フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
『空間』
投稿日:2014/12/2
965 2
No.99 Yokohama Aoba
Coordinaite by Kaori Sasaki
Photo by Manami
インテリアが入った写真を撮影するときはいつも緊張の連続です。
構図は悪くないだろうか?
フレーミングは綺麗だろうか?
水平垂直は取れているだろうか?
被写体に光は当たっているだろうか?
子どもたちは長くは止まれないから一瞬の中でそれを考えてシャッターを押さなければなりません。
水平垂直の取れた写真は美しく、見たときに自然と綺麗だと感じます。
インテリアがある場所では引きの絵であればある程、水平垂直が重要で、少しでも曲がっているとなぜだか居心地が悪く、少しだけ違和感を感じます。
それぞれの店舗にはそれぞれの店舗独自のインテリアがあり、そのインテリアの中で撮影をします。
インテリアの作りを理解し、そのインテリアへのアプローチの仕方を考えることで沢山のバリエーションが生まれます。
この線が多いインテリアはどこから入ってどこから写せば綺麗に見えるのか。
外からの光がそれぞれの被写体の顔の輪郭や服のしわに入ったことでモノクロの質感を少しやわらかく表現できました。
撮影の中にはいつも無限の可能性が広がっています。
けれどその無限の可能性のうち、自分たちが撮影の中で拾うことができるのはほんの一握りだと私は思います。
その一握りの可能性をどんどん確実なものにしていけるよう日々考え撮影していかなければと思います。
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