フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
Right
投稿日:2016/8/31
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Photo by yoshie nishijima
Coordi by yuko oikawa
彼は5歳の男の子で、彼を取り巻く要素の中には人であるという事、日本に生まれたという事、5歳という特性と男の子であるという事、長男であるということなど他にも沢山あり、また私が気付けていない要素も沢山あると思います
彼は5歳特有のヒーローものや車、電車などが好きで、こちらが悪者役になれば負けないという気持ちが働き何としても成し遂げるといったような瞬間が出てくる
長男という事もあるのか責任感なども強く、こちらが提案した事に対し一生懸命応えてくれようとし、また自らポーズを決めるなど愛らしい瞬間などが見られました
撮影を進め3シーン目の洋服に着替え彼も恥ずかしさが無くなり私達と打ち解けて、撮影にノリノリになってきた頃、丁度窓枠から西日が射し込んでいるのを見つけた
今までなら窓枠から限られた形の光で尚且つ、光も硬く強い直射光を利用し撮影する事はしなかった
何故ならばこのインテリアは壁に張り付いており、ヴィンテージ調で、どちらかといえばカッコ良い雰囲気が似合う場所
廊下である事もあり、人の通りも多く中々この場所での撮影をするカメラマンは少ない
またインテリアと被写体、カメラマンの距離なども考えると、どうしても被写体が壁にくっつき、立体感に掛け良い写真になるのは難しいのではないかという固定概念もあった
壁に当たる光は強く、その光を利用し表現する事に難しさを感じていたという事もある
他の店舗でもあまり使われていない場所や光があるのではないでしょうか
一般的にスタジオ撮影でよく使われる光は、ある程度決めらていてサイド光か逆光が多い
順光を利用しない原因の一つに、順光はベタ光と言い、あまり良い写真が無い事や被写体が立体的に写らず表現が難しいという事もあり、順光への固定概念を私自身も、崩す事なく深く考えずに利用しなかったという点もある
しかし、果たしてそうだろうか?と1度立ち止まり考えてみる
その瞬間、疑問を抱いた事に対しての答えを探す作業が始まる
光について学び、順光でも良い写真があるのではないかとあらゆる手段で探し、順光の写真が世の中には沢山あるのだという事を改めて知った
その作業を通して、今の自分の考えや写真に変化を与える事が出来るのではないかと考えました
自身が持ち合わせているものとその環境と条件に新たに学んだ知識を加える
人が目標を決め、何かに向かって行動する事は
自身の知らなかった世界を知れる事に繋がり見えなかったものが見えるようになる
写真を残す事においてその変化は、撮影の進行や人との関係性を変えるだけではなく、自身の表現の幅を広げる事にも繋がり、また何が良くて何故ダメなのかという考えに迫り、自身の意識を変え考えを変え行動を変える
その経験と実績は、人に与える影響も変える
そんな中で挑戦したのが、この一枚
順光の光は被写体の正面から当たるため、被写体だけではなく周囲の色や形が印象的に写るという事と、鮮明に分かりやすく写る効果があるということを念頭に置き撮影をした
また光の強さで被写体のシルエットが壁に写るという効果もあることに気づき、それらにも意識を向け撮影を進めた
窓枠から射し込む限られた形をした光は、見方によっては、被写体のポーズや立ち位置で容易に表現を変える事が出来、彼の中で、ヒーローになりたいという生き生きとした姿を生かすべく、硬く強い直射光をそのまま生かし、被写体の正面から当てた
そうする事により被写体に当たる光の効果は、コントラストの強いカッコ良いイメージを与える
また壁に写るシルエットを生かす事でインテリアと被写体のポーズとの調和を生かしている
まるで彼がスポットライトを浴びているかのような表現を目指した
彼の人間性と特性、コーディネートの雰囲気やインテリア、光を見ながら一致する瞬間を共に努力し作っていった中で生まれた一枚
自ら何かに挑戦する事、何かを作っていく事は人によって状態によってはとても労力を必要とするし失敗ももちろん繰り返す
しかし、その経験と実績は見方一つで自らの糧となり、他に影響を与える
この時、私は彼の今ならではの姿を引き出し、より良く表現したいと考える一心であった
彼やその家族がこの写真を見返した時何を思い思い出すか
それがどこに繋がり、何に影響を与えていくのか
そんな事を考えながら、これからも崩しては作るを繰り返す
Coordi by yuko oikawa
彼は5歳の男の子で、彼を取り巻く要素の中には人であるという事、日本に生まれたという事、5歳という特性と男の子であるという事、長男であるということなど他にも沢山あり、また私が気付けていない要素も沢山あると思います
彼は5歳特有のヒーローものや車、電車などが好きで、こちらが悪者役になれば負けないという気持ちが働き何としても成し遂げるといったような瞬間が出てくる
長男という事もあるのか責任感なども強く、こちらが提案した事に対し一生懸命応えてくれようとし、また自らポーズを決めるなど愛らしい瞬間などが見られました
撮影を進め3シーン目の洋服に着替え彼も恥ずかしさが無くなり私達と打ち解けて、撮影にノリノリになってきた頃、丁度窓枠から西日が射し込んでいるのを見つけた
今までなら窓枠から限られた形の光で尚且つ、光も硬く強い直射光を利用し撮影する事はしなかった
何故ならばこのインテリアは壁に張り付いており、ヴィンテージ調で、どちらかといえばカッコ良い雰囲気が似合う場所
廊下である事もあり、人の通りも多く中々この場所での撮影をするカメラマンは少ない
またインテリアと被写体、カメラマンの距離なども考えると、どうしても被写体が壁にくっつき、立体感に掛け良い写真になるのは難しいのではないかという固定概念もあった
壁に当たる光は強く、その光を利用し表現する事に難しさを感じていたという事もある
他の店舗でもあまり使われていない場所や光があるのではないでしょうか
一般的にスタジオ撮影でよく使われる光は、ある程度決めらていてサイド光か逆光が多い
順光を利用しない原因の一つに、順光はベタ光と言い、あまり良い写真が無い事や被写体が立体的に写らず表現が難しいという事もあり、順光への固定概念を私自身も、崩す事なく深く考えずに利用しなかったという点もある
しかし、果たしてそうだろうか?と1度立ち止まり考えてみる
その瞬間、疑問を抱いた事に対しての答えを探す作業が始まる
光について学び、順光でも良い写真があるのではないかとあらゆる手段で探し、順光の写真が世の中には沢山あるのだという事を改めて知った
その作業を通して、今の自分の考えや写真に変化を与える事が出来るのではないかと考えました
自身が持ち合わせているものとその環境と条件に新たに学んだ知識を加える
人が目標を決め、何かに向かって行動する事は
自身の知らなかった世界を知れる事に繋がり見えなかったものが見えるようになる
写真を残す事においてその変化は、撮影の進行や人との関係性を変えるだけではなく、自身の表現の幅を広げる事にも繋がり、また何が良くて何故ダメなのかという考えに迫り、自身の意識を変え考えを変え行動を変える
その経験と実績は、人に与える影響も変える
そんな中で挑戦したのが、この一枚
順光の光は被写体の正面から当たるため、被写体だけではなく周囲の色や形が印象的に写るという事と、鮮明に分かりやすく写る効果があるということを念頭に置き撮影をした
また光の強さで被写体のシルエットが壁に写るという効果もあることに気づき、それらにも意識を向け撮影を進めた
窓枠から射し込む限られた形をした光は、見方によっては、被写体のポーズや立ち位置で容易に表現を変える事が出来、彼の中で、ヒーローになりたいという生き生きとした姿を生かすべく、硬く強い直射光をそのまま生かし、被写体の正面から当てた
そうする事により被写体に当たる光の効果は、コントラストの強いカッコ良いイメージを与える
また壁に写るシルエットを生かす事でインテリアと被写体のポーズとの調和を生かしている
まるで彼がスポットライトを浴びているかのような表現を目指した
彼の人間性と特性、コーディネートの雰囲気やインテリア、光を見ながら一致する瞬間を共に努力し作っていった中で生まれた一枚
自ら何かに挑戦する事、何かを作っていく事は人によって状態によってはとても労力を必要とするし失敗ももちろん繰り返す
しかし、その経験と実績は見方一つで自らの糧となり、他に影響を与える
この時、私は彼の今ならではの姿を引き出し、より良く表現したいと考える一心であった
彼やその家族がこの写真を見返した時何を思い思い出すか
それがどこに繋がり、何に影響を与えていくのか
そんな事を考えながら、これからも崩しては作るを繰り返す
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