フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

本当の自由

投稿日:2017/12/31

850 0

撮影は3月のことです。

撮影後、この日にフォトジェニックにあげようと決めていました。

どうしても、2017年の最後にあげたかったから。

 

 

彼女との出会いは、2014年

赤ちゃんの時しっかりと泣いて、自己主張がしっかりとしている彼女の印象

 

たくさんきていただいている中でいつも悩むことがあります。

 

「自由」な場所を提供できているだろうか?

 

私たちは、たくさんのお客様にであい、その中でたくさんのお話をするように言われます。

コミュニケーションをとり、楽しめる空間を作れるように努力します。

 

撮影中、コーディに入る人とも自分とも楽しめる空間ができるよう心がけながら

遊んでみたり、ちょっとお願いをして、しっかりポーズを決めてもらったり、

光の場所で止まっててもらったり、希望の動きをお願いしてみたり。

 

結局お願いが多いのだが、その中でも「笑顔」

それがバロメーターなような気がしていた。

 

彼女はそこを汲み取ってしまう。

こちらがアクションを掛ける

そのアクションに反応して「笑う」

しかも自然に

 

それは無理しているわけではない

「笑顔」という行為がなんのためにあり、どうゆう作用があるのか知っているかのように。

 

周りのために、自分のために

本来の「笑顔の力」をしっかりと把握しているように思える。

 

ここで撮影をしようと準備をし、

あとは「名前を呼んだら振り返ってね」とアクションが起きる声かけと、タイミングを待つだけ。

 

しかし彼女は、イラズラっぽく

上から振り返って見せた

自分から「あれがしたい」「これがしたい」と言われたことはない。

そして、 私が何をさせたいかを瞬時に察知されてしまう

 

そんな彼女が動きをする事に、私の中で何かが弾けた。

 

彼女の自由がちゃんと動き出した。

コーディに入ってくれていた塩澤さんの力も借りながら、
彼女から、自分からのアクションを起こせる環境を整えることができた。

3年の月日と、いろんな関係と環境とがうまく寄り添って
やっと本当の本物の自由を収めることができたと。

 

やってきてよかった、あの時に私はここにいてよかったんだ

これからもそんな関係が変化しながら続いていけばいいと心より思った瞬間でした。


私の、私なりの愛情が届きますように

Photo:Suzuki
Codi  :Shiozawa

SHIMOKITAZAWA

この記事をシェアする