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四街道店
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類推
投稿日:2017/8/6
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14歳の彼。
家族みんなで来て、一人無口に静かにいる長男の彼は今日という日をどのような気持ちで迎えたのだろうか。
ただ単に毎年来るところだから。
来いというから無理やりこさせられているのか。
何も考えなく来ているのか。
実は内心楽しみにしているとか。
しかし、静かに座っている彼の姿勢、態度を見ているとどこか楽しさを感じない14歳の時に生まれる反抗期のようなものを僕は感じていました。
しかし、彼を見ながら自分が14歳の時ってどんな風に物事を考えていたかなと考えてみました。
14歳の時って、大人に何か言われると反発したくなったり、周りの目を気にするようになり親、兄弟と一緒にいるのが嫌だったり、カッコつけたい年頃だし、おしゃれを気にする年だったりと子供だけど大人になりたい、しかし、大人になりたいけど子供であり続けたい、そんな往復という矛盾を繰り替えしていた時期が14歳から始まったのではないかなと思います。
そんな彼を見ながら今日の撮影どのように切り抜けていこうかなと頭を回転させていきました。
14歳の長男、10歳の長女、7歳の次男の3人兄弟。彼らが普段どのような生活を送っているのか、どんな関係なのか、3人の様子を見ていると案外仲が良いという発見。しかし、難しい年齢にも入ってきているので大人の僕達は最初彼らの心に入りこむのに苦戦しました。
しかしなんとか3人兄弟を撮り終えて、それぞれのソロのシーンになったとき。兄をどう撮影していこうか頭の中で色々と試行錯誤をしてみました。
その時にぱっと急に思い出したのが、シナリオでした。昔社長がシナリオを作って撮影をしていくことが重要というのを思い出し、実際シナリオを作る習慣が僕にはなかったので、とりあえず挑戦でしたがやってみました。
今回たまたま類推というテーマがあったため、それが正直幸いでした。類推をするということは、ある物事を根拠をもって予測するということです。結構この類推というのは日常的に考える考え方です。
例えば、朝の電車を待つ人。駅の改札を人によっては遠くをみてゆっくり歩いている人がいます。きっとこの人は時間にも、今から向かう会社にもプレッシャーを感じず会社に向かっているんだなと類推することができます。
例えば、駅の改札を時計をチラチラみながら足早に移動している人をみると、きっと遅刻してしまって焦っている状況というのを類推することができます。
この類推というのは人だけに限らず、自然の現象からもみることができます。
例えば黒い雲が空にあったら、雨が降りそうだなと予測することができます。
このように日常的に類推を行い生活していますが、長男の彼、14歳の男の子というのを類推した時に出たのは、大人になっていく段階で、色気を気にするように、周りを気にするようになってきた年頃。そして静かにまっている彼。それを見て考えた時に、ここに服屋さんを作ったらどうなるかと考えました。
ちょうど彼も服に対して気になる年頃だし、服を買いにいく姿は大人になっていく段階を映し出せるし。この時初めてその子にあったシナリオを作ることが出来ました。
その時生まれたのが今回の写真です。流れは彼はきっと定員さんに話掛けられるのが苦手に思うタイプだと思い、店に入る前にイヤホンを付けて音楽をかけ、そして好きな服を探しに買いにきたという流れです。
自分の中で類推も出来たし、撮影のシナリオの意味を知ることも出来たので、結構鼻が高かったのですが、本当の類推が始まったのは撮影後からでした。
僕のこの写真は、ある人から見れば、服が好きで買いにきた少年が好きな服を決めて自分に似合うかどうか判断するために服を着るシーンである。しかしある人からみれば、全然そのように見えないと判断できます。
簡単に言ってしまえば、空に大きい鷲が飛んでいて、Aさんから見た鷲は、綺麗な羽を広げている姿だと想像し、しかし違うBさんから見たら、逃げている鷲に見える。つまり、見る人により考え方が違うようになります。そしてポイントはAさん、Bさんの言っている姿はどっちが正しく、どっちが間違っているというのはないということです。また、カメラを押した瞬間というのは自分が綺麗、美しいと感じたためシャッターを押します。この綺麗、美しいは何を基準に綺麗、美しいなのか。それは自分が今まで生きてきた過去、経験、体験、つまり自分が生きてきた社会を通じて綺麗、美しいという判断が自分に生まれてきました。
そのように考えると、類推をする基準が3つあります。
先ほどの鷲を使った例で例えるならば
カメラマンとして主題として類推を行うだけでなく、カメラマンとして自分がどのようにしていくのが良いのか類推していくことが重要なことを学ぶことができました。
14歳の彼が20歳になったらどのようになっているのか考えるとなぜが自然と笑みがこぼれます。
家族みんなで来て、一人無口に静かにいる長男の彼は今日という日をどのような気持ちで迎えたのだろうか。
ただ単に毎年来るところだから。
来いというから無理やりこさせられているのか。
何も考えなく来ているのか。
実は内心楽しみにしているとか。
しかし、静かに座っている彼の姿勢、態度を見ているとどこか楽しさを感じない14歳の時に生まれる反抗期のようなものを僕は感じていました。
しかし、彼を見ながら自分が14歳の時ってどんな風に物事を考えていたかなと考えてみました。
14歳の時って、大人に何か言われると反発したくなったり、周りの目を気にするようになり親、兄弟と一緒にいるのが嫌だったり、カッコつけたい年頃だし、おしゃれを気にする年だったりと子供だけど大人になりたい、しかし、大人になりたいけど子供であり続けたい、そんな往復という矛盾を繰り替えしていた時期が14歳から始まったのではないかなと思います。
そんな彼を見ながら今日の撮影どのように切り抜けていこうかなと頭を回転させていきました。
14歳の長男、10歳の長女、7歳の次男の3人兄弟。彼らが普段どのような生活を送っているのか、どんな関係なのか、3人の様子を見ていると案外仲が良いという発見。しかし、難しい年齢にも入ってきているので大人の僕達は最初彼らの心に入りこむのに苦戦しました。
しかしなんとか3人兄弟を撮り終えて、それぞれのソロのシーンになったとき。兄をどう撮影していこうか頭の中で色々と試行錯誤をしてみました。
その時にぱっと急に思い出したのが、シナリオでした。昔社長がシナリオを作って撮影をしていくことが重要というのを思い出し、実際シナリオを作る習慣が僕にはなかったので、とりあえず挑戦でしたがやってみました。
今回たまたま類推というテーマがあったため、それが正直幸いでした。類推をするということは、ある物事を根拠をもって予測するということです。結構この類推というのは日常的に考える考え方です。
例えば、朝の電車を待つ人。駅の改札を人によっては遠くをみてゆっくり歩いている人がいます。きっとこの人は時間にも、今から向かう会社にもプレッシャーを感じず会社に向かっているんだなと類推することができます。
例えば、駅の改札を時計をチラチラみながら足早に移動している人をみると、きっと遅刻してしまって焦っている状況というのを類推することができます。
この類推というのは人だけに限らず、自然の現象からもみることができます。
例えば黒い雲が空にあったら、雨が降りそうだなと予測することができます。
このように日常的に類推を行い生活していますが、長男の彼、14歳の男の子というのを類推した時に出たのは、大人になっていく段階で、色気を気にするように、周りを気にするようになってきた年頃。そして静かにまっている彼。それを見て考えた時に、ここに服屋さんを作ったらどうなるかと考えました。
ちょうど彼も服に対して気になる年頃だし、服を買いにいく姿は大人になっていく段階を映し出せるし。この時初めてその子にあったシナリオを作ることが出来ました。
その時生まれたのが今回の写真です。流れは彼はきっと定員さんに話掛けられるのが苦手に思うタイプだと思い、店に入る前にイヤホンを付けて音楽をかけ、そして好きな服を探しに買いにきたという流れです。
自分の中で類推も出来たし、撮影のシナリオの意味を知ることも出来たので、結構鼻が高かったのですが、本当の類推が始まったのは撮影後からでした。
僕のこの写真は、ある人から見れば、服が好きで買いにきた少年が好きな服を決めて自分に似合うかどうか判断するために服を着るシーンである。しかしある人からみれば、全然そのように見えないと判断できます。
簡単に言ってしまえば、空に大きい鷲が飛んでいて、Aさんから見た鷲は、綺麗な羽を広げている姿だと想像し、しかし違うBさんから見たら、逃げている鷲に見える。つまり、見る人により考え方が違うようになります。そしてポイントはAさん、Bさんの言っている姿はどっちが正しく、どっちが間違っているというのはないということです。また、カメラを押した瞬間というのは自分が綺麗、美しいと感じたためシャッターを押します。この綺麗、美しいは何を基準に綺麗、美しいなのか。それは自分が今まで生きてきた過去、経験、体験、つまり自分が生きてきた社会を通じて綺麗、美しいという判断が自分に生まれてきました。
そのように考えると、類推をする基準が3つあります。
先ほどの鷲を使った例で例えるならば
- わたし(カメラマン)、
- あなた(被写体;鷲)
- 私たち(社会)
カメラマンとして主題として類推を行うだけでなく、カメラマンとして自分がどのようにしていくのが良いのか類推していくことが重要なことを学ぶことができました。
14歳の彼が20歳になったらどのようになっているのか考えるとなぜが自然と笑みがこぼれます。
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