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【ライフファミリー143】なかむらさんち。(ライフスタジオ新横浜店:Kuroki Reiri)

投稿日:2020/5/15

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なかむらさんち。

- Nakamura Family -


今年の夏は、何だか短かったような体感です。梅雨が長くて、一気に暑くなったと思ったら、ひゅっと涼しくなってしまったような。今、夏の暑さを思い出そうとしても、あんまり思い出せません。
でも、毎年の暑い盛りにやって来る、彼らのことはよく覚えています。夏の日差しにこんがり灼かれて、それこそ太陽みたいに明るくて、元気で、賑やかで素敵で、可愛いご家族のこと。今年も、最高に楽しい時間を過ごさせてもらいました。

私は、彼らとは2015年の夏以来のお付き合いです。

初めて出会った時は新横浜店で、私はコーディネーターとして撮影をご一緒させていただいて、なんかすごく楽しかったのをぼんやり覚えています。笑 翌年からは、カメラマンで撮影をご担当して、まんまるほっぺの末っ子女子を兄2人がメロメロに可愛がっている様子にやたらとほっこりしてしまいました。妹の為に、兄2人が描いた絵を持ったきょうだい写真は、私が彼らとの思い出を辿る時にぱっと出てくる1シーン。いつからともなく彼らが持ち込む『紙媒体』も、撮影の楽しさと醍醐味になっています。笑彼らはいつも、3人でじゃれ合いながら笑っていました。







↑持ち込み紙媒体シリーズ。

 

毎年、毎回の彼らのその様子は、いつしか私にとっても、何だかとても愛おしい光景になっていました。

勿論、メロメロに可愛がられた末っ子はやがて大胆不敵な最強無敵女子へと変貌し、兄たちに対しての振る舞いは時に傍若無人という域まで達することもあるのですが(笑)それでも兄たちは優しくて、たまにはやられてムッとしたりしても、その懐は広く深いのです。

兄たちにとっては、無条件に可愛い妹。そして、妹もまた無条件に、兄たちを信頼しています。そんな彼らの関係性は、『家族』『きょうだい』という繋がりの中で、それぞれを肯定的に受け入れ合っているように見えて、私はすごくシンプルに、
「良い子たちだなあ」
「良いご家族だなあ」と思いながら、撮影をしていました。そして、私のそういう想いは、彼らを見る眼差しとして一貫して写真に反映されてきたように思います。

 

ありがたいことに昨年からはご指名もいただき、今年の撮影もご担当しました。今回お出迎えしたなっちゃんによると、玄関のドアを開けた長男の「今日は僕が主役です!!!!」という宣言で来訪が告げられたとのことでした。まだ前のお客様のご対応をしていた私に、なっちゃんがニコニコしながらご家族の様子を報告してくれ、「私初めてお会いしますけど、もうこのご家族皆さんのこと好きです〜〜」と言っていたのが印象的でした。

私がご挨拶に伺うと、主役の長男はドレス着てるし、次男と末っ子妹は小学校低学年の男子が好きそうなお下品ネタで笑い転げてるしで、場はすっかり温まっていました。笑

↑※撮影開始前 photo by ママ

 

「今年もお願いしますよ!」と、全幅の信頼を置いてくださるパパさんと、「またご迷惑おかけします〜〜」と、子どもたちのやんちゃぶりにちょっと困ったように笑いながら、それでもすごく楽しそうなママさん。相変わらず3人でじゃれ合いながら、この場を楽しみ尽くしてくれる3きょうだい。私となっちゃんは、できる限り彼らが伸び伸びと、生き生きと、彼ららしくいられるように、この場を整えていくだけで十分でした。とは言え、それができるのも、会ったばかりでもこのご家族の魅力を共有してくれるなっちゃんと、全部お任せしてくれるご家族の信頼があるからこそで、それに全力で応えたいと思う私は、ただただ毎年のように、彼ららしいその姿を「良いなあ」と思いながらシャッターを切っていきました。



 

終わるのが惜しい程楽しい撮影を終えて、モニターは長男の「さ!みんな!!俺のカッコいい写真見ようよ!!!!」という宣言で笑いに包まれながら始まりました。

家族写真にも、きょうだい写真にも、それぞれのソロの写真にも、歓声と笑いと、ぐっと引き込まれるように見入る横顔が、ありました。モニターが終わった後も話が尽きることなく、互いに名残惜しく、来年はもうピザとか取って一緒に食べましょう、と約束しました。

子どもたちは
「えー!!今やりたい!!今日やりたい!!!!」
「なんで!!?なんで今日じゃダメなの!!?」と大騒ぎ。

絶対に。絶対に、来年の撮影の時は、ピザ取って食べましょう。だから最終枠で予約取ってね?確認書に、そう書いてお渡ししました。笑

 

「ねえ、黒木さん、ここ何年目?」
最後に、パパさんにそう聞かれました。

「えーっと…ライフスタジオは9年目ですね。青葉店ではもう2年半とかですが」
「そっかー。いや、なんかさ、そろそろ異動とかあるのかなーって思って」とパパさんは言いました。

「異動しちゃうとかさ、何かあったら連絡してね。まあ、ライフスタジオの中だったら追っかけて行けるけど、黙って辞めちゃったりしないでね。辞めちゃう時は本当に連絡してよ、次のスタジオまで追っかけて行くからさ!!」
パパさんはニカっと笑って、そう仰ってくださいました。

 

私が、例えライフスタジオを辞めたとしても、写真の仕事に携わると信じてくれている言葉。パパさん、正解です。恐らく私は、今更写真を撮ること以外の仕事ができるような気がしないのです。

写真を撮るということは、私にとって、自分がより良く生きていく為の行為です。人を肯定的に見ること、肯定的に見ながら関係性を作っていくこと、そうして生まれた写真が、誰かの為の写真になるということが、私が生きる上で他者に関わりながら良い影響を与えられる、恐らく殆ど唯一のことなのです。この効能感を、この喜びを知ってしまったら、きっと他の仕事なんて、できない。写真を撮る上で、そのくらい、気持ちをぶち込んで撮っているつもりです。そして、そういう気持ちは、これまでの出会いや、たくさんの関わりや、何年も撮らせてもらってきたご家族とのご縁があって、培われてきたものなのです。だから、写真を撮ることはきっとやめないでしょう。ライフスタジオも、今のところ辞める予定はありません。笑

でも、もし、ライフスタジオを離れるようなことがあっても、こうして繋がっていられるご家族がいる。こうして、追っかけて行くよ、と言ってもらえる繋がりがある。それはやっぱり、私が『わたし』という人間として撮り続けてきた写真が、繋いでくれた関係性だと思うのです。

 

【お互いに『らしく』いられる間柄】。

中村familyとは、そんな関係性じゃないかなと思います。スタッフとお客様、撮影者と被写体、そういうのは通り越して、『わたし』と『なかむらさんち』。カメラを通して、写真を通して、お互いに自分たちらしく、空間を共有できる間柄。おんなじことを面白がって、ふざけ合って、笑い合って、大切にし合える間柄、です。

来年の夏は、絶対、みんなでピザを囲みましょう。きっとまた、3きょうだいのじゃれ合いに笑わせてもらいながら、めちゃくちゃ楽しい時間になりそうで、今から本当に本当に、次の夏が楽しみなのです。

Reiriさんのブログはコチラから。

▶Reiriさんのいる店舗はこちらライフスタジオ新横浜店です。

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「あなたに会えてよかった」
これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。

このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。


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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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