ライフファミリー
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【ライフファミリー086】元気に行こうよ。(ライフスタジオ仙台店:Gomei Kazuma)
投稿日:2019/4/8
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元気に行こうよ。
- F Family -
―写真館での出会い―
「5回目ですけれども、一番よかったです」
撮影後に頂きました、この言葉がとても印象に残っています。続けてこのようにお話しくださいました。
「この子が本当にリラックスしていて…」
私の前でにぎやかに楽しそうにしている男の子を見て、本当に?そんな気持ちを抱いたのを覚えています。
「去年は人見知りも強く、旦那とスタッフの方が頑張って…」
私と藤井ファミリーは今回初めてお会いしました。私も7年目を迎えまして、5回もお越し頂いていれば、お会いできそうな気もしましたが、コロコロと転勤をしていた私は、実は2回以上お会いできているお客様はもないのです。そんなこんなな数年間のおかげでしょうか、撮影に入らせていただいておりますお客様に対して、良い意味で一期一会。2度目があれば超ラッキー!!と言うような感覚を抱きながら撮影に入りますので、手を抜くことなく楽しんでもらおう。そのように考えるようになりました。ですから指名を頂いたわけでもありませんし、Fファミリーは私が撮影に入るまで、私と言うライフスタジオのスタッフのことは知りません。当たり前です。私はこう思うのです。素敵な出会いとは偶然起こりえる物ではなく、変哲のない出会いを人為的な行為を通して素敵な出会いに変えていくのだと。
さて、ここで問題はどのように素敵にしていくのか、機会はきっと平等にありますが、方法は人によって異なるのが、難しい事です。
皆さんには嘘つけ!!!と言われそうですが、その方法においては人より悩むことが多いと思います。悩むだけはしませんが、悩んで行動しての試行錯誤を多く行っているつもりです。ライフスタジオにとって、カメラ(撮影)と言うものは切っても切り離せません。では撮影においても、しっとりとした写真を撮る為の空気や、ばきっとした格好良い写真を撮る空気など、技術を込めながら自分も行って行きます。正直まずまずは行えます。そんなに悪くないです。すると、次の疑問が自分の中で沸々と沸いてく来ます。単純です。
「なんだかな~」
私がやるべきはこれか?この方法か?これでいいのか?多くの疑問が押し寄せます。悩む悩む悩む。悩むだけでは愚の骨頂ですね、人は修正して変化をしていかなければなりません。そういう際は一旦立ち戻る事が大切です。考えを立ち戻す何か、例えば信念や心情、ルールや心構えなど類似するものはいくらでもありますね。私のカメラ(撮影)ではなんであるのか。
―ゴメラマンの信念―
元気な写真が撮りたいんだぁ――――――!!!!!!私の撮影の信念はこれに尽きます。何故なら撮影のモットーは「家で元気でない子供は居ない」と考えているからです。と言うより家で元気でない子を見たことも、聞いたこともないからです。自然な写真館に勤める物として、自然とは何かと考える事が無数の回数と時間がありました。回数も時間もそれなりに考えてきましたが、写真館や子供の自然の定義とはもしかしたら永遠のテーマに感じるほど、概念的要素が多く、わからなくなっていきます。ですから、自分で考えて決めて、行うことが大切だと考えます。現在の私は、自然は元気な姿が近いのだと考えています。元気に遊ぶ姿、楽しそうに笑う姿、それをできる空間を作る事と、写真に残していく事。私の唯一の武器だと考えます。
当たり前の話ですが、スタジオは自然な環境ではありません。まず第一に、日常的に来ることのない場所という事で、自然のフィルタリングに引っかかります。どちらかと言うと非日常的な空間なわけですから、緊張をするのも分かります。
彼も、例外なくとても緊張をしていました。初めて会う大人を目の前にして、あいさつや受け答えは出来る物の、それどまりになる事。これ自体は全く珍しい事ではありません。そしてこちらの投げかけに、少しはにかみながら、にやにやとする姿。目元口元が、僕は緊張しています!と言わなくてもビシビシと伝わってきます。さてここからどのようにしていくか。
―我々は共犯者である―
ポイントは共であるという事です。共とは一緒にという事になりますが、大体の事はしてはいけないという自制心からある程度の行動が決まるものだと思います。例えば美容室などで叫んではいけない、何故なら鋏の手元が狂うから。あとは世間体的にという事で、私は静かに過ごします。写真館も変わりなく、写真を確りと撮る場所であるという認識がこのくらいの子にはすでにあるものです。家でもしっかり頑張るんだよ!とエールを貰っている事でしょうし、頑張らなくては!しっかりしなくてはならない!そんな感じではないでしょうか。
ですからお子様たちも、きっと真面目な方が撮影するのだろう。大人の人だろうと、基本的な考えでいる事は、そう間違っては居ない事だと思います。基本的に商業では当たり前の流れが存在します。例えばカフェで、注文すれば、注文した飲み物が届くように。ここでは予定調和とします。この予定調和が崩れる瞬間に、人は感情を出すきっかけが生れるのだと思います。例えば注文したものと違う商品が来たら怒りが、いつものカップに私に向けたコメントが合ったら嬉しさを。ですからこれを崩していく事から始めなくてはならないと感じているので、端的に変な事をします。今回は、極端に顔を近づけて話してみたり(5cmくらい)、無理難問なクイズを出して間違えたらこちょこちょしまくったりと、「なにこれ!?」と思うようなことばかりです。最初のきっかけは、顔を近づけた時でしょうか、これまで声を殺しながらクスクスしていた彼でしたが、ぐわはは!と声をだして顔を背けました。
きっと何だこの人は!なんでこんなことをするのだろう!いつもとなんか違うと思ってくれたことでしょう。
これから彼に提示する事は、どこまでふざけていい場所なのかボーダーラインをぐんぐんと上げていく事でした。ですから、私はふざけて撮影をします。家では周りの目がありませんので、恥ずかしさもさほど覚える事もなくふざける事も多いでしょう。疑似的な物にはなりますが、同じような空間を作る事が私は大切だと考えます。無駄に大きな声を出して歌ったり、暴れたり、普通の大人にはあり得ない事を。
「一緒にやってみよう」
そう思ってもらえる事を大切に。
―感動を共に―
モニター時に、ママさんが大変感激してくださいました。5回目で一番よかったと、息子がとてもリラクッスしていたと。そして涙を流してくれました。そして次回は五明さんのいるところに来ますと。ですから私は、どこでも行きますよ。次回ご予約を頂きましたところに。と答えました。冒頭にも書きましたが、基本的には迷っています。新たな物を模索しようともしています。ですが、正しい道に進んでいるのかは、過程の状況ではわかりません。正解か不正解かは結果論だと思っています。
好きな言葉があります。一休宗純の言葉に「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わずいけよ、行けばわかるさ」
まあアントニオ猪木の引退試合で知った言葉ですが。基本的に道は暗し、道は長い。そっと後ろを見てみると道があるのか、無いのか。自分自身ではわかりません。正しく進んでいるよ。そんなことを教えてくれるのは、お客様の反応であり、ありがたいお声で気づくことができます。なんとなく今は、間違っていなかったのだと感じます。Fファミリーの感動に、共感しながら。
この出会い関係をこのように記してみます。
【情意投合】
▶Gomeiさんのいる店舗はこちらライフスタジオ仙台店です。
Butterflyから選ばれた殿堂入り
大切な家族へ宛てた私たちからのメッセージ。
ただ単に撮る人、撮られる人ではなく、
「あなたに会いに来ました」と言えるような関係が増えていくことを願っています。
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