Staff Blog
四街道店
美しさ
投稿日:2016/9/30
1167 1
写真をどのように撮りたいのか。
草加店に来てから綺麗に、美しく撮りたいと、より強く考えるようになりました。
理由は店舗と影響力です。
店舗というのは、シンプルにいうのであれば、店舗が美しいからです。美しい緑、白を基調としたインテリアの数々。そんな美しいインテリアであるからこそ、写真を美しく撮りたいと思っています。
そして影響力。それは草加店にいるヘヨンさんです。草加のインテリアを考えてくださった人です。インテリアを最初から最後まで作ったことがない私が知らないことを語るのは、本来であればいけないのかもしれませんが、インテリアというのは、その人自身の姿が現れるものだと感じています。
ヘヨンさんは美しいものが好きです。それは目に見える美しいもの、そして美しい言葉、美しい関係性、美しい言葉、美しい心。
そんな「美しい」という言葉を大切にしている人だからこそ、写真も美しさを追求していると感じています。
そんな美しいがある店舗で、そういう方がいたら影響を受けないわけはありません。自分もここで美しさを知り、美しさを表現していきたいと感じています。
写真分析をするときに、たくさんある写真の中から、どの写真を写真分析しようかと本当に悩みます。自分が撮れない写真を選び、このように写真を撮りたいから分析してみる。まさに今回はこの理由であります。自分には作りだせないもの、そして75カットの中で入れたい写真の1枚と感じたからこの写真を選びました。
やはり写真を技術的になぜ、このように撮ったのかを分析するのは難しいです。しかし、難しいながらきっとこうじゃないのかなと考えてみるのも楽しいです。
では私はなぜこの写真にひかれたのか。それは「美しさ」を表現しているからです。
ではその美しさとは何のか。
私は美しさの要素がこの写真から何点か見つけることが出来ました。
まず1つ。白色。
白は無彩の色で、光を反射する最も明るい色で、暗い色を引き立たせ、白は清潔感などクリーンなイメージを与えてくれます。そして白は、美しさの象徴でもあります。実際女性は白いが憧れであると思いますが、白が美しさという効果をもっているからです。
この写真を全体的に見てみると、前ぼけ、白レース、白の床、白の背景など、写真の中で白が多くあり、白の効果の美しさが全体的にあるのがわかります。そういった白の美しさの空間の中で、濃い色の服を着ている子供がいると存在感という主張が出てきます。
2つめ。肌の白さ。
白い肌は美しさを表現できます。そして肌の白さを出すために、証明の近くにお子様に立ってもらい、さらに露出を少しあげることによって、白い肌を表現することができます。もちもん、もともと白い肌だったかもしれませんが。
3つめ、表情。
例えば、この写真で可愛い笑顔をしていたら、写真をみた人はどう思うのでしょうか。たぶん、可愛い笑顔に目をとられ、可愛く笑っている子供の写真と認識すると考えます。しかし、表情が口を閉じ、まっすぐこちらを見ることによってその子らしさ、この子の整った表情、そこから感じ出てくる心の清潔さ、純粋さ、綺麗さがイメージされます。
4つめ、ポーズ。
ここで腕を組んでいたらまた印象が変わっていましたし、ここで、両手で帽子をもって、目線を左方向に向けたら、ふとした瞬間の絵になってしまうかもしれません。しかしここで、シンプルに手をポケットにいれ、美しさを表現する白のレースをもち、顔に少しあてることによって、シンプルなポーズを作り、空間とポーズの一致を図っています。わかりずらいかもしれませんが、シンプルな白の場所で、シンプルなポーズをすることによって、白がもつ美しさを表現できているのではないかと感じます。
5つめ、前ボケ
前ボケと、後ろの椅子と、背景の3つ層があることにより、写真に立体感を与えてくれます。そして前ボケを使い、色のグラデーションをいれることによって、写真の中に柔らかい色味、雰囲気を作ってくれます。
以上のことから美しさというのが、この写真から感じ取れたのではないかと考えました。
ここでやはり感じることは、写真は被写体の心を写すということです。美しい人だからこそ、美しさが表現される。楽しいをモットーとしている人は楽しさがにじみ出てくる写真など、カメラマンの心もカメラを通して反映されるものだと思います。
終わりがない「美しさ」の表現を、草加にいながら、少しずつ自分の物にしたいとかんじさせてくれた1枚でありました。
この記事をシェアする
サイト内投稿の検索
- トップ
- Staff Blog