大きい子の撮影はとても緊張します。
22歳になる年の私ですが、早生まれなのでまだ21歳。そんな私が成人式で来店する子とは1歳しか年が変わりません。
大きい子の撮影の時はどうしてもこの年齢が近いという理由と、小さい子どもとは違ってポージングや構図にこだわることが出来るので綺麗な写真が撮りやすい。逆に言えば自分のアイデアを再現できる大人の撮影は綺麗な写真を撮らなくてはいけない。という気持ちになるためどうも毎回緊張してしまします。

そんな中で成人式の撮影はこの子が初めてでした。
1歳違いの相手に撮られるというのは相手の方はどう思うのだろうか。成人式の着物を着てきてくれる綺麗に撮りたい想いとそれを撮れる技術が私には足りないのではないのか。
緊張するとどうしてもネガティブな感情がぐるぐると頭の中を回ります。

綺麗に撮ってあげるにはどうする？と考えていると、逆に1歳しか違わないのはいい事ではないのか？
同性だし年が近いしこの子が撮ってほしいものと私だったらこう撮ってほしいというものは近いんじゃないか？とピンときました。撮影の前日から、アイデアや成人式の写真を検索。
何なら、自分が去年撮った成人式のアルバムを見返して自分がこれ良く撮ってもらったなとその時思っていた写真をピックアップしました。
推しグッズも持ってきてくれると事前に聞いていたので、推しと着物の組み合わせを調べつくし、力の源となる推しもいい感じに撮れるように気合を入れます。
当日の朝も見返して、これとこれは撮ろう。自分だったらインスタやアイコンに出来るものが一枚あったら嬉しいな。
顔が見えるものはもちろん、SNSに乗っける用の顔があまり見えないものも撮ってと計画を立てて、撮影が始まりました。

挨拶に行くと、たくさんの推しグッズと綺麗な着物を着てとても素敵な笑顔で挨拶をしてくれる子がいました。
ママさんパパさんもとても気さくな方で、弟くんと妹ちゃんたちも温かく迎えてくれたので緊張も少しほぐれました。
みんなとっても仲良しな家族。
あー安心する(´;ω;｀)緊張しすぎて頭パンクすることはなさそう！
緊張しすぎるとずぐ写真に出てしまう私ですが、冷静にリラックスしてできたのはニコニコ笑ってくれるこの子と家族皆さんの空気感が温かかったからだと思います。

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全身や、カメラ目線伏目をたくさん撮っていましたが、髪型と帯、鮮やかな髪飾りが良く見えるように後ろ姿もしっかり撮りたい。と思い撮った一枚。
アイコンに出来るように近めの後ろ姿を撮りました。このポーズは自分の成人式撮影やSNSをヒントにしています。今回、成人式に向けてネイルも可愛く合わせてきてくれたとの事で、ネイルもちゃんと見えるようにしました。
後ろ姿でも彼女の明るい素敵な印象が伝わるように露出は明るめに、きれいな赤い着物を着る彼女が目立つように余白はあまり空けずぎゅっと寄りました。

もちろん推しも沢山出演して頂きました。推しへの愛が伝わるように工夫しつつ何とも映えな感じで撮影しましたよ♡

被写体と年が近いは映えや流行が近いという事でそれは大きな武器になります。この子本来の美しさを表せるように、沢山参考写真を集めた甲斐があったと思うほど満足な撮影でした。自分なりの武器をこれからもたくさん集めていきたいです。