あなたが あいに きてくれました。

- A Family -

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実は、いつから面識があったのか、あんまりはっきり覚えてはいません。多分、妹ちゃんのお宮参りの撮影で、新横浜店での掛け着のお支度を少しだけお手伝いしたのが最初だったような気がします。でも、直接お会いする前から何度かお名前は聞いていて、その時は、山手の横浜店の頃からずっと来てくれていて、今は谷津さんを指名しているお客様、というくらいの認識でした。

それから、度々お会いする機会はありました。お兄ちゃんが忘れていってしまった彼のお小遣い(750円くらいだっただろうか…)は、彼の名前を書いたポチ袋に入れて、再会の時まで新横浜店の金庫に保管されていました。笑撮影に来てくれたり、差し入れを持ってひょいと遊びに来てくれたり。谷津さんと話しながら度々そのお名前を聞くこともあり、すっかり知った気でいたのですが、振り返ってみれば撮影に入ったことはなく。それでも、彼らの撮影がある日や遊びに来てくれた日にスタジオにいることが多く、通りすがりにご挨拶したり、遊んだり、話したり。そんな中で、このご家族がライフスタジオに、かつての横浜店に、とても温かな気持ちを持ってくださっていることを感じていました。お客様とスタッフ、なんて垣根は取っ払って、『そのひとたちと、わたしたち』という関係作りを大切にしていた横浜店。今はもう横浜店はないけれど、その信念みたいなものは脈々と受け継がれていて、谷津さんにも共通するその感じが、このご家族にfitしていたように感じていました。

だから、昨年末谷津さんがライフスタジオを退社して、
「じゃあ、次回は黒木さんに」と言われた時は、いろーーーんな想いが錯綜したものです。笑
ライフスタジオと横浜店と谷津さんを一身に背負って(そんな気がして)どきどきしながら、『撮影』と『写真』を通してこのご家族と関われることが嬉しくて、楽しみで、緊張して…………。そして迎えた当日に、ご家族が持って来てくれたのは、『AAK』の気持ちでした。わざわざ注文して作ってくれたアイシングクッキーに、スタッフひとりひとりへの手紙。会ったことがなくても、blogを通してそのスタッフの人となりを見てくれて、手紙を書いて来てくれました。そして、今まで担当したスタッフを『家族』の一員として写真に一緒に写りたい、と言ってくださるその気持ち。お腹の大きなかおちゃんも、コーディネーターのなっちゃんも、はたらきまんどころか一緒に写ってる。笑そして、いつもの大きな、髭のお兄さんも。


横浜店はなくなってもライフスタジオはあって、ライフスタジオを辞めてもひとりの友人として繋がっていて、妊娠中の時短勤務でも撮影空間に一緒にいて、撮影中のコーディネーターは写っちゃいけない筈だけど堂々と笑顔で写真に納まっている、そんな撮影。はちゃめちゃかも知れない。例外的かも知れない。それでも、あなたたちがあいにきてくれた、その気持ちに応えたい。スタッフさえも『家族』として混ざってしまう、そんな時間。そんな撮影空間を作ること。私がこの時できたのは、唯一それだけ。その、ただひとつのことが、何よりも大切で価値があって、人間らしい楽しみ方で、「わたし」らしい撮影でした。

このご家族は多分、『近すぎる写真館』にとっても『家族』です。【家族のような関係】、それが、このご家族と私たちの関係を規定する言葉です。
“親戚のように、友達のように、時にはまるで家族のように”。
横浜青葉店のOver viewは、私たちの姿勢表明です。大袈裟なようでも、構わない。私たちのその姿勢表明を、大切にしたい価値を、想いを、こうして体現してくださるご家族がいるのだから。

横浜の片田舎。十日市場にいる『家族』の一員。それが私たち。そうさせてもらえるのは、こうして会いに来てくれる人たちがいるからです。会いに来てもらえる、そんなひとたちでいよう。そんな場所として、ここを作っていこう。
私たちは、いつでもここで、待っています。

▶Reiriさんがいる店舗はこちらの店舗です。
ライフスタジオ横浜青葉店

【殿堂入り】

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大切な家族へ宛てた私たちからのメッセージ。
ただ単に撮る人、撮られる人ではなく、
「あなたに会いに来ました」と言えるような関係が増えていくことを願っています。

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