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読書ブログ 「嫌われる勇気」part1

投稿日:2023/4/28

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今回は【嫌われる勇気】という本です。

タイトルは聞いたことがありましたが、内容までは知らずにいました。

嫌われるための本なのかな?と思っていましたが、全く違う内容だったことに驚きでした。

アドラー心理学をわかりやすく哲人と青年の対話形式にした本になります。

「世界はシンプルであり、人生もまたシンプルである」

「人は変われる。そして今この瞬間から幸せになれる」

とこの本は伝えています。本の内容を自分なりにまとめてみます。

 

・目的論と原因論 

人は自分にとって不都合なことがあると環境や過去を言い訳にして目の前の問題から逃げてしまうことがあります。

そんな考えを否定するのがアドラーの目的論です。

原因論 

AになってしまったのはBがあったから みたいな考え。

例えば、引きこもってしまっている人がいる。外へ出れなくなった原因が家庭環境だとする。両親から虐待を受けて、愛情を知らないまま大人になってしまい、他社と関わることが怖くて外へ出られない。

→引きこもりになってしまったのは過去の家庭環境が悪かったから。

 

目的論

Aという目的を達成するためにCという感情を作り出している。という考え。

外に出たくないという目的を達成するために、「不安とか恐怖」という感情を作り出している。                                                    

 

なのでアドラー心理学はトラウマの存在も否定しています。

過去を言い訳にせず、未来だけを見る考え方。

何があったかではなくどのように解釈をしたがが大事なので今からすぐに人は変われる。

 

あなたは変われないのではありません。

人はいつでも、どんな環境に置かれていても変われます。

あなたが変われないでいるのは、自らに対して「変わらない」という決心を下しているからなのです。

 

 

かなりストイックな考え方だなと感じましたが、はっとさせられました。

目的論を理解すれば自分の置かれている状況に言い訳せずに行動が出来るようになる気がします。

理解するのにはまだまだ時間がかかりそうですが、、、。

 

【全ての悩みは対人関係にある】

 

・なぜ自分のことが嫌いなのか

この本の登場人物である青年は、自分に自信が持てず、自分のことが嫌いでいます。自分には長所はなく短所しかないと考えている。

目的論的に考えると自分を好きにならないでおこうと決心している。

彼の目的は他者から嫌われ、対人関係の中で傷つかないこと。

それを達成するために自分の短所をみつけ、自分を嫌いになり、対人関係に踏み出さない人間になってしまえばいい。自分のからに閉じこもれば、誰とも関わらずに済むし、他者から拒絶された時の理由付けにもなる。

 

・劣等感は自分の思い込み

Ex) 身長150センチの男の子がいるとする。彼は身長にすごく劣等感を感じていて身長が後20センチあればと思っていた。それを友人に相談したところ「くだらない」と言われた。

友人は「大きくなってどうする?お前には人をくつろがせる才能があるんだ」と続けた。

 

自分では身長が低いことを周りよりも劣っていると感じていたけれど、それは単なる思い込みであったと。

劣等感は客観的な事実ではなく、主観的な解釈。

劣等感に感じているものに自分がどういう意味付けをするかどうかが大事。

理想に到達できていない自分に対して、劣っているような感覚を抱き、それをバネにしてより前進すること、現状に満足せずもっと幸せになろうとする思いは正しい感覚。

 

・劣等コンプレックス

AであるからBすることが出来ない。どうせ自分なんてという考え方は劣等感ではなく「劣等コンプレックス」。自分の劣等感を言い訳に使い始めた状態のこと。

そう考えている人はAさえなければ私は有能であり価値があると無意識に暗示をしている。

劣等感に苦しみながらも努力や成長といった手段によって補償する勇気がなく、できない自分を受け入れられず安直な方法で補償しようと人は考える。

そうなると劣等コンプレックスは優越コンプレックスに発展することがある。

 

・優越コンプレックス

あたかも自分が優れているように振る舞い、偽りの優越感に浸る。

Ex)自分が権力者と仲がいいことをアピールする。経歴詐称、過度にブランド物をそろえたり。不幸自慢

権威の力を借りて自分を大きく見せている人は、他者の価値観を生き、他者の人生を生きている。

不幸であることによって「特別」であろうとし、不幸であるという1点において人の上に立とうとする。自らの不幸を武器に相手を支配しようとする。

そういうひとは一生不幸を必要とすることになり、不幸でしかいられなくなってしまう。

 

 

これは読んでてめちゃめちゃ心が痛くなりました、、笑

グサグサと自分に重ねてしまいました、、。

今まで自分が考えてきたものは言い訳に過ぎない、主観的な考えで決めつけて行動してきたことを自覚させられた内容でした。

 

 

対話形式の本で読んでいるとずっと頭に入ってきやすいですが、要点をまとめるとなるとすっごく難しい、、!

あまりまとめることが出来ませんでした。

内容が深すぎるので何回かに分けてまとめていきたいと思います。

アドラー心理学、自分の中に落とし込んでいきます。

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