Staff BlogYokohama Aoba

Natsuko
横浜青葉店

高川夏子

こんにちは!
横浜青葉店のなっちゃんです^^

3歳頃から大人になるまで絵を描く仕事に就くのが夢でした。絵で勇気やあたたかい気持ち、元気を届けられる人になりたいな~と思っていました。

いつからか夢の形は変わっていき、
今は写真でそんな想いを届けられる人でありたいと思っています!

ツールが変わっただけで、夢や想いは変わってないんだなぁ、と最近しみじみ思っています。笑

写真と子供と漫画とももクロが大好きです!
おすすめな漫画などありましたらぜひ、教えてください^^笑

写真分析「1枚を作る要素」

2018/10/31

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Photo by Satsuki kudo
Coordi by Yoko Moriya
Write by Natsuko Takagaya

今月青葉の写真主題は「明暗差のある写真」でした。交換勤務中である所沢店でも共通する主題を設定して頂きました。
どの写真も明暗差はあるものですが、いかにそれを意識して、考え、設定するかが、意図のある写真とない写真の分かれ道になります。

いつもいる店舗でインテリアに慣れてくると、ついつい「いつも通り」撮ってしまいがちで、意図を持って光を設定することが、なかなか出来なくなってくることもあります。
設定出来ないということは、慣れがある一方で、その他の引き出し、インプットが足りないということでもあります。
私は今月まさにそんな状態で、勉強不足により身動きが取れなくなっていました。
今月のこの主題を時間をかけてでも物にするために、先輩の撮った写真を分析することで、インプットしようと思います。

 


私はこの写真を見てドキッとしました。
それはこの写真の光、明暗差が大きな要因だと思います。
私はこの光を「ドラマチック」だと感じたのです。なぜドラマチックだと感じたのか。ドラマチックとは何なのか。
考えて出てきたのは「非現実感」でした。
このコントラストの強い光が、日常とは違う、物語のような世界観を演出しているのだと思いました。

では、演出しているのは光だけでしょうか。
構成要素は他にもあります。

まず、この子について考えます。
私はこの子の撮影には入っていないのですが、廊下ですれ違ったり、スタッフルームに遊びに来てたときの様子を見たり、撮影に入った工藤さんとようちゃんの可愛がっている話を聞いたりして、すごく覚えていました。
その時の印象としては、「素直で人懐っこくて、でも少し怖がりで、ほんわかした空気の可愛い子」というイメージでした。
興味があってスタッフルームに遊びに来たけど、たまたまいたヒゲくんに怖がって逃げようとしたり、でもそのすぐ後には仲直りのタッチをしたり、また怖がったり、仲直りしたり、と繰り返していた姿がとても可愛く記憶に残っていました。笑

そんな「子どもらしい子」である彼が、スーツを着て、ハットをかぶることで、日常とのギャップを生み「非現実感」に繋がります。
でも、あくまで彼のためのコーディネートなので、彼の可愛さも忘れずに、カラフルな蝶ネクタイをチョイスしたのでしょう。

次にポーズと小物です。
椅子の上に立つということで、好奇心旺盛な、興味を持ったらそのままトコトコ歩いて行ってしまいそうな子を想像させます。そして少し前傾姿勢であることで、興味があってのぞくけど、少し腰の引けたような印象にもなります。
ヒゲくんから逃げては仲直りを繰り返し、スタッフルームに何度も遊びに来てくれていた彼にピッタリなポーズと言えます。
また、虫眼鏡を持っていることで、探偵のような物語も、写真を見た人に想像させるでしょう。

そして光です。
逆光を明暗差強めに撮ることで、彼の輪郭は白い光でなぞられ、そのポーズ、仕草がより際立ちます。黒目がちの瞳にキャッチライトが入ったことで、好奇心旺盛な子供のキラキラした瞳が表現されます。

そして、カメラの手前には前ボケが入ります。
前ボケには光があまり届いてないことで、グレーの前ボケになり、奥のインテリア、壁と統一感が出ています。
また、右奥から来るメインライト、被写体に出来る影、グレーの前ボケ、と光の3層が出来て、1枚の中で奥行きを感じるようになっています。
そうして奥行きが出たことで、探偵のような彼を、遠くからそっと覗いているというような、イメージになります。


冒頭にこの光の明暗差により、「非現実感」を感じていると書きましたが、そうではありませんでした。
非現実感は、あくまでこの写真1枚を見たときに私が感じたイメージであり、そしてこの1枚を構成している要素は光だけではありません。
衣装やポーズが違っても、このイメージにはならなかったでしょうし、仮にこの子が元気に笑っていたら、また違う写真になっていたと思います。

また、私がこの1枚に惹かれた理由の1つに、被写体の彼を知っていたから、というのもあるかもしれません。
私が認識していた彼とのギャップ。でも彼のために作られた、彼に合っている1枚。だから、ドキッとしたのかもしれません。

ついつい、衣装やインテリア、光から1枚を作ってしまいがちですが、目の前の子に合わせて、目の前の子用のストーリーが作っていけるように、観察する目と技術を高めていきたいと思います。

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