フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
natural
投稿日:2017/1/31
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題目:natural
「らしさ」という言葉を最近よく耳にします。
その人らしさ、そのものらしさ等の言葉によく使われます。
巷では、オーガニックやナチュラル感などの自然的なモノが溢れかえっています。なぜ現代人は作られたものより、自然なものを好むのでしょうか?
日本が高度経済成長期に入り様々なものが新しく生まれ、ビックバンの様に増え広がる時代となりました。
その様に新しいものが数多く生まれた背景には我々現代人の生活がより豊かになる為の利便性を求めた結果であります。
そこで現在よく耳にする話に「私たちは利便性を追求するがあまりに様々なものを失った」と聞きます。
学校でも環境問題に対して皆さんも考えた事があると思います。
さらに現代では環境の問題だけではなく人々の精神的な部分に対しても言及するところがあると私は感じてます。
その上で現代人が求める「らしさ」という表現は2つに要素を含んでいると私は考えます。
環境と精神の二つです。
環境的に言えば多くの自然であり、精神的に言えば自然の木々の温もりや野菜につく土の温かな匂い、職人が丹精込めて作った製品の温かさということができるのかもしれません。
動物は本能的に暖かいとこへ向かおうとする性質があります。もちろん心も温かさを求める性質がります。
その様な温かさという表現を現代人は「らしさ」と表現するのではないでしょうか?
晴れた日に期待を胸に来店されたご家族は何よりも撮影を楽しみにされていました。
3人の元気な姉弟とパパとママの5人で来店されたご家族には、もう一人これから生まれてくる命がありました。
生まれてくる命に対して喜びに胸をときめかす、ご家族の姿に私は温かさを感じました。
私が考える「らしさ=温かさ」という考えとインスピレーションが結びついた写真がこの写真だと言えます。
何よりも兄弟たちの愛おしいその姿、一人一人の顔は何よりも可愛らしさが溢れています。弟の幼いその表情と、
しっかりしないとと目をギュっとつぶる次女、そして母性までも感じさせるほどにシッカリとした長女の姿。
その兄弟を見つめるママは全てを包む温かさ。
3人の子供を大きな両手で抱きしめるパパの指先はママまで伸び家族の全員を包む姿。
この温かさこそが、家族の「らしさ」であると言うことができるのではないでしょうか?
Life Studio がなによりも大事に考えている関係性が美しく現れた瞬間でした。
“共に森に・・・木が木に言いました。・・・共に森になって守って行こう。”
素晴らしい友達に出会い、素晴らしい写真を創り出し、すばらしい思い出を、大切にしていくこと・・・
この写真はライフスタジオのその様な希望の象徴と言えます。
写真の工夫を凝らした点を以下の様に分析する事ができます。
『温かさを表現する光』
光は逆光を使うことにより画面の構成をふんわりとした柔らかい表現をすることができます。その柔らかさは「温かさ」という表現につながります。
『静かな印象を与えるモノクロの表現』
写真が白黒な理由を説明するには色というものに対して話す必要があります。
色というものは情報を持っています。
情報とは色に対する感情や意味さらに記憶と言っていいのかもしれません。
例えば赤色見れば血を想像したり消防車を想像したり、プレッシャーや熱い感じ等、様々なインスピレーションを持つことができます。
そのインスピレーションを「情報」ということができます。
つまり写真様々な色があればあるほど、たくさんの情報が存在し騒がしい印象を持たせる事ができます。
風景画などで街の喧騒などを表現をする為には様々な色を使えば効果的と言えます。
逆に静かな印象を与える為には色を簡略化あるいは減らす事が効果的です。
この写真は白と黒の二つの色に情報を絞ることで、静かな画面構成を表現しました。静かな表現は家族の温かさをより強調する為に用いています。
『未来を想像させる為の余白』
画面にある左の大きな余白は未来を表現しています。
被写体の進行方向に余白を作ると前進するかの様な印象を与えることができ、逆に後方に余白を作ると後退するかの様な印象を与える事ができます。
未来を表現する事でこれから生まれてくる命に胸を膨らますご家族の心情を表現しました。
「らしさ」という言葉を最近よく耳にします。
その人らしさ、そのものらしさ等の言葉によく使われます。
巷では、オーガニックやナチュラル感などの自然的なモノが溢れかえっています。なぜ現代人は作られたものより、自然なものを好むのでしょうか?
日本が高度経済成長期に入り様々なものが新しく生まれ、ビックバンの様に増え広がる時代となりました。
その様に新しいものが数多く生まれた背景には我々現代人の生活がより豊かになる為の利便性を求めた結果であります。
そこで現在よく耳にする話に「私たちは利便性を追求するがあまりに様々なものを失った」と聞きます。
学校でも環境問題に対して皆さんも考えた事があると思います。
さらに現代では環境の問題だけではなく人々の精神的な部分に対しても言及するところがあると私は感じてます。
その上で現代人が求める「らしさ」という表現は2つに要素を含んでいると私は考えます。
環境と精神の二つです。
環境的に言えば多くの自然であり、精神的に言えば自然の木々の温もりや野菜につく土の温かな匂い、職人が丹精込めて作った製品の温かさということができるのかもしれません。
動物は本能的に暖かいとこへ向かおうとする性質があります。もちろん心も温かさを求める性質がります。
その様な温かさという表現を現代人は「らしさ」と表現するのではないでしょうか?
晴れた日に期待を胸に来店されたご家族は何よりも撮影を楽しみにされていました。
3人の元気な姉弟とパパとママの5人で来店されたご家族には、もう一人これから生まれてくる命がありました。
生まれてくる命に対して喜びに胸をときめかす、ご家族の姿に私は温かさを感じました。
私が考える「らしさ=温かさ」という考えとインスピレーションが結びついた写真がこの写真だと言えます。
何よりも兄弟たちの愛おしいその姿、一人一人の顔は何よりも可愛らしさが溢れています。弟の幼いその表情と、
しっかりしないとと目をギュっとつぶる次女、そして母性までも感じさせるほどにシッカリとした長女の姿。
その兄弟を見つめるママは全てを包む温かさ。
3人の子供を大きな両手で抱きしめるパパの指先はママまで伸び家族の全員を包む姿。
この温かさこそが、家族の「らしさ」であると言うことができるのではないでしょうか?
Life Studio がなによりも大事に考えている関係性が美しく現れた瞬間でした。
“共に森に・・・木が木に言いました。・・・共に森になって守って行こう。”
素晴らしい友達に出会い、素晴らしい写真を創り出し、すばらしい思い出を、大切にしていくこと・・・
この写真はライフスタジオのその様な希望の象徴と言えます。
写真の工夫を凝らした点を以下の様に分析する事ができます。
『温かさを表現する光』
光は逆光を使うことにより画面の構成をふんわりとした柔らかい表現をすることができます。その柔らかさは「温かさ」という表現につながります。
『静かな印象を与えるモノクロの表現』
写真が白黒な理由を説明するには色というものに対して話す必要があります。
色というものは情報を持っています。
情報とは色に対する感情や意味さらに記憶と言っていいのかもしれません。
例えば赤色見れば血を想像したり消防車を想像したり、プレッシャーや熱い感じ等、様々なインスピレーションを持つことができます。
そのインスピレーションを「情報」ということができます。
つまり写真様々な色があればあるほど、たくさんの情報が存在し騒がしい印象を持たせる事ができます。
風景画などで街の喧騒などを表現をする為には様々な色を使えば効果的と言えます。
逆に静かな印象を与える為には色を簡略化あるいは減らす事が効果的です。
この写真は白と黒の二つの色に情報を絞ることで、静かな画面構成を表現しました。静かな表現は家族の温かさをより強調する為に用いています。
『未来を想像させる為の余白』
画面にある左の大きな余白は未来を表現しています。
被写体の進行方向に余白を作ると前進するかの様な印象を与えることができ、逆に後方に余白を作ると後退するかの様な印象を与える事ができます。
未来を表現する事でこれから生まれてくる命に胸を膨らますご家族の心情を表現しました。
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