Photogenic
四街道店
とける
投稿日:2023/3/21     更新日:2023/3/21
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肉眼で見た世界と写真で切り取った世界は見え方が異なる。
「目では外が見えてたのに写真になると白くなっていてすごかった」
「肉眼では暗かったのに写真は明るくてびっくりした」
「ライトの後ろから撮るとこんなに素敵なボケができるんですね」
日々のお客様とのやり取りでも本当によく聞く言葉の数々だ。
カメラマンも周りの人も同じものを見ているのに実際に写ったものには変化が生じる。
同じものを見ているつもりでもカメラというツールを通すだけでこんなにも差が出てくるのは写真ならではの魅力ではないか。
また、そのツールを使いこなす腕があってこそのプロなのだ。
この写真がまさにいい例だ。
肉眼では緑の葉がしっかりとあり、その後ろを隠れて移動する女の子。
しかし実際写し出されたものは違う。
逆光で被写体を照らし、手前の葉が光で消えてしまう前ぎりぎりの明るさにすることで
余計な情報を消し被写体と被写体にかかったグリーンが幻想的に表現される。
すっきりとそれでいて女の子らしいシルエットとイヤリング。ほんのりピンクの頬。
相性のいいグリーンとイエローの組み合わせも目を引く。
彼女は写真にとけているのだ。
解けるー結ばれていたものが、ほぐれた状態になる。答えが出る。
溶けるー固まっていたものなどが、熱によって、または液体にひたされて、液状になる。
説けるーわかりやすく述べる。
融けるーおもに固体が液状になる。
熔けるーおもに金属が液状になる。
どれも微妙にしっくりこない。
彼女を表す「とける」はどこにあるのだろうか。
LifeStudio Yotsukaido - ライフスタジオ四街道店
Photo : Wookyu san
Coordinator : Eri
Written by Eri
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