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四街道店
写したいもの
投稿日:2016/12/26
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Photo by katsu / Write by katsu
写真に一工夫を入れる。
僕が最近意識している写真を撮っている時の志です。
なぜ一工夫をいれるのかと聞かれれば、単純に答えるのであれば、カメラマンだからです。
最近では一眼レフを持っている人は当たり前になってきたため、よくスタジオに一眼レフをもってご来店されるお客様が多いです。その時に、パパさんカメラマン、もしくわママさんカメラマンには撮れない写真を撮ろうと単純に思ったことがきっかけです。
では今回なぜこのような写真を撮ったのか。
まず、被写体となるお子様です。普段着ることがあまりないドレス、さらに髪もいつもと違いアイロンをかけて髪を巻き、彼女にとってこの時の自分というのは特別な気持ちであったと思います。しかし年齢が高くなっていけばいくほど、恥ずかしさからか、うれしい気持ちを言葉で表現することが少なくなります。しかし言葉では表現をあまりしませんが、行動を見ているとウキウキ感はこちらにも伝わってきます。それをどうにか表現したいなと考えた時に、正直どうしようか考えました。人の内面をカメラを使って表現したいがそれをどう表現しようかと。その結果、シンプルに思いと行動が一致している写真を残そうとイメージカットで表現しようと考えました。その結果うまれたポーズがこのポーズです。シンプルなポーズですが、髪の毛先を触ってもらい、あえて笑わせずに撮ることで、私が表現したかった、本当はうれしいけど、口に出せない彼女というイメージを表現しました。
また、この時に綺麗な太陽が降り注いでいたために逆光をメインとして撮影して雰囲気を創り出しました。このようにトリミングした理由としては、広い空間の中でポツンと彼女がいたほうが感覚的ではありますが、私が表現したい彼女をより表現できると思い広くトリミングをしまいた。しかし、広い画角でトリミングした時に背景となる右上のビンが鮮明に映ってしまい、彼女の雰囲気を邪魔してしまう要素かもしれないと思い、カメラと彼女の間に1枚のガラスを置きました。
ガラスの特徴として、ガラスは光を反射して模様を写してくれる要素があります。また、ガラスを1枚いれることにより、写真がやんわりとなる特徴があります。それを利用して背景となる部分をぼかせました。
そして今回の一工夫は、ガラスに映る化粧台の鏡の模様の反射を利用して、イメージカットですが、自分が見てほしいポイントを表現しました。
化粧台の鏡の模様が映っている中に彼女のドレスの先から頭の先までいれることにより、私が表現したかったドレスと髪を巻いた嬉しさ、しかしそれを表には表現できない彼女らしさというポイントに焦点をあてました。
これが私の表現したいものの一工夫であり、ママさんカメラマン、パパさんカメラマンの差別化を図った写真になります。
写真1枚1枚を連続シャッターで切るのでなく、写真1枚ずつを作っていき、1枚ずつ魂を込めて切る。手作りの思いの込めた写真をお客様に届けて、1枚でも多く感動してもらいたい、喜んでもらいたいと思い日々生活しています。
そのため、同時に日々の努力も忘れず、日々自分自身が成長していけるように引き続き私は私がやらなくてはいけないことを撮り組んでいきます。
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