フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

イメージのための必要性

投稿日:2014/7/31

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kawaguchi 
Photo by kanami Coordinaite by matsuyama
                         
 
写真は奥が深い。難しいことが多く私にはまだ足りないことが多い。
私は私の今ある最大限の力を使って表現していきたい。そう思っています。
 
私の強みはなんなのか。もしあるのであれば、
被写体の姿を一番に写真から感じられるものを撮れることが強みであってほしいと思う。
構図よりも光よりも、なにより人の素直な姿を大事にしていける自分でありたいと思います。
 
人のどんな些細なしぐさも見逃さない、どんな表情もとらえていたい。
そのために、真っすぐ真っすぐその人を見ることが必要で、
しかし私だけでは足りなく、環境やコーディネーターの存在も不可欠です。
この写真は一瞬の出来事でしたが、
小物もポーズも声掛けも、イメージを作るために考えたものでもあります。
 
足を組んでいなければ、この振り向きはしない。
アンティークな小物でなければ、統一感もなくイメージが崩れてしまう。
衣装から伝わるこの子の姿を表現したいと思った私に対して、コーディネーターも一緒に考えていた結果のものであります。
 
この子自身は、とてもピンクが好きで、笑顔がかわいらしい子でした。
表情が愛らしく、元気いっぱいの女の子以上に女の子。
この前に着てたピンクの服も、ドレスもとても似合っていました。
それがその子の姿だと思います。だけど、この姿もこの子だと思います。
環境を作ったのは私たちでも振り向いた姿や写真から伝わる雰囲気は紛れもないこの子自身であると私は思います。

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