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横浜青葉店
くまのふぉとにっき -15- 動かす
投稿日:2023/2/18
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@Yokohama Aoba
Photo Takuma Oto
coordi machi&Aya
「自然な写真」とは何かをずっと考えていました。
自由な子どもたちをいかに美しく綺麗に残すか、自由を制限せずに楽しませてあげるかをこの数ヶ月意識しながら撮影をしました。
僕が考えた自由な撮影をする上で大切なポイントは以下の4つです。
・光を見る
当たり前ですが綺麗な写真を撮るには光が重要です。
撮影空間のどこから光が入っているか、光の強さは。
どこから撮影すればいちばんきれいかを見る必要があります。
・子どもたちを声掛けで誘導する
本当に子ども達の好きなように遊ばせてしまうと撮影が出来なくなってしまうので、子どもたちを”自由にあそばせてあげる”ことが重要だと考えました。
声掛けやおもちゃを使いその子らしさを誘導して遊ぶことが大切だと思います。
・子どもたちの動きを予測する
子どもたちは気まぐれで、一瞬を切り取らないと行けません。この声掛けでこの子ならこう動くだろうと予測して、動きを先読みすることが必要。
・子どもたちの動きに合わせてフレーミング
動きを予想してどう切り取るかを判断しなければなりません。
広角で撮るか、望遠で撮るか、構図は?
躍動感のある写真なのか、静かな写真なのか、それによって切り取り方を変えなければいけません。
起きたことをそのまま撮るのではなく、より美しく撮影することが、カメラマンには必要な事だと思います。
上記のポイントを意識したことによって、自由に動く子どもたちの撮影はもちろん、緊張している子達に体を動かして貰えたことによって自分が撮影する子どもたちの表情がより良くなった気がしました。
写真の子達はとっても仲良しな兄弟。ハーフ成人と七五三の記念でスタジオに来てくれました。
2人はとっても真面目!
着物の撮影は緊張しつつもめちゃめちゃ上手にやってくれましたが、もっともっと彼らがはっちゃけた姿を見たいなと思い、カジュアル撮影では体を動かして撮影することを決めていました。
カラーボールを投げまくってもらったり、キャッチボールしたり、取り合ってもらったり、お兄ちゃんの上に乗ってもらったり!
その時の写真です。
70-200mm 200mm
1/500 F4 ISO2000
メイン光はサイド光、補助光がたくさんついてるのであまり明暗差はありません。
シャッタースピードはぶれないようにして、絞りとISOで露出を合わせます。
3分割の上側に被写体を配置。
下側に余白と前ボケを入れ、彼らだけの空間を表現しまし、少しカメラを斜めに振り、傾けることで躍動感を出しました。
彼らの仲の良さをギュッとフレーミングしたかったので200mmで圧縮、余計なものを移したくなかったので弟くんの頭を少しトリミングしました。
動かすことで彼ららしい表情が見れた写真になりました。
これからもより綺麗に残していけるように努力します。
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