フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

人 光 線・・・・・

投稿日:2014/12/26

839 1

Coordinaite by  Erika
Photoessay by  Akane
Photo by  Yuki
Photo in Mito
 
 
 
ふんわりとした大人っぽさを出したかった。
それが、私の持つ最初のイメージだった。
 
スタジオ内には、時間帯によって様々な種類の光が溢れている。
私は、その一つひとつを丁寧に汲み取ることにした。
 
希望の光・・・
優しい光・・・
幸せな光・・・
様々な意味をこめて、あたたかい光が女の子を包んでいる。
 

この女の子は9才の女の子。
見た目は大人っぽいお姉さんですが心の中は小さな女の子
1つ前のカジュアルの撮影は動きを出して可愛らしく変身。
そして、このドレスの時は少し大人っぽさを演出して、更にもう1つの時より大人らしさを表現した。

写真を構成する要素の中で、一番重要に置いているものこそ私は光だと考えている。
水戸店では今回の一枚のような、光の効果が美しく演出された種類の写真は、今現在も未開拓である。だからこそ、私はこの写真に挑戦したという想いとこれからの水戸店の写真の発展に期待してシャッターを切った。

被写体が光の中に立っているような効果的な美しい光が目の前にあるのを確認した。
その美しさを綺麗に残したくて女の子をこの場所に導いた。
その事によって、被写体の存在感がより効果的に引き立つことが確認できた。

この写真には多くの線が存在していることが分かる。
女の子の後ろに見える玄関の線や右横にある棚の線、廊下の線、左側にある壁の線、
などなど、写真に写りこむ線は非常に多く存在している。しかし、この線が大きな主張をせずに感じさせてくれていることが分かるだろうか。
効果としては、被写体の手前に少し丸みのある前ボケを持ってくることによって、
この線の存在感をやさしく包み込み、一枚の写真としたときに、光、線、被写体、小物、ポーズ、全てを調和させてくれた。
逆に、前ボケがない場合は写真を見たときに余計に線が気になり、この写真で伝えたい光の効果や被写体の存在感が失われてしまう。


この写真を、色という主題で見てみると、白、黒、紫色、深緑が存在していることが分かる。この色の関係性も非常に愛称がいいものだったことにより、一枚の絵として統一感がより強調されることになった。



独特な雰囲気を醸し出す女の子は、ヘアスタイルや表情の種類が少し大人っぽい要素を多く持っているため、一見大胆なポーズを求めがちではあるが、女の子の顔が雰囲気と比べすこし幼いことにより、美しいアンバランスさが生まれた。このアンバランスさがあることによって、女の子の今を映し出すことができた。
 
私は、今回初めてフォトジェニックに参加させて頂いた。
フォトグラファー歴としては10年という長い月日を過ごしてきたが、今後はライフスタジオの一員として「本当の意味での人の自然な部分とは何か、人の喜びとは何か」を追及していく最大限努力して表現できるカメラマンになっていけるよう、成長と発展を目指していきたい!!

 

この記事をシェアする