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投稿日:2024/1/22     更新日:2024/1/22
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「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
かの有名な、川端康成の「雪国」の冒頭です。
皆さんは小さい頃、トンネルに特別感を感じませんでしたでしょうか。
砂場でつくるアリさん用トンネル。遊び場に設置されている筒状遊具。
父の足の間をくぐったり、自分の背丈以上の大きな草木の間さえもトンネルの様でワクワクしました。
冒頭では長いトンネルと書きましたが、大きさや長さは関係ありません。
自分が入れても入れなくてもワクワクするのです。
どこか違う世界を探検しているような、何か違うものが見えるような。
この高揚は何が引き金となっているのか…
それは「くぐる行為」ももちろんの事、何かを「覗く」という行為も要因だと考えました。
写真の彼女はとってもおちゃめな女の子。
しっかりとしたポーズも抑えつつ、年齢ならではの行動は制限せずに撮影を進めました。
そんな彼女がおちゃめに覗いたのは、巾着持ち手のトンネル。
視線の先にいたのはカメラの後ろで笑顔で見守る父母兄の姿。
トンネルから覗くちょっといたずらっ子な目が彼女らしくてとても可愛いらしいこと。
この先どんどんお姉さんに成長していく彼女。
成長してもこの写真の様になんでもおちゃめに純粋に覗けるような人になってほしい。
そんな思いを込めて。
私はファインダーというトンネルを、色んなものを期待しながら覗き続ける。
LifeStudio Yotsukaido - ライフスタジオ四街道店
Photo : Eri
Coordinator : Mai
Written by Eri
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