レポートReport
2018.01 [2018 ONE POINT オンライン計画書]
2018/4/23
3024
2018 ONE POINT オンライン計画書
2017.01.05 Mr. lee
★ONT POINT、世界と出会う
ライフスタジオの成功要因はなんでしょうか。
「価値の戦略的移動」という側面から説明できると思います。
10年前に書いた文章を引用してみます。
- ライフスタジオは美しさを表現しようとする人間の欲望を対象とする。
- ライフスタジオは楽しい思い出を記録しようとする人間の意志を対象とする。
- ライフスタジオは夢と希望を自由に広げられる遊びの空間を望んでいる。
ライフスタジオはこのような三つの価値を基準としてマーケットを見ている。新しいマーケット空間が創出することで、新しい需要を生み出し高収益の成長に向かうチャンスが生まれる。ライフスタジオは既存の写真館の境界線の外で全く新しく生まれたというより、既存の写真館を拡張して作られた。ゲームのルールが決まってなかったため、新しい価額・商品・インテリア・職員のマインドや教育・マーケティング戦略で新しい市場を作り出す。
当時「ブルーオーシャン戦略」という本が流行りだったので、本の中に出てくる内容をライフスタジオの状況に合わせて脚色して書いた文章です。大げさな部分もありますが、今考えてみると大きくは外れてないような気がします。既存の写真館は記念写真に限って事業展開をしていました。ライフスタジオは何十年も続いてきた業界のゲームのルールを変えました。写真館の概念を「美しさを表現し、思い出を共に記録する楽しい遊びの空間」と規定しました。リラックスできる住宅・自然光と蛍光灯の使用・カジュアル撮影・撮影後自由な商品選び、原本データCDの販売・1日最低限の撮影スケジュール、内部の情報がクリアに公開されるホームページ作り、内部の人たちの自立的な店舗運営、人間に対する教育と学習などの政策が推し進め今のONE POINTに至りました。「価値の戦略的移動」を通じて作られた新しい写真、顧客との関係、システムは結果的に顧客の理解と要求に答えることが出来ました。
韓国のことわざで「三斗の珠もつないでこそ宝」という言葉があります。いかに高価なものでも用をたさねば価値がないという意味です。「価値の戦略的移動」を通じてライフスタジオが日本の社会で自分の領域を確保できた背景にはインターネットという環境が決定的でした。インターネットという環境がなかったらライフスタジオが地域を基盤とした平凡な写真館から抜け出すことはできなかったはずです。「価値の戦略的移動」がインターネットと出会うことで、市場での反応は爆発的に起こりました。6ヶ月先までの予約があっという間に埋まり、サーバーがダウンする事態が起こりました。このような現象が生まれた理由は二つだと思います。一つは、「より良くより、異なること」を追求する差別化戦略で作られた新しい写真とシステムが顧客の利害と要求と一致したこと。二つは、競争他社の不在でした。しかし、この二つはいつでも真似できることです。自然光がたっぷり入る住宅を撮影空間とし、主力商品を原本CDに、カジュアル撮影で自然な雰囲気を演出すれば似たような写真が撮れます。私が最も心配していた部分は同じテーマと同じ条件で作られた、似たような写真が撮れる写真館の氾濫でした。ライフスタジオが求めていた差別化戦略は参入障壁が低く、より新しいインテリアとテーマ、写真で武装した写真館の出現は時間の問題でした。だから競争他社が登場する前にさらに事業展開を進めるべきだという意見を言う人々もいました。当時内部の強化と外部の拡張の間で悩んだ結果、内部を強化することに決めたのです。
「価値の戦略的移動」を他の言葉で表現すると、核心の競争力はどこから生まれるかになります。
先制的にマーケットに侵入して陣地を作ること、規模を拡張して市場での支配力を高めることは方法も知らなければやりたくないことでした。内部強化に集中すると決めた理由は簡単です。
人々が一番望んでいながらも上手くいかない部分が「人」です。
私から、あなた、私たちへと繋がる人間としての基本的な原理が具現できてないと思います。
組織内に真の意味の「私」と「あなた」がいないし、「私たち」と命名できるアイデンティティがなかったです。「写真館」、「働く人」、「顧客」という単語の中に「私」、「あなた」、「私たち」の意味が含まれていませんでした。「私」は個別に存在し、個別な人たちの魂のない結合で「写真館」が構成されていると判断しました。
「私」、「あなた」、「私たち」へと繋がる人間関係の復元と自己実現の空間として
「写真館」が存在すること。
これこそが本当の「価値の戦略的移動」だと思いました。
あまりにも言葉を作っているような印象がありますよね。大げさに言いましたが方向性は大体そうです。
数多い試行錯誤を経て、今ONE POINTで少しずつ希望が見え始めています。価値を作り出す組織の形を整えている過程です。2018年は二つの目標を持っています。一つ、ONE POINTの運営システムの持続可能性を確保すること。この部分は先日ONE POINT通信5で話しました。二つ、ONE POINTと世界の出会いです。これから話したい内容がONE POINTと世界が出会わなければならない理由と、それに伴う目標設定です。
ある外国の寓話にこんな話があります。
ある日、父親と息子が山登りに出かけました。途中、父親が登山用のスティックでキノコをトントンと叩きながら幼い息子にこんな話をします。
「よく見ろ。これが毒茸だ。食べると死ぬんだ。」
息子がその話を聞いて
「へえ~、これが毒茸か・・・」とつぶやきました。
その話を聞いた小さい毒茸が衝撃を受けて倒れながら言いました。
「あぁ・・・、僕は毒茸なんだ!私は誰かを殺す存在なんだ・・・。
私があんなに可愛い子を殺す存在だとは!!」
小さい毒茸が悲しんでいるその時、隣にいた他の毒茸が友達の肩を撫でながら話しました。
「大丈夫だよ。あれは食卓での話だから。人間の論理だよ。
あなたは私の友達だよ。
あなたは人々に食べられるために生まれたんじゃなくて、私と友達になるために生まれたのよ。」
私たちの全ての行為には対象がいます。固有の目的と理由があります。その対象と目的、理由の結合が現在の私を構成します。世の中の全てを自分中心に見るのは個人の自由ですが、それが幸せを保証するとは限りません。ONE POINTを構成している人は思う以上多く存在します。人々はそれぞれの対象と目的、理由を持ってONE POINTを構成します。毎日来てくれる郵便局のおじさんから、今日も店舗で着物を着せているはずの前畑さんの面白い話もONE POINTを構成している大切な材料です。ONE POINTは一種の共同体を形成する運動です。「私-あなた-私たち」に繋がる人生の問題をONE POINTというシステムを通じて人間に似たコミュニティを作るための努力です。2年前から始まったこの運動は一旦各個人と店舗の内容の生産に集中しました。各個人と店舗は自発性に基づいて陣地を構築するため色んな活動を展開してきました。私たちのこのような努力は「私-あなた-私たち」を作るための始まりです。同時にやったことをなされるようにしなければならないと強調しました。私はあなたへ、私は私たちへ、あなたは私へ、あなたは私たちへ、私たちは私とあなたへ・・・互いに意味のある存在として役割を果たさなければなりません。今は私に集中しているけれど、現在やっていることは「私-あなた-私たち」へ向かうための準備でした。
やったことがなされたと言えるような証拠はどこから発見できるのでしょうか。
自分が本当にやろうとすることの正体は何でしょうか。
一番広い意味で見るとONE POINTの構成員全てが幸せになることです。店舗が何かをやるというのは店舗を構成している全ての構成要素が良くなるためです。やったことは店舗の会議で新しく計画された内容の実践であり、なされたことはその実践の過程で店舗の全ての構成要素が良くなることです。自分がやっている仕事は関連している構成要素を少しずつ変化させ、その結果私たちを変えた時、それが「なされたこと」になります。やったこととなされたことはこのような関係性を持つため、私たちはやっている過程でもなされたことを想像し、配慮し、作っていかなければなりません。やったことをなされたことにするために「私-あなた-私たち」へ繋がる構成要素を連結し、意図的にアプローチして結果に対する追及も必要です。これが「仕事がなされる原理」です。
ONE POINTは世界と出会わなければなりません。世の中に受け入れられる単語を使い、世の中に受け入れやすいようにデザインも必要です。何より、世の中に注目してもらうための性能のいいスピーカーも必要です。ここまで話すと一般的にはマーケティングを思い浮かべます。より多く販売できるように外見を綺麗にすることだと認識します。正直、マーケティング自体はあまり興味のない分野です。やりたくないというよりは「知らない」が正解かも知れません。ONE POINTが世界と出会うということはマーケティングとは比べ物にならない遠大な過程です。ONE POINTの構成員が行う行為は対象と関係があります。自分と相手が同時に目標を達成することが私たちみんなの希望です。その希望を実現させるために今日も私たちは努力します。努力を通じて希望が現実で存在するようにすることがなされることです。このような一連の過程がなされる無形の集団を私たちは共同体といいます。ONE POINTはそういう共同体を維持させるシステムです。各個人と店舗が自分の根拠を作る行為と同時に世の中と出会うことをするのは当たり前且つ自然なことです。しかし、当たり前で自然なことがなされないことから不幸は始まります。
個別に存在する行為者から、自分の行為が関連の問題を乗り越えて
誰かに影響を与え、その影響で自分の存在理由が証明される好循環の構造を
作るために10年を走ってしました。
私たちがやろうとすることはこの好循環の構造を作ることです。
私から始まり、あなた、私たち、社会、世界に繋がり、またその世界が同時に自分に繋がる
好循環の構造を作らなければなりません。
ONE POINTが世界と出会うということはこの好循環の構造を構築することであり、私からあなたへと向かう段階です。ここで言う「私」が多くなるとそれが「私たち」に発展します。何か宗教的な匂いがするような気がしますか。話が長くなってちょっと幼稚になりましたが、言いたいことが何か分かりますよね。
では、ONE POINTが世界と出会うため、2018年の具体的な目標についてお話します。
★ONE POINT、オンラインの生態系を構築する
「ONE POINT、世界と出会う」は当たり前で自然なことです。この話ができる日を心待ちしていましたが、2018年の始まりと共にこの言葉を発することができて嬉しいです。
一緒に働いている同僚とも関係が構築されず、見えないガラスの壁で困っている人が顧客と共にするということはアイロニーです。個人から始めなければならないと言いました。現実での錯視を排除し、自分の根拠と積み重ねなければなりません。多少難しくとも自分だけの方法で自分を取り囲むいろんな構成要素との関係を築いていかなければなりません。つまり、自分の根拠を作ると同時に関係を作って行きます。ONE POINTが世界と出会うための方法は大きくオンラインとオフラインに分かれるでしょう。オンラインとオフラインはお互い繋がっています。オフラインがオンラインを牽引することもあれば、オンラインがオフラインを生み出すことも有り得ます。この計画書は2018年本社のオンライン活動に関係していますのでオンラインに限ってお話します。もちろん、オンラインとオフラインはコインの両面なので共に話すことになりますけれども。
まず目標を言いますと、2018年「ONE POINT、世界と出会う」を実現するための具体的な目標が「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」です。
生態系を辞書から調べた意味は「ある環境の中で生育する生物群と、その生物たちをコントロールする諸要因を含む複合システム」です。これを解いて説明すると、「全ての生物は周りの環境と深い関係を結びながら生きている。このように、その環境の中で生きている生物と、その生物を取り囲む土壌・空気・水分のような非生物的環境を総じて生態系と言う」です。もっと簡単に説明すると、「食べて生きていくことに関係する全て」が生態系です。ONE POINTのオンライン生態系を上の定義に当てはめてみると、「ライフスタジオの中で生きている顧客とスタッフ、そしてライフスタジオを取り囲む全てを連結させるオンライン体系」ということになります。
では、生態系を構築するのが何故重要なのでしょうか。二つに分けて説明してみます。
一つ、循環の構造は写真館の生存と関係があります。
普通の写真館では繋がることなく途切れるような事業展開をみせます。写真館から伝える一方的な情報を顧客が選択し、撮影後商品を受け取ればそれで写真館と顧客の関係は終了します。毎年撮影する商品や、広告のためのネットワークを作ったりもしますが大体は写真館の営業の一環に過ぎません。多額の広告費用を支出して、その結果顧客集める方法は長続き出来ません。ネットワークと体験が時代のテーマになったのも新しくありません。記念写真に限って写真館を訪れる顧客は段々減っています。スマートフォンはそれ自体がカメラです。いつも撮影できて、ネットワークで共有し思い出を消費します。写真館に行く理由はその分減ります。
写真館は夢を語り、その夢を現実で再現する責任があります。
言い換えると、顧客は自分の夢を実現させるために写真館を訪れます。
段々時代はその方向を向かっています。「夢」というから雲をつかむような観念的な話に聞こえますが、事実がそうです。顧客は自分が持っている現実的感じ、またはなりたい何かのために写真撮影を依頼します。子供が生まれ、目に入れても痛くない存在がいます。毎日子供がみせてくれる幸せな姿を表現し、記録したい欲求を持っています。自分が感じる幸せな瞬間は一瞬です。感じた途端過去になります。その温もりをもっと持続させたい、触りたい、毎日確認したいと思います。だから手元の携帯で写真を撮りまくる。しかし、それより「もう少し・・・」と望むから写真館に予約を入れます。以前は自分が撮影できなかったから依頼をいましたが、今は自分が想像する写真がより具体的になりました。同時に自分の想像以上を希望します。自分でも写真が撮れるようになったのに、顧客がライフスタジオにワザワザ予約を入れる理由がここにあります。写真館の存在理由は顧客の夢を実現させる所でなければなりません。だからライフスタジオの競争相手はディズニーランドだとあえて宣言しました。
顧客と写真館の関係は夢を見る時期、夢が現実で再現される時期、現実で作られた内容が共有される時期と3段階に分かれます。まず、顧客は写真館のホームページやSNSを通じて自分の夢が実現可能な写真館を探します。単純に私たちの写真館はこうで、商品はこのようなものがありますという断面的な情報で夢を語る時期は終わりました。各店舗の特徴と各種イベント、店舗で働いている人々が追求する世界観が説明されなければなりません。さらに写真館と店舗が夢をみて、それを実現するために努力している証も必要です。写真館はコンビニのように一律に作られているパッケージ製品を購入する場所ではありません。コンビニのように同じ写真、同じ商品の羅列では夢を語ることは出来ません。撮影を通じて夢が実現される状況と、その以降の共有にも同じことが言えます。このためにはオンラインネットワークというインフラが提供されなければなりません。この段階が持続的に循環されてこそ、写真館が世の中で生き残る唯一な道が開かれます。以前の写真館で証明写真は強力な収入源でした。自分を証明できる唯一な方法が写真しかありませんでした。だから需要も溢れていました。しかし、現在は各種のカードやオンライン決済などができるようになり、証明写真の立地は段々狭くなりました。始末には証明写真の機会が一般的になり、もはや写真館で証明写真を撮ることすらなくなりました。証明写真は機械の出現と、写真自体の需要が減少することで写真館固有の事業から離脱しました。果たしてこれは証明写真に限っての話なのでしょうか。パスポートを作るためには1枚の写真が必要です。パスポートは10年に1回の更新。ではパスポートのための写真撮影は10年に1回あるかどうかの話です。だけど、夢を現実で実現されることに有効期限はありません。写真館が自分の夢を実現させてくれる楽しい遊びの場なのであれば、写真館の持続可能性は保証できます。現在もこのような循環構造が一部分作動していますが、体系的ではありませんでした。オンラインの生態系を構築することは写真館の持続可能性を確保するための循環構造作りです。ここにも世界初、日本初という言葉が必要ですね。
二つ。オンラインの生態系を構築するのはONE POINTそのものです。
繰り返すことになりますが、ONE POINTの説明をもう一度させてください。人間らいく生きるための共同体がライフスタジオの目的です。これを具体的に表現すると「自立した人々の経済共同体」です。そのために私たちはONE POINTをしています。まず、ONE POINTでやるべきことを決めて、その約束を守る人々が集まりました。やるべきことは各個人と組織が自ら決めます。やるべきことは自ら根拠を作るための努力です。その根拠は共同体を作る原理であり、「私-あなた-私たち」へ繋がる関係を最も人間的に作り上げる材料です。自らによって自分の道を進んでいく人々が集まった共同体がONE POINTです。ONE POINTの構成員は顧客とスタッフ、そして関連した全ての人々です。この全ての人が「別々に、一緒に」生きていくための無数のプロジェクトとシステムがあります。オンラインの生態系はこの人たちとシステムをオンラインで確認し、連結し、拡大できるようにする全てをいいます。オンラインの生態系は顧客管理やオンラインの競争力強化を越えることです。
オンラインの生態系を構築するとは、ONE POINTが自ら表れるための具体的な方法であり
ONE POINTにしか出来ないことです。
オンラインの生態系が構築されるためには内容と形成が同時に必要です。ONE POINTの過去2年間の結果は私たちに希望を見せてくれました。内容の生産は持続可能だと肯定的に判断しています2018年はERPとホームページ改編に合わせて形式を作る作業を始められる条件が作られました。
ちょっと言い過ぎたかも知れません。オンラインの生態系を構築することが写真館の生存であり、ONE POINTそのものだとまで話してしましましたね。大げさに聞こえるかもしれませんが、少し考えてみると納得がいく側面があります。写真館を定義するときに人々は何を言うのでしょうか。人を評価する時、その人のどこを見るかが重要な基準になります。ひとつの行為をみても糸と結果に対する解釈はそれぞれです。時代が流れるのと自分が見ているのが相違している時に悲劇は始まります。世の中が進歩していると信じている人は、時代の変化と自分の望んでいることの一致を仮定します。現実的な混乱はあるとしてもよりいい方向を模索します。自分の芯になる原則を守る範囲内で熾烈に変化を求めます。時代と人の変化を写真館が追いついていません。写真イメージが溢れ出すこの時代に、写真館の存在理由と生存戦略を真剣に悩む時期もとっくに過ぎています。ライフスタジオは写真館を「人と人が出会う場所」と規定しています。人と人が出会い、夢を語り合い、その夢を現実で実現できる条件と環境を構築するために今まで走っていました。一人ひとりが余裕を持って、豊かで、分け合って、恵まれる人生を望みます。ONE POINTの2年間の活動の結果、各個人と店舗が内容を自発的に生産できることを確認しました。
ライフスタジオの全ての構成員と、
やっている仕事がひとつの体系のもと結ばれる作業を始める時期が来ました。
確認・連結・拡大の循環の輪を作り、その過程で発生する価値を
共有できる体系が「ONE POINT、オンライン生態系を構築する」です。
では具体的な内容を見てみましょう。
★オンライン生態系を構築するための5大事業
5大事業は各自具体的な計画書が順次に発表される予定です。
ここでは概略的な説明だけしておいます。
1.ERP、ホームページ改編
現在、ERPとホームページの改編作業を進めています。今までサーバーがダウンしたりするなど不晩な部分がありました。ERP改編の主な理由は業務改善です。当たり前ですよね。予約から確認、入力オーダー、商品、出庫に至る全てのプロセスにおいて効率を高め、ミスを防ぐ方向で設計をしています。ホームページ改編の核心は私たちの姿をありのまま表すことにあります。特に重点をおいている方向は顧客の参加です。前述した内容を顧客の観点からみると3段階の過程があります。その過程で顧客の積極的な参加が可能なホームページを研究しています。店舗だけの特徴と現在やっていることが上手く表れ、店舗イベント、各個人の主題とプロジェクト、殿堂入り、ゲストギャラリー、フォトジェニック、ライフアワードなどは顧客が参加できる条件を提供します。特にライフスタジオの深い内部情報、秘密まで公開すること、ライフスタジオの全ての部分において顧客の参加を呼びかける部分、顧客の理解と要求をリアルタイムで聞き入れる空間、顧客が持っている才能と情報をライフスタジオで発揮できる方法を模索しています。「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」の主要な主体は顧客です。内部の構成員と共に顧客が主体になることです。以前は写真館が主体で顧客は客体に留まっていました。写真館が提示して、顧客が取捨選択する方式でした。写真館と顧客が同時に提示して同時に選択する方法でERPとホームページの改編を考えています。もちろん簡単なことではありません。民主主義ほど遅く、非効率的な方法はないと言いますが、しかしながら一番早くて正しい道であることを歴史が証明しています。急がないでゆっくり、だけど正確に進んでいこうと思います。
ERPとホームページの改編は「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」のインフラです。私たちがやっている仕事の大半はERPとホームページなどのオンラインで行われています。曲がり道を直線にして、信号体系を再整備し、人々の通行券を保証するための改編をしています。近いうちにオンラインのことに関する公開説明・聴聞会を予定しています。私たちの現実を反映して、進もうとする道に相応しいERPとホームページが作られることを期待します。
2.店舗イベント
ONE POINT通信5で店舗イベントについて話しました。店舗イベントはオンラインを基盤とします。店舗イベントが成功するためにはオンラインで顧客と投げて受けるキャッチボールが必要です。予約のために店舗を探している顧客、撮影を控えている顧客、撮影をした顧客、撮影後の共有と活用、撮影の余韻をもっと感じたい顧客がいます。それぞれの場合は同じようで違うところがあります。店舗イベントは「顧客に向かって投げる」ことです。色んな種類の顧客が存在しているため、それぞれの顧客に投げるべき内容も結果も異なります。だから店舗イベントは多様に展開していかなければなりません。現在店舗と顧客のありだのキャッチボールが10だとしたら、「顧客に向かって投げる」という概念の店舗イベントが活性化した後は少なくとも100を超えます。この100を越えるということは革命的事件とも言えます。写真館が作られ既存の枠で行われる活動が10であることは、「あなたじゃなくても大丈夫」ことを意味します。しかし、10を100にしたということは「あなただから可能だった」ことを意味します。何かが逆転される印象です。その何かは、決められたことを行う人から決める人に、追いかけられる人から追いかけていく人に、受動的から能動的に、やったことがなされたことになることを意味するのではないでしょうか。
「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」は構成要素がお互いに影響し合うグラウンドのようなものです。一方的に投げて一方的に受けるのではなく、受け答えをしながら関係を形成し維持するのが「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」ことです。店舗は写真を生み出し顧客に価値を提供する基本単位です。ライフスタジオの中でまだ個人をみて一人経営の写真館に行く顧客はほとんどいません。多くの顧客は店舗単位で判断し、店舗の構成員も店舗に絶対的に影響を受けています。店舗は顧客の理解と要求を実現できる武器をたくさん持っています。例えてみます。もし9月から自分の店舗で撮影する全ての顧客に年賀状のデザインをプレゼントするイベントをするとします。年賀状のデザインはほとんど費用がかかりません。韓国デザイン室の協力もしくは店舗の中でデザインや編集能力がある人が4ヶ月間しんこうすればいいことです。50日の魔法はこの時に使うべき政策です。年賀状デザインが大したことではないように思いますが切実な顧客はたくさんいます。すると予約の段階から差が出てきて、顧客の店舗に対する忠誠度も上がり、年賀状コンテストなどの他のイベントが生まれる可能性も高まります。その店舗で年賀状イベントを行っていることを認知している人は数万人にいたりそのサービスを受ける人も数百人に及びます。そして、その年賀状をもらう人も数千人に至ります。店舗の小さな努力がこのような結果を呼び出します。この全てのことが「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」では起こりますので、10が100にも1000にもなれるのです。店舗を表し、店舗と顧客が同じに笑える決定的な事業が店舗イベントであり、これを可能にする基盤が「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」です。
3.殿堂入り
殿堂入りは「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」において一番独歩的存在です。ライフスタジオは写真館を「人と人が出会う場所」と規定します。人と人が写真を媒介として出会い、夢を共有するばしょです。この「人と人が出会う場所」はつまり「人が人を人として」につながります。このように「人と人が出会い、人が人を人として」を実現することが一つに凝縮されている事業が殿堂入りです。人と人が出会い美しさを表現しながら思い出を記録し、楽しく遊べる写真館はとても魅力的です。人と出会い、その中で発生した価値を撮影者は文章で、写真で記録し、その結果物を顧客と写真館が同時に共有するというのは最も理想的なことです。こんな理想的なことを現実で具現する作業が殿堂入りです。
殿堂入りはオンラインを通じて始まり、オンラインで終わります。殿堂入りはオンラインに自分の根拠を作る作業から始まります。自分の根拠に答える顧客の声で出会い、何かを作り出します。作られた内容は再びオンラインにあがり、ライフスタジオの構成員を含め顧客全員に共有されます。このような共有の蓄積はライフスタジオが追求する目的の実現を意味します。「生態系」は持続可能性を前提とします。1年後に消滅するならそれは生態系と言えません。生態系は外部の刺激に反応し、変化しながらも生態系を維持します。殿堂入りは生態系を維持するための核心的価値を持続的に生産します。共に夢をみて、その夢を現実で実現させる決定的証拠です。このような過程がオンラインを中心に蓄積されたら、ライフスタジオのアイデンティティは自然に強化され、それに同意する顧客が集まる好循環の構造が作られます。
4.評価においての唯一の基準
今まで評価について不満の声もありました。「ライフスタジオは評価システム自体がなり」、「誰が評価するのか」という問題定義が絶えずにありました。評価のための評価はしたくありません。具体的な数字で表せないものがなかったし、各現場で起こっている細かい部分を中央で評価することは出来ませんでした。しかし、今やっと評価できる条件が作られました。
評価には大きく「定性評価」と「定量評価」という二つの方法があります。定性評価は態度や正義、努力の程度を意味します。人間性とも関連があります。相対的基準であるので現実の色んな要素を考慮しなければなりません。自分の名前が付いた成果がない場合でも組織や他人への協力と犠牲などが考慮対象になります。数字では表せない部分だからこそ、主観的評価になり、悪い場合は権力によって利用されたりもします。それに対し、定量評価は数字で表現出来ます。数値が高ければいい事と見なされる成果中心の評価方法です。目標達成のためには効率的な評価です。しかし、やったこととなされることが違うように、数字が全てを表すとは限りません。目標が手段を正当化し、人を数字だけで判断するミスを起こす可能性もあります。それぞれ長所と短所があります。
ONE POINTでは二つの評価を行います。
定性評価は店舗で、定量評価はオンラインで。
店舗のイシューは自立経営店舗です。自立的に運営するための措置が進んでいます。店舗で起こっていることは店舗が一番知っています。定性評価は店舗で自主的に基準を作って、評価もしくは制限をします。定性評価は中央でできることでもないし、やってはいけないと思います。各店舗で発生している利益も一部は評価の結果として使われなければなりません。運営委員会と各店舗は独自の評価方法を開発し実行して下さい。
定量評価は「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」が行います。「ホームページに道がある」は「私たちの全てをホームページに入れる」ことです。今まではホームページが補助的集団でした。これからは変わらなければなりません。2018年からは「ホームページに表れてない内容は判断しない」ことに変わります。これは「ホームページに表れている内容だけで評価する」意味です。多くの仕事をしているけどホームページに入れてない人は評価対象になれません。評価対象にならない人はいい評価を受けることが出来ません。多くの仕事を抱えていることを中央では判断できないからです。この部分は店舗内で定性評価をして、そこでも評価出来ないのであれば評価自体を受けられない仕事だと判断するしかありません。「オンラインの生態系」ではその人の活動を具体的な数字で判断出来ます。ブログのアップロード数、文章の量、訪問者数、店舗ページのアップロード数、店舗メニューの活用、店舗ページの訪問者数、店舗イベントの有無、店舗イベントの効果、顧客の参加、殿堂入り、個人プロジェクトの進行状況、売上、客単価、予約状況、SNSの活動内容などなど・・・全てが数字で記録されます。その記録を根拠に中央では2ヶ月に一回評価内容を発表します。この評価は給料、店長志願、直営リーダー志願、インセンティブ、人事異動、業務内容の変更などの基準として活用されます。
評価は点数をつけて区分する行為だけに限りません。初めての道を進む時、人は地図を確認します。人に道を聞いたりもします。または一休みしながら今まで歩いてきた道と、これから進む道を考えながら調整と修正を繰り返します。ONE POINTは誰も進んだことない、共に進むべきである、人間的な組織を作る道です。写真館でこのような試みは自分が知っている限り世界初、日本初です。従って、私たち自らがその道を開拓していかなければなりません。私たちが進んでいる道が昨日より良いものなのか、明日はより良い未来が待っているのかを診断する唯一の方法が現段階では「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」です。ライフスタジオを構成する人とシステムが合わさった複合体系である「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」の長所は全てが数字で表示され、統計で確認できることです。先月の記録と現在の状況、明日の希望を予測することが出来ます。全体会議で多くの統計が発表して私たちが今どこに立っているのかを確認する時間も持ちます。今の私たちを診断・評価し、未来を予測する材料を「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」が提供します。
5.Instagram(インスタグラム)
インスタグラムは二つの軸で進めます。
一つ目はリボン・プロジェクト(Re:born Project)です。
リボン・プロジェクトを一言で言うと「2018年の一年は顧客とライフスタジオを共に作る」ことです。私たち内部で起こっていることをインスタグラムに公開し、顧客の参加を通じて採択された案件でライフスタジオを変化させることです。
二つ目はシンデレラプロジェクトです。アパレル業界と提携して衣装を供給され、応募形式で選別された人を撮影し、その衣装が一番似合う人を先発するプロジェクトです。具体的な内容は別途の報告書でご説明します。
個人的には「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」で一番注目している事業がこのインスタグラムです。「価値の戦略的移動」によって差別化を図ったライフスタジオを10年間成長させることができました。ところが、数年前から異常兆候が少しずつ現れています。簡単に言うと競争者か増えました。ライフスタジオが独歩的な位置から一般的・平凡的に移動している感じです。前述したように人に集中してその中で価値を作る作業は私たちの核心競争力です。確認、連結までは私たち内部である程度成果を出すことが出来ます。しかし、拡大には別途の技術と努力が必要です。その対象がインスタグラムです。私たちが世界に向かう態度、技術、人を活用して世の中に寄与し、その結果ライフスタジオに流れてくる通路としてインスタグラムが決定的役割を果たすと判断しています。ライフスタジオはインスタグラムに最適化している条件です。まず、写真の競争力がります。10年間のノウハウを蓄積しているデザインチームがいます。公益のために喜んで自分の写真技術を提供してくれるONE POINTの人たちがいます。そして10万組以上の蓄積顧客と毎月ライフスタジオの予約を控えている顧客、予約をして撮影をした1万組に近い顧客が味方にいます。正直これ以上何が必要なのか思い浮かばないほどです。
インスタグラムの活動はONE POINTの目的を外部に向けて実現できる最適の代案です。最近、共有経済という言葉が流行っています。財貨や空間、経験と才能を多数の個人が協業して他の人に貸したり、共有したりするオンラインを基盤とした開放的ビジネスモデルを言います。私たちが持っている撮影とデザインの技術を社会と積極的に共有するという意味です。インスタグラムは自分が見たものを撮影しますが、自分を自ら撮影するには制限的です。芸能人や特定の人に限っています。多くの人が夢見る自分の美しさを私たちが持っている撮影とデザイン技術で実現すること、それをインスタグラム上で拡散し、その結果ライフスタジオが世界と出会う光景が広がります。
★終わりに
計画書を書く時は地球を守るつもりですが、読み直してみる当たり前のことです。過去、現在、未来がごっちゃになる状況は人を興奮させます。書き終えてから読み直すことで平常心になり、現実が見えてきます。「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」は「ホームページに道がある」のバージョンアップです。初めてホームページに集中しようと主張した時のキーワードは「蓄積」でした。もやしに水をあげるように、たくさんのことをしていますがそれが集まらず次々と下に抜けていく感じです。確認、連結、拡大の循環の輪を作るためにまずは抜ける水を閉じ込める作業から始めなければなりませんでした。その水を閉じ込めるタンクがホームページだと思いました。1年近く「ホームページに道がある」と進行しながら多くの人がお互いに約束した内容を移行してきた結果、今ここで次の段階を語ることができました。これも「蓄積」の結果だと思います。
私たちがやっているのとはごく当たり前のことです。当たり前のことができてなかったから今まで肩がおもくなり偏頭痛があったのではないかと思います。当たり前のことを当たり前にこなした時にくる平穏感を味わったこと、ありますか。当たり前のことをやったことで私たちの人生が劇的に変わったり、遠くから白馬に乗った王子様が現れたりはしません。だけど、自分の中でなんだか人生の原理が作られている気がしませんか。1をすると2が来て、2をすると3が来るという単純な真理を私たちは忘れたまま生きているのかも知れません。やったことをなされたことにすること、仕事がなされる原理を装着するというのはあまり難しいことでもないけれど、無いと自分と人生を苦しませます。私たちに与えられた環境の中で、それを受け入れたり時にはそれに向かって大胆に条件を変化させる勇気を出したりするのが人間らしい人生だと思います。
ONE POINTのみなさん!!
「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」の話ができること自体で私たちは成功したと言えます。
その成功を可能にしてくれたONE POINTの構成員の皆さんに拍手を送ります。(パチパチパチ)
2018年が始まりました。
各自の道があり、また共に歩むべき道があります。
「別々に、一緒に」2018年を見事に過ごしましょう。
そして「ONE POINT、オンラインの生態系を構築する」も一緒に作って行きましょう。
私たちがライフスタジオの10年を作っていく主役です。