
女性は赤ちゃんがお腹にいる時が一番幸せで、
キラキラと輝く時だといわれている。
そしてその輝きを、私は撮影を通して直に感じることが出来た。
もうひとつの命を宿したそのお腹は緩やかな美しいカーブを描き、
一人の女性として、人間として、被写体として・・・
これ以上に無い神秘的な美しさを放っていたのだ。
自分の体を誰かと共有する唯一の時間を日に日に大きくなっていくお腹を見ながら抱く、
期待と不安をそして何より、赤ちゃんの誕生を待遠しく想うこの愛しい気持ちを・・・
私も強く感じ取りながら、シャッターをきって行きました。
それはもうすぐ生まれて来るその子に、
生まれる前から確かに降り注がれていた沢山の愛情を伝えられますように、
この時の幸せの形を、未来に残してあげられますようにと、切に願った瞬間だった。