フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
互いの人生を映し出しあう写真館とは
投稿日:2015/3/31
822 1
Coordinaite:volvo
ライフスタジオのビジョンとしてこのような言葉があります。
「日本の写真文化を変える」
この言葉に、当時の私は非常に関心を抱き高鳴る鼓動を胸にライフスタジオへ入社をしました。今までの日本の写真館にはない自然光を使用しての撮影、貸し出し無料のいかにも!・・・というイメージを抱かせる衣装ではなくあくまで「カジュアル」を意識した衣装と小物、バック紙ではなく「空間撮影」を主題として作られた手作りのインテリア。何もかも初めての体験ではありました。ですが、入社して今になってやっと、「日本の写真文化を変える」という本質を現場を通して肌で感じられるようになりました。
ライフスタジオにおける「写真文化を変える」こととは、一体何を変えることが出来たときに「成功体験」と定義することが出来るのでしょうか。
目に見える部分として先ほど挙げた「撮影スタイル」「衣装貸し出し」「インテリア」の部分を変えることが出来れば私達の使命は終わるのでしょうか?
私は、「それは違う」と断言します。
ライフスタジオにおける「写真文化を変える」とは、「人と人との繋がり方を変える」事だと私は定義します。
単純に、「お客様」と「従業員」という従来の私達がはまっている「型」から外れることを意味しているのだと思います。
お客様をスタジオに来てくれて、私達の商品を買ってくれる人という型にはめて、「これ以上は仕事上での関係上、入り込むことはしない」と勝手に自分の中で決め付けたボーダーラインの中で人を見て、接することではなく、「大切なかけがえのないあなた」として見ることが互いに出来る関係性を築き上げる事を最初に始める写真館を目指そうとしていたのではないだろうか?と気づき始めました。
お客様の要望に対して、奴隷のようにただ言われたとおりに撮影をこなす私達ではなく、「こういうのはどうでしょうか?」と一人の「人」として、要望に対して提案をして行くこと。一人の「人」として、目の前の相手に対して「知りたい」と行動を起こし、「知ってもらいたい」と相手に対して自身の情報をいかにしてその瞬間に伝えようと試みるのか。
だからこそ、私達は「哲学」を学ぶ事で「私は・・・」という自身の哲学を生み出そうと努力し、「私は何者なのか」という疑問を常に存在している「関係性」の中から見つけ出そうと努力し、写真分析を行い、自身と相手を「認識」することが出来るアンテナを作り出しているのだと私は理解しています。
私という「ありのまま」の存在を、そのまま受け入れてくれるかけがえのない存在であり、私自身相手の「ありのまま」の姿を心から望み、残したいと強く願えるかけがえのない存在との出会いの物語が数多く生まれる場所。それが、ライフスタジオが他と違う「らしさ」というブランドなのだと感じています。
そんな、「私との出会い」と「かけがえのない大切な存在との出会い」を常に再確認させてくれる仲間との撮影の時間とファミリーの思いで作りに毎年毎回参加を当たり前のようにすることが出来ているという「今」に対しての奇跡を感じることが出来る文化を常に私達は作り出そうと試みているのではないでしょうか。
日本の写真文化をこの場所から、本当に変える事が出来たときには、きっと私達の隣には常に「かけがえのない大切な人」であふれているのだということに気がつくことが出来るのではないでしょうか。
今の私を構成してくれたかけがえのない存在。
共に過ごした「過去」の記憶と記録があり、「今」を過ごし、「これからも一緒に楽しいこと沢山やろうね」と隣に寄り添ってくれるパートナーの存在が、今の私の唯一であり絶対的な自信です。
いつも、ありがとう。あなたの笑顔は私の笑顔を作っています。これからも協力してくださいね。
この記事をシェアする