フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

言葉と関わること

投稿日:2018/2/28

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人といると感じるのは

自分に人が
どのように接しようとして
私がどのように接しようとしているのか

ということ

 

ただ我が儘に
甘えていたとして
それを受け入れてくれるとしたら

相手の中の何かしらのバランスを
崩してくれているのだろうと思っている
 

でも
例えばお互いが譲らずぶつかり合ったとしても
当たって崩れた分だけ
一致する面は増える

それが人にしかできない能力なんだと思う




 

少し距離のある中で
カメラを向ける


 

そのことが今でも不安だ
 

撮りに来ていただく

そのこと自体ですでに
私が撮ることは許されている
 

ただそれでも
私を受け入れて貰えるだろうかと
いつも考えてしまう



 

写真1枚を見て

コーディネート+色合い+光
の安定感があるとか

こういう話になるけど
よくよく考えてみると
バランスって何なんだろうと思う

直感
感覚

加えて、
目に見えない空気

 

写真だけのことを
考えていて
写真は撮れない

人にカメラを向けるとは
つまりそういうことなんだろう

 

一番にあるのは
「楽しい」感情であって欲しい
 

その中でバリエーションを作り出すこと=言葉のバリエーションなんだと思う

 

「少し下を見て」以外にどんな声かけができただろう
彼女とこの前後にどんな話ができただろう
 

同じ撮影は決して無い
でも私たちは同じだけの時間しか過ごすことはできない
それなら濃い時間を過ごしたいと思う



 

お仕事で先に出られたパパを見送ってから
店舗までの坂道を
手を繋いで帰ったこと

彼女はどんな気持ちでいてくれたのか

そんなことを思いながら
この文章を書いている


 

 

 

 

 

 

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