フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

belinda

投稿日:2018/1/31

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彼と初めて会ったのは3年前。

彼がまだ2歳のときでした。

他の男の子よりも少し髪が長かったのですが、いかにもハーフらしい透き通った色合いだったので、軽やかに見えました。

感情を抑えることなく動き回る姿は自由そのもので、当時のカメラマンだった伊藤さんはそれを止めずに撮っていました。
日進店の庭で、私も一緒に楽しく遊んでいたのを覚えています。
白い肌にふくふくしたピンク色のほっぺたで、よく絵画で見る天使のようにすごく可愛らしかったです。

今回、彼は5歳の753で来てくれました。
2歳の頃にあった幼さを残しながら、笑顔もそのままの彼は、やっぱり動くのが大好き。
前よりもはっきりとコミュニケーションをとってくれました。
面白かったのは、 撮影中なにかふとした拍子で英語を話したときがあって、「(勝手な偏見で)あ、英語わかりますか?」と聞いたらママが「いえ全然」と答えてくれたこと。
日本に住んでるから当然ですね。
見た目はとっても日本人離れした彼ですが、はっきりと日本語でした!
少し照れてはにかみつつ、ふざけたり、興味のあるものへ引き寄せられていったりする姿は、5歳さんらしいなぁという感じでした。

さて、彼をどう撮ろう?と考えたとき、目を惹かれたのは透き通った瞳。
その瞳にインパクトを与えるには?
ただのクローズアップはつまらないかな。
ということで、植物を使ってみることに。

名古屋店の1階には光がよく差しますので、置いてある植物の葉も輝きます。
普段は前ぼかしや背景としてちょこっとだけ利用する葉を、あえて全面に。

彼を誘導し、この葉っぱの隙間からこっち覗いてー!と声をかけました。
遊ぶのに夢中でなかなか思う通りにはやってくれませんでしたが、それでも何度かトライし、何とか角度を見つけてシャッターをきりました。

ほんとは目線が欲しかったけど、まぁ、こんな表情も彼らしくていいな!とお気に入りです。
結果的に、とても楽しそうな1枚になりました。
 

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