Photogenic


横浜青葉店
scrollable

まっすぐに。

投稿日:2020/8/20

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Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Natsuko Takagawa

in YokohamaAoba

 

青葉店は初めてのご来店の彼女。
ライフスタジオには赤ちゃんの時から、毎年いろんな店舗に訪れていて、今回は2年ぶり。

私は前回の写真を見ながら、 彼女がどんな子なのかを想像しながら、準備していました。

 

前回の写真。元気な笑顔に、少し雰囲気のある写真。
 

伏し目や真顔も、とっても画になる彼女。
雰囲気のある子だな~と、笑顔とのギャップがとても素敵な子だなと思いました。
 

いざ彼女に出会うと。
ボブまで髪の毛を切り、すらりと背が伸び、当たり前ですがとってもお姉さんになっていました。

私は初めましてにも関わらず、「わ!お姉さんになりましたね!!」と感激。
 

笑う表情は前と変わらないけれど、
落ち着いた雰囲気と慣れたような会話に、余裕を感じました。

撮影が進むに連れて彼女の気さくさな明るい雰囲気が、より表にではじめて行きます。

 

ゲームがとっても好きなこと、好きなゲームの話、将来の夢は任天堂で働きたいことと、
そのためには大学に行って、と人生設計まで。いろんな話を楽しそうにしてくれます。

やりたいことにまっしぐら!真っすぐ向き合っているのが彼女の魅力なのだと感じました。

そして、それをはじめましての私たちにもまっすぐぶつけてくれます。

「赤ちゃんの時から、人見知りは全く無いです」という、パパさん、ママさんの言葉通り、
彼女には壁というものがなく、お話しした人みんな友達〜!という感じで。
一気に私たちも彼女のファンになりました。

 

さて、そんな彼女になっちゃんが提案してくれたコーディネート。

彼女の元気なイメージを生かすような、一つは淡い緑色のトップスが生きるコーディネート。

そしてその他にも、ネイビーのサロペットに、キラキラ可愛いドレス・・・

どれも彼女にピタリとイメージがはまっていました。

 

 

7.8月のコーディネート×写真の課題は「シャーベットカラー」。
 

実際の色味はシャーベット色というよりはもう少し色味が落ち着いた緑ですが、
写し方によってはとても明るく色味を残すことができます。

彼女と出会ったのは、前日に店舗会議にて、自分たちがどのようにテーマを捉え、
どこで、どんな風に撮影がしたいと思っているか、共有をした次の日でした。

なっちゃんがコーディネートの提案を終え、意気揚々と

「シャーベットカラーっぽいのは、1着目です!昨日話してた写真、やってみます?!」と促してくれました。

「よし、やろう!」

撮影が始まる前にそんな打ち合わせをして、いざスタート。

 

私たち横浜青葉店がシャーベットカラーコーディと共にテーマに掲げていたのは「ココロオドル」。
 

シャーベットカラーの元気で明るいイメージと掛け合わせ、子供達の感情を、表現したい。

表情の引き出しかたや、写真の写し方、前ボケ技術を駆使し、試行錯誤中でした。
 

私は、明るい日差しの中で、ごろんと寝転んだり、しゃがみこんだりして、
胸に秘めている感情を表すように、表情にフォーカスを当てて捉えることをイメージしていました。
 

彼女の撮影は朝一番の時間。
この時間はあまり強い日差しはスタジオ内には差し込みません。

淡い光で、全体的に優しい光が回る時間。

どうしようかなと彼女の様子を観察しながら、二階に上がると、
彼女は真っ先に青葉店のピンクの車に興味を示してくれました。

「ねえ、車に乗りたい!可愛い!いい?」

よし、じゃあ車には最後に乗ろう、と約束して、撮影を進めて行きます。

一区切りつくたびに、車に乗っていい??と聞く彼女。

大人っぽい印象とは裏腹に、まだ小学生の無邪気な素の表情が見えて、とっても可愛かったです。

そんな彼女を魅了してやまない車の横のスペースに、明るく日差しが入るポイントがありました。
その場所で座ったり寝転んでもらったり、ポーズをつけて行きながら、
彼女のウキウキが伝わるポイントを探って行きます。
 

お洋服のポイントはトップスの緑。

その色味を際立たせるかのように、足元と帽子は黒・茶で締めるコーディネート。
ショートパンツと合わせることで元気な印象になります。

全体の色味やイメージを抑えつつ、
彼女の表情やウキウキをどこでとらえるか・・・

座って、寝転んで、顔を床にぺたーんとつけてもらったあと、ぐっと顔を上げてもらいました。

望遠で靴の先までのポーズを入れ、色味を写し出しつつ、彼女の表情にフォーカスを当てます。

奥行を出すために空白にカーテンの前ボケと、色味を合わせた草花の小物を置いてバランスを取ります。

顔を上げて、足を上げて、ウキウキ、待ち遠しいようなイメージを、画面いっぱいに写し出すように望遠で全身を捉えました。

 

この後、最後にはお約束通り、車に乗って楽しんでいる彼女も、しっかり撮影しました。

 

 

 

こうしてテーマに集中していくと、自分の視野が広がっていくことを感じます。


何年か前に、人のイメージを表すのに、条件付けをして、人を写真で表現する、
というプロジェクトを行っていたことを思いだします。

テーマに沿って、その為の条件を先に設定し、写真に表現をしていく。

 

その時と違うのは、出会う被写体は【はじめまして】だということ。

その時の相手、撮影の希望、選んだ衣装、その日のスタジオの季節や時間帯、天気によっての明るさ、光の色味や強さ・・・

それらをどのように自分の中で組み立て、相手の為の空間と撮影と写真にしていくのかがとても重要です。

作品撮りではない。でもシャッターを切るだけの記録写真ではない。

出会ったあなたの為の条件を自分自身で作って行く必要があります。

 

最初にテーマを決めてチャレンジしていくことは、型にはめてしまうことにもなりそうですが、

色々な条件を相手と掛け合わせ、そういった探る中で新たな発見をしていき、
そして次の発展へと繋げていくことで、自分の固定概念を超えていけるのだと感じます。

 

とても頭を悩ませたし、
でも一緒に取り組むスタッフとも意見を交換したり、写真を見合って話したり、イメージを共有したり、
自分たちの写真と向き合うことが出来たのではと思います。

ひとつ撮れば、次はもっとこうしたい、してみたいが生まれます。

常に意欲をもって、楽しみながら現場の出会いを大切に切り取っていくことが出来るようにしたいと思います。

色んな発見や達成感、もっとこうしたら、の発想はしっかり次へと繋げていけたらと思います。

 

 

 

写真の彼女のように、やりたいことにまっすぐに。

これからも止まることなく、進んでいきたいです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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