フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

自由

投稿日:2017/12/29

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2017年がもうすぐ終わります。

今年は新しい写真学習が始まり写真の幅が広がりました。
まだまだ限界は遠いです。

今年入社した後輩たちがカメラマンデビューをして、
基礎を覚えて撮影にも慣れてきた頃です。

カメラマンになった以上、歴なんて関係なくて
みんなライバルです。


名古屋、日進では
私と藤さんによる写真の学習が行なわれています。

・毎日写真に触れること
・人の写真をみること


以上をモットーに楽しく、厳しく写真を学んでいます。

みんな負けず嫌いなので、教える側からしても、
刺激的な時間になっています。




最近、私たちカメラマンの間では

「撮影に自由はあるのか」

と話されることが多くなってきました。


自由の意味はいろいろあります。

一つはカメラマンの表現の自由。

少しの基礎さえおさえていれば、残りはカメラマン次第で写真は出来上がります。
少なからず私はそう思っています。

今年、私たちは西さんから分厚い写真マニュアルを頂き、愛読しています。
そこにはあらゆる技法が書かれています。


「必殺技を作れ」

西さんはよく私たちに言います。

クローズアップや圧縮など決め手となる撮影技法を使い、原本に変化を出す。
平坦な写真が75枚並んでいても、説得力は無いのです。
ここぞとばかりに必殺技を使い原本を作り上げます。

いまだ、と思った瞬間、
頭の中でどの技を出すか、決めて必殺技を決め込みます。
逃さないように瞬時に光と露出を決定し、
シャッターを押します。

技が決まったと確信した時、とても心地が良いのです。



もう一つの「自由」

被写体に自由はあるのか。


この写真は光も構図も決して新しいものではないです。
しかし、私が思う頭からつま先までの彼女の美しさ写したものです。

なんて声をかけたか覚えていないです。
足を触ってと言う指示ではないことは確かです。


カメラマン自身が声をかけてその瞬間にシャッター切ります。
被写体の動きを逃さないためにはやはり自分自身でその瞬間を作るしかないのです。

良い写真の定義が光や構図などの技術面しか見れていないことが多いです。
アシスタントが指示をして撮影者はシャッターを切るだけになってはいけません。


良い写真が生まれた瞬間、
それが偶然ではなく必然でなくてはなりません。



結局は正解なんてなくて、自分自身で写真は変わるということです。
撮影者がいればいるほど方法はあります。

「自由」と「自然」は永遠の課題です。。。

ただ、私は待っているだけでなくて自分から動こうと思います。何に対しても。











 

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