殿堂入りHall of Fame

【殿堂入り070】Kanemaru Family(Kudo Satsuki)

2018/12/6

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誰かの人生を見つめていくということ。

- Kanemaru Family -


誰かの人生を見つめる実感

私はひとつのお店に何年も通いつめたことはあまりありません。ヘアサロンにしても、洋服屋にしても、系列店には何度か行くけど、ひとつの支店・ひとりのスタッフを気に入って、(一定の時期はあるけど)何年も長く通いつめることは、無いのです。だから、ライフスタジオで働くようになって、ひとつのお店でいつものスタッフを指名してくださるお客様がたくさんいることが、とても嬉しい反面、私にはあまり実感することがない感覚なので少し不思議に感じていました。

ライフスタジオで働き始めて2年目を過ぎた頃、横浜店の先輩だった加藤さんが退職され、それから少しした後、横浜店の同期だった蒲谷さんも退職されました。その時に、加藤さんから直々に託されたファミリーがいます。そのファミリーが金丸ファミリーです。加藤さんと蒲谷さんが仲の良いファミリーだからと言っても、同じ横浜店だったので全く知らないわけではありませんでした。撮影のときは、通りがかりでも話したりしていましたし、蒲谷さんは撮影のたびに「愛おしすぎる」を連呼していましたし、加藤さんはプライベートで飲みに行ったりしていました。なんとなく、どんなファミリーで加藤さんと蒲谷さんのような関係性を築いてきたのかも知っていました。だから、2013年に二人が退職すると聞いて気がかりだったのが金丸ファミリーでした。

そんなとき、「工藤ちゃん、頼むね。金丸さんの撮影に入ってほしいんだ。」と、加藤さんから声がかかり、二人を引き継ぎ私が担当させていただくことになりました。担当が私に代わっても、変わらず金丸ファミリーはライフスタジオに年に2回、通ってくれました。パパとママは謙虚で丁寧な方で、子どもたちには厳しいところもありますが、でもライフスタジオで子供たちの誕生日には写真を撮ることを本当に楽しみにしてくれます。こどもたちも、早々に私の名前を「さっちゃん」と覚えてくれていて、ある日道端で会った時も私は気が付かなかったのですが、子供たちが遠くから走って「さっちゃーん!」と声をかけて駆け寄ってきてくれました。私は徐々に金丸ファミリーの中にある私の存在が色濃くなっていくことを、本当にうれしく感じていました。最初は加藤さんから託された大切なファミリーでしたが、話しているとママからライフで撮ることの意味や普段は言葉に出すのが照れくさいであろう家族への愛情が伝わってきます。真正面から家族へ伝えることがあまりないママですが、この家族と一緒にいるとそんなことわざわざ必要がないと言えるくらい、ただ一緒に家族でいることが幸せなのが伝わってきます。その幸せな存在と時間を形にして積み重ねていくために、ライフスタジオに来てくれているのだなと思いました。

あるとき、金丸ファミリーから「またお願いします。」と言われて、私は「また私でよければ」と返したことがありました。その時に「工藤さんだからいいんです。」とママに言われたことがありました。先にも言ったように、私には何年も行きつけているお店というものがありません。だから、ライフスタジオに通ってくれて私がいいと言ってくださることが不思議で、でもいつの間にか金丸ファミリーと一緒にいる時間を私自身が求めていることを自覚しました。そんなファミリーを毎年見つめていくことを、楽しみにしている私がいました。義務でも責任でもなく、いまはただ「私が見つめていたいから」撮影に入っているのです。

2016年にライフギフトに金丸ファミリーを招待した時のことは、私の記憶の中でも印象的でした。ライフギフトでは、ファミリーが自分の家族へ手紙を書くということをしてもらいます。その時に、パパはシンプルにママは丁寧に互いに感謝の言葉を伝えていて、ママは自分から本当に良い関係を家族と作っていこうとしているのがわかりました。言わなければいけないことは先延ばしにせず、感謝は率直に伝える。そして、私はこのライフギフトmpときにたぶん初めてママの涙を見ました。

その涙は、いつも通っているライフスタジオからの愛情表現に感激したからなのか、それとも、長男であるはるくんが生まれてから今までの家族の歴史を振り返ったからなのか、私には定かではありませんでしたが、私は金丸ファミリーがライフスタジオに来てくださる理由や「私がいい」とおっしゃってくれた意味が、実感として感じられた出来事でした。

 

ライフスタジオに来てくださる意味は、ライフスタジオで過ごす時間はきっと家族への愛情や想いを改めて実感する機会なのだと思います。そして、なぜここでなくてはならないのか、これは私たちスタッフへの信頼であると私は思いました。金丸ファミリーの言葉からは、たびたび「ライフは人が温かい」とか「嫌な顔一つせずに接してくださる」という言葉が聞こえてきます。私たちにとっては当たり前のことですが、金丸ファミリーはそのことを当たり前だと思わずに、価値として感じてくださるのだと思いました。

 

今では、金丸ファミリーはスタジオのドアを開けるたびに「さっちゃーん」と元気な声で入ってきてくれます。ママもパパもいつもの謙虚なか感じですが、最近では私と一緒に撮影に入ることが自然になってきてくれています。そして私自身も、金丸ファミリーの成長と人生を一緒に見つめ、スタジオとか関係なく関係性を紡いでいくことを望んでいます。

そんな金丸ファミリーとの時間・関係を、私は【誰かの人生を見つめていくことの実感】であると規定します。先にも言いましたが、私は継続して何年も同じお店に通うことがあまりありません。それは、関係性の実感がなかったからだと思います。自分から主体的に望み、相手の率直な想いを知った時に、私たちの関係性や時間に何らかの意味や価値が生まれるものだと思います。私の実感としてママの涙を見た時に言葉にできないけれど「熱い」ものが胸にじわっときました。それが私たちが紡いできた時間から生まれたものだと思いました。そしてそうしたときに、誰かの人生に関わっている実感として私が得られたものなのだと思います。

はるくんとママの誕生日は私の誕生日と近いので一緒にお誕生日を祝ったり、かんちゃんとはいつも女子トークをしたり…。

昨年はなちゃんも生まれて、みんなメロメロです!

この間、ライフスタジオのシンデレラプロジェクトではるくんを撮ってきました。いつものように私の前だとリラックスしすぎてしまいますが、眼差しや表情に少し大人の姿が想像できるような影を感じました。今はまだ、元気で明るいはるくんと優しくて愛嬌たっぷりなかんちゃんと最近少し強くなったはなちゃんですが、いつかこの関係が変化するのかなとか、パパとママとのかかわり方も変わっていくのかなとかいろいろ考えてしまいますが、せめてライフには皆できてほしいな、なんて思っている私です。

子どもたちが年ごろで恥ずかしくて来れないなんてことがないように、今ある関係性をもっともっと価値あるものにして、ライフスタジオという場所が、私という存在が、顔z区であるという実感が、いくつも生まれますように、と願っている今日この頃です。

いつも、私と一緒に大切な時間を過ごしてくださることに感謝です。

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【殿堂入り】

Butterflyから選ばれた殿堂入り


大切な家族へ宛てた私たちからのメッセージ。
ただ単に撮る人、撮られる人ではなく、
「あなたに会いに来ました」と言えるような関係が増えていくことを願っています。

 


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