越谷店の2階のインテリアには、窓があり、そこから見える景色はなんとも開放的な蒲生の景色です。

大人からすると何の変哲もない景色です。 しかし、子どもたちからすると、あらなんと魅力的なんでしょう。

隣の畑を耕しているショベルカーあったり、駐車場に沢山車が停まっていたり。 窓の近くに来ると 今まで走り回っていた子どもたちは興味津々で窓の外を眺めます。

さっきまで泣いていた子も外を見ると少し落ち着くこともあります。 この窓から見える外の景色というのは、その開放感から、気持ちを穏やかにするパワーがあるみたいですね。

 

この時の彼もそりゃあもう2歳さんらしく、初めての場所に大興奮でスタジオ内を探検していました。

もちろんそんな姿もかわいいので、自然な姿も残しつつ、私たちは写真を撮るという目的のもと、あの手この手で彼の興味を引いていました。

撮影の終盤。 それまで遊んでいた、おもちゃやシャボン玉はそろそろ飽きてきた様子。

色んなことに興味を持つ彼なら、きっと外の景色にも興味を持ってくれるはず！と 窓辺に座ってもらい、窓を開けました。

すると彼は夢中で外を見渡し、見えたものを指差してこちらにそれを伝えようとしました。

そんな彼のこの心の動きが見える表情、そして指を差すしぐさを躍動感のある画角で表現したいと思い、 下からあおるようにカメラを構え、広角で撮影しました。

時刻は朝の10時半。 この窓から差し込む光はこの朝の時間が1番強い。 下から角度で撮ることによって、ちょうど直線上に太陽があり、フレアがキラキラと演出します。

青空や彼の指先が映っている瞳がとても美しいと感じたと共に、 普段見慣れている景色でも、見る人や見方によってはこんなにも魅力的に映るのだと考えさせられました。

日々同じ場所で撮影をしていると、やはり新鮮さはなくなっていきます。 そんな中でも、少し視点を変えてみるだけで新しい世界が広がるかもしれません。

そんな可能性に期待をしながら今後も写真を撮っていきます。

Coordinated by Miki

Photo and Written by Naomi