フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

Time to flow

投稿日:2015/9/30

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被写体を見て、インテリアを見て、光を見て…

写真を撮影する時には当たり前にしなければいけない事だけど、
私はもっともっとそれだけじゃなく、彼女のそのままの姿を美しく表現したかった。
彼女が笑ったり、泣いたり、驚いたり、
撮影をする中で沢山の彼女らしい姿を私たちに見せてくれました。
私たちがいつも見ている空間も彼女の目にはきっと違う世界が広がっていて
私はその彼女が見ている世界を少しだけでも一緒に覗いてみたいと思いました。
インテリアや空間自体は簡単に変わるものではないけれど、
人間がシャッターを切る以上はまったく同じ写真を撮影する事は出来ません。
毎日時間が過ぎ、同じ日がやってこないのだから
自分の目の前の被写体と毎日向き合う必要があるのです。
私が見ている世界よりもちょっとだけ目線をずらしてみたら普段見ない世界がそこにはあり、
彼女が寝転がりながら遊んでくれている場所には光が差していました。
コーディネーターが並べてくれた星のおもちゃは自分とパパとママの家族だと話していました。
彼女の今を少しでも私が垣間見る事が出来て私はシャッターを切ります。
彼女と私とコーディネーターとママとパパと一緒に過ごしたあの空間の思い出の瞬間が
少しでも記憶に残ってくれたらと思います。

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