暖かな光に包まれながらちょこんと座り、じっと何かを見つめている彼の姿はとっても可愛らしいです。

ご来店してすぐパパさんとママさんに1人ずつ抱っこされて来店しました。2人とも寝ていたらしく「こんにちはー！」と私が挨拶するとお姉ちゃんはパパの腕に顔を隠して、ママに抱っこされてる弟くんは泣き始めちゃいました。

やばいやばいどうしようと焦りつつとりあえず落ち着いてもらおうと一回家族だけの空間を作り出すためその場所を離れました。

少しいろいろ準備して戻った頃には白い部屋をたったか走り回る音とキャハハ！！と笑い声が聞こえ、ほっと一安心。気を取り直して「おはよー！！目覚めた？」と2度目の挨拶をすると弟くんはニヤッとこっちも見て、お姉ちゃんはたったか走りながらやっほー！と挨拶してくれて沢山話しかけてくれました。
沢山遊ぶと2人のことがよくわかってきて、元気いっぱいのおてんばなお姉ちゃんとゆっくりマイペースな弟くんだなと感じました。

 

自然光たっぷりのこのお写真
窓から入ってくるたくさんの光が弟君に当たっていて、光の当たり方は逆光。
顔にくっきりとした影がないのでふんわりした印象になります。また、顔の輪郭に光の線入りまるっとしたほっぺや鼻、口などのパーツが綺麗に浮き出て見えます。

実はこの写真、弟君1人の写真を撮ろうとして撮ったわけではなくご兄弟写真を撮っている間にこっそり撮れた一コマでした。本当はこの時隣にお姉ちゃんが座っていたのですが、遊んでいる最中違うおもちゃを取りに走っていってしまってそれを私は追いかけていました。

彼の目線の先には笑いながら逃げるお姉ちゃんとそれを追いかける私が写っていだと思います。そんな中、微動だにせずただただ姉が戻ってくるのを待っている彼の姿はとっても愛らしくかんじます。撮った時にこんなことがあったという話を聞くと、何も知らず最初見た時と写真の印象が変わってくると思います。彼がどういう状況でで何を見ているかがわかると、表情や写真の見方がより一層深くなると思いました。　

その写真を撮る瞬間にも様々な物語の様子があってこの時こんなことがあったから、これが撮れたんだよ、こんな表情をしているんだよ。とその子の成長の瞬間だけでなく、その瞬間も含めて思い出を作っていくものだと感じました。思い出を記録すること、思い出を新しく作っていくことができるこの仕事はすごく楽しいと感じます。