Staff BlogYokohama Aoba

Natsuko
横浜青葉店

高川夏子

こんにちは!
横浜青葉店のなっちゃんです^^

3歳頃から大人になるまで絵を描く仕事に就くのが夢でした。絵で勇気やあたたかい気持ち、元気を届けられる人になりたいな~と思っていました。

いつからか夢の形は変わっていき、
今は写真でそんな想いを届けられる人でありたいと思っています!

ツールが変わっただけで、夢や想いは変わってないんだなぁ、と最近しみじみ思っています。笑

写真と子供と漫画とももクロが大好きです!
おすすめな漫画などありましたらぜひ、教えてください^^笑

写真分析「圧縮写真」

2018/11/30

195 0

Photo by Kazuma Gomei

Coordi by Reiri Kuroki

Write by Natsuko Takagawa

 

11月の青葉の写真主題は「ストーリーのある1シーン」です。

1シーンの中にどういう写真があると、ストーリーが感じやすいのでしょう。

 

ストーリー、つまり物語です。

例えばそれは、出かける準備をして、部屋から外に出る物語かもしれないし、誰かと待ち合わせをして、待ってるあいだの物語かもしれない。

 

そのストーリーの設定が伝わるような写真が1カット目で入るのはもちろんですが、その物語がどう展開していって見えるのかは、それ以降の写真で決まります。

 

物語がどう展開していって見えるのか、つまりは、どれだけ被写体がその物語の中で動いて見えるか、だと思います。

例えば、ずっと直立の目線ありポーズだったら、例え背景やフレーミングが変わっても、どんなに設定があったとしても、物語は進んで見えないと思うのです。

 

半月過ぎたくらいで、写真担当のこばちゃんが言いました。

「全身やミドル、アップはあるんだけど、全体的に圧縮写真が少ないね。」

 

ストーリーのある1シーンとは、、、と頭を悩ませながら撮っていた中での、アドバイスでした。

「仕草に集中した圧縮写真」、たしかに被写体の動きを見せたいのであれば、欠かせない写真であり、1シーンの中のバリエーションもより豊かになります。

 

しかし、圧縮写真というと、やっぱりすこし難しいイメージがあります。

恐らく「前ぼけのある写真」と同じくらい、鋭く見て撮らないと、NGと紙一重な技術だからでしょう。

五明さんの撮ったこの写真を、私なりに分析をしようと思います。

 

 

 

振り返り足元を見ている仕草を切り取ったこの1枚。

何気ない仕草・瞬間ではありますが、美しく表現されていることで、特別な1枚に感じます。

 

まず、この「何気ない仕草」に見る人を集中させなければなりません。

そのための圧縮効果です。画角の中の人物、特に「仕草」にポイントを絞り、それ以外の要素を目立たせなくするために、画角と背景を「圧縮」します。

そうすることで画角内の余計な要素はカットされ、背景もぼかされ、写したいポイントに目線が集中します。

以前、印刷物のレイアウトについて調べた時に知ったのですが、

人は四角があったら、約1.5㎝幅のフチの内側にある物が見やすいようです。

逆に言えば、それより外側にある物は見づらい、もしくは目を通さないようです。

それを踏まえて見ても、約1.5㎝内側に彼女の横顔・目線、彼女が見詰めている足のかかと部分が入っています。

圧縮しつつも、その1.5㎝内側に、写したい部分が写っていることで、仕草に集中することが出来るのでしょう。

 

仕草に集中させるためには、被写体をとらえるタイミングも重要です。

もしこの写真の彼女が少しでも前を向いていたら、体の重心がここまで傾いていなかったら、見る人の視線は仕草ではない部分に散っていたでしょう。

仕草により集中させるためには、その仕草の1連の動きの中でのベストなタイミングで捉えなければなりません。

 

では、美しく見せる為の要素は何でしょうか。

 

まず、光です。

コントラストを下げ、半逆光で撮っていることで、全てが照らされるのではなく、輪郭だけが優しくなぞられています。その光が彼女の優しい雰囲気とマッチして、よりその空気感を演出しています。

また、彼女の鼻筋、まぶた、頬の輪郭がなぞられていることで、彼女の目線の先に見る人の視線が誘導されやすく、仕草が際立ちます。

 

そこに白い前ボケが入ることで、同系色でまとめられた1枚の中にメリハリがつき、明るい印象を与えるとともに、被写体が写っている画角の左半分に目が行きます。

 

 

「難しい」というイメージが強かった圧縮写真ですが、この分析を機に、どんどん挑戦して、自分の切り取りたい瞬間を残していきたいと思います。

この記事をシェアする