
光の量を抑えることで見えてくるものがあります。逆に、明るくすることで見えてくることもあります。
どれが的確かということは一概には判断できません。個人の感性によって、またその時の気分や心理によって、自分の求めるものや相手に伝えたいと思う気持ちに、変化があるからです。
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僕たちは常にいろいろな判断をしなければいけません。どう伝えるか、何を大切にするか、巡らせた想いを整理し、表現しなければいけません。
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同じように人が人の中で生きていくためには、自分の意志で道を切り開いていかなければいけません。他人に頼るだけではだめなのです。
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自分を変えていくということは決して簡単なことではありません。ありませんが、その努力を、我々は怠ってはいけません。
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生きていくことは戦いです。
どんなに暗い世界でも、明るさは持ち続けていきたいと願うのです。
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もっと明るくするか、もっと暗くするか、戸惑いながら撮ったこの写真は、今の僕の気持ちを反芻しているのかもしれません。