フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

憧れを抱くこと

投稿日:2018/5/30

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男の子は恰好よくいて欲しいし、カメラマンとしてカッコよく残したいと考える。
かっこいいとは?シンプルに辞書を引くとこうだ。
「見た目や言動が人に好印象を与える。」
こうやって聞くとわかりやすいようにも感じるし、難解にも感じる。
要は外見もさることながらその人自身から醸し出されるものである。 それをカメラマンとしてどういう視点から見つけて切り取り形に出来るか。ということなのかもしれない。          

私が思う格好いいとは、一番に顔面。俗にいうイケメン。ジャニーズ?三代目?山崎賢人?
単純・・・。涙出るほどに単純・・・。
ではイケメンってなんなのかな?とか漠然と考える。
調べてみると
「容姿が端麗で優れている男性の事を指す俗語」だそうでまあ、思っていた通り。
ただ、人それぞれ好みもあるので絶対にこれだ!という顔立ちの正解はない。

 私個人的に、容姿端麗に加えて少しの色気がある人が恰好良い人ではないのかと。それは見た目に備えられたものではなく、醸し出されるふっとした瞬間に垣間見れるもの。 または、その人の才能などの内面的なものも相まってその人が最高にカッコいい!となり、そこにときめきが生まれイケメン!とつながるのではないかと。 男性は見た目じゃない!と言われる所以はそういうところにあるのかもしれない。        




    彼の変わりようには驚いた。 皆での撮影の際はやんちゃで元気すぎてこりゃ大騒ぎだ~!なんて思っていたにも拘わらず、ソロになったとたんにスイッチオン。ポージングまで提案してきてくれた(笑)←笑ってしまうくらいにきたので語尾に付けましたが。

一つ一貫して彼のこだわりは恰好よく。

この時点で、オンオフのギャップに驚いた。しかし、オンがオン過ぎて可愛い男の子の笑顔が満載である意味とても撮影が楽しくさせてくれたモデルさんだった。
そんな時、渡した帽子で新たにポージングをしてくれた。
帽子のつばを人差し指で上にあげるしぐさのポーズ。
格好いいにこだわりを持つ彼に似合っている。 印象的な目を強調したカットももちろん撮影したが、なぜ私がこの写真を選んだかというと上に書いた内容に付随する。
彼は格好いい子だ。イケメンだ。可愛い笑顔まで兼ね備えている。
そんな彼のふとした瞬間に、私はそれまで見なかった色気を感じた。
敢えての印象的な目を伏せ端正な鼻筋と手の隙間からみえる唇。
これは偶然かもしれないし、撮影の流れからの必然かもしれない。
でもこれは紛れもなく彼自身で彼にしか出せないものなのはたしかである。
彼が拘っていた格好いいはすでに彼自身に備わっていたのだ。
理想に憧れを抱くことで自然と自身に備わっていったものなのかもしれない。

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