Photo by Lisa

Coordi by Inori

 

私が好きな写真の中に「淡い写真」があります。

 

私の思う淡い写真というのは、

・柔らさ

・薄さ

・優しさ

を表したものです。

 

ただ「淡い写真とは」という意識を持って考えながら撮っているのではありません。

被写体を見て、被写体に合わせた色を写真で表現しようとしています。

なので、結果としてこうした雰囲気を持った子に惹かれているだけなのですが。

 

いい意味で緊張感の無い自然体な子に惹かれます。

ありのままの姿で素を見せてくれているような子。

 

この子も色々な表情を持った子でした。

とってもよく笑いますし、子供だましのような簡単なクイズには真顔にもなります。

こちらの投げかけに対しても素直にリアクションしてくれることに、子供らしくていいな、と思います。

初めて会ったばかりの見ず知らずの大人なのに、心を開いてくれていると思うからです。

 

今や誰でも写真を撮れる時代。

スマホでも申し分のない画質で撮れるし、一眼レフだってエルメスのバーキンのような手が届かない高級品というわけでもない。

写真館として、カメラマンとして、わざわざ足を運んでくださる方へは自分では撮れない写真を提供するべきだと思います。

ただオシャレなインテリアで画質のいい写真を撮るのではなく、、、

 

自分の撮りたい写真

自分の得意な写真

自分の好きな写真

 

それらがはっきりあるか、ないか。

自分自身の個性を知らずに、それを成長させることはできません。

 

淡い。柔らかい。優しい。

そんな雰囲気が好きだから、それを表現することを突き詰める。