
ドレスと光沢のある石は、女心をくすぐります。
それは、何歳でも同じこと。
青い石の中を覗き込みながら『わーきれい...』
とつぶやいた彼女。
私も、子供のころ何度もビー玉を高くかざしながらのぞいていたことを思い出しました。
ガラス玉の中は、光の屈折が繰り広げられ、現実とは異なる世界が見えてきます。
見ていると自分がその中に吸い込まれていくような感覚になります。
まだ幼い彼女にとっては、その世界も現実と同様に扱われているのかもしれません。
そんな彼女の世界観を表現したくて、この写真を撮りました。
日常で着ることのないドレス、下から光が差し込むことにより
さらに神秘的な雰囲気が生まれます。
気に入ったガラス玉を手にしながら下に散らばる花やガラスたちを微笑んで見ています。
足をあげて楽しい世界に入っています。
非日常の空間、衣装、ポーズ、ティアラによって、彼女の新たな世界観が生まれました。
非日常だけど作りすぎていない-そんな写真を撮っていきたいです。