写真の評価とともにアップする。
-. ライフ手帳の写真解説
2010年の教育プログラムの特徴はライフ手帳を通して一貫して共有が可能であり、習慣化づけることができる個人別ライフ手帳の活用にある。
まだ写真を説明していくという方法よりも効果的なことを発見したことがない。
上記の撮影教室運営とは比較することのできないほど、効果的な方法である。
したがって、ライフ手帳を活用して写真日記を導入し、カメラマンたちの写真に対する理解を高めるきっかけにしていこうと思う。
-. 毎月1枚以上の写真をライフスタジオ全スタッフに配布する。
-. その写真の説明と解説、感想などをライフ手帳に書き込む。
-. 全体会議で共有する。
-. カメラマンはセンターから配布する写真以外に本人の写真の中から毎月1枚以上の写真を同じ方法で作成する。(写真日記)
-. 写真日記の質と量でカメラマンの写真に対する努力如何を判断する。
-. 現在フォトジェニックの写真をアップしながら特に意識せずにアップされる文章ばかりである。フォトジェニックの効果を半減させている。カメラマン本人も、何故その写真がいいのかわからずに、瞬間の印象だけで写真をアップしている。写真日記を通して、この部分も改善されていくと期待する。
-. 積極的な循環勤務
新しい条件と環境で撮影をすることがカメラマンの撮影技術を助けるということは全てが同意する事実である。このためには、リーダーとカメラマンが同時に努力をする必要がある。
これからライフスタジオはスタッフの移動に関しても同一のシステムがあるため、大きな混乱や変化が起こることはない。したがって、各支店のリーダーとカメラマンは自らの発展のためにも積極的な循環勤務を進めていくことを願う。
また、ライフスタジオのシステムだけではない一般的な写真館との相互スタッフ交流を活発にしていく予定である。
2010年 2月-4月(3ヶ月間) 1名
5月-7月(3ヶ月間) 1名
8月-9月(2ヶ月間) 1名
参加希望者は各支店のリーダーに意志を伝え、オーナー会議で日程を協議
参加者は循環勤務報告書を提出する義務があり、参加期間の間、毎月\30,000の補助金を支給される。(但し、そのほかの経費は本人負担。家賃、交通費など・・・・)
-. コーディネーター教育
時間が経てば新しいものが要求される部分がコーディネーターの教育だ。
また、リピート顧客が増え、少し違う演出を望む顧客も増えてきた。
この間、何度もコーディネーター教育の定例化を始動したが、持続的に行われることができなかった。また、教育も重要だが、定期的な市場調査、見学、購入のパターンが必要だ。
結論は、その部分だけを担当するスタッフの配置と現場中心の事業である。
オーナー会議の執行部の中にコーディネーター担当者を配置すること以外に代案を探すことが出来ない。
オーナー会議でのいい法案に期待する。
- 担当者は毎月1回、各支店を巡回訪問
- 各支店のスタッフと同じように撮影、モニター、電話、アシスタントの役割をこなす。
- 各支店とライフスタジオのベストコーディを開発
- 各支店のコーディネーター教育
- 各種衣裳とインテリア小物などの情報を収集、購入、配布、実行
- 写真教育時に同行し、コーディネートに対する教育と討論を主導
- 各支店の情報をオーナー会議で報告
- オーナー会議の執行部として役割を遂行
-. 終わりに
2009年度、確実に見た。教育チームを運営しながら、そのスタッフたちの変化・発展する姿を・・・・
ライフスタジオがつくられた理由をよくよく考えてみれば、“人が希望である”という結論に到達する。
そして、どれだけ考えてみても、始まりはリーダーたちがまず先を行き、その道を作ってあげなければならない。
リーダー、特にオーナーたちが変化・発展する2010年を希望する。