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君の可愛いところ

投稿日:2020/4/30

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Photo by Natsuko Takagawa

Coordi by Misaki Nakagawa

 

とても元気な弟くんでした。

ちょうど自分のこだわりも出てきたくらいの歳頃の男の子。

あっちに行ったりこっちに行ったり。

でも、コーディネーターのサキちゃんが遊び始めると、「なになに?」という感じですぐに一緒に遊んでくれて、楽しそうにしてくれます。

 

お姉ちゃんはとっても優しい雰囲気で、そんな弟くんのやることに優しくうなずいて、側に寄り添ってくれる穏やかな笑顔が可愛い女の子でした。

 

そんな2人の姉弟写真までを撮影したところで、思ったことがありました。

それは、弟くんのツンデレ、、、とも言えるんでしょうか。

たしかに、素直になりきれないような雰囲気もある中で、サキちゃんにとも楽しそうに遊んでて、お姉ちゃんとも自然と楽しそうに遊んでくれていたのですが、、、

その表情の奥に何となく感じるのです。

 

何でしょう。本当に感覚なのですが。

「実はもう~少しあるでしょう。実は君の可愛いところもっとあるでしょう。」

という感覚。笑

 

 

感覚なので、撮る際には感覚ではない部分から組み立てていきます。

姉弟写真の時に、弟くんに自然と優しいお姉ちゃんに安心して寄り添うようなシーンがあり、それが普段の姿のように感じたので、ふたりは隣同士でくっついてもらうことを決めました。

家族写真の定番での形でもあるのですが、撮影を通して子供たち二人がご家族の中心になっている雰囲気を感じていたので、子どもたちが真ん中になる様にママさんパパさんに二人を挟んでもらいます

きっと弟くんの中にまだ隠れてる可愛い部分は、ママさんが隣にいる方が出やすいかな、と思ったので、弟くんの隣にママさんに座ってもらいました。

 

さて、いよいよ感覚の部分です。

特別なことはありません。

「では、ママさんパパさん!お子様の方を見ながら、せ~のでお子様をくすぐってください~!」

 

お姉ちゃんも中心のひとりであること、ママさんの方が思いっきりくすぐってくれそうなことから、お姉ちゃんにもくすぐられる側になってもらいました。

あたたかいご家族の雰囲気が残るように、オレンジの光がふわっと入る露出に設定して、目線もカメラから外してもらいます。

 

「せ~の!!!」

 

ほら、出てきた。

君のもっと可愛いところ。

ツンツンしたって見えてる、

まだまだ甘えんぼなこの笑顔。

 

そして中心の2人が笑えば、自然とみなさま素敵な笑顔になりました。

 

 

 

ご家族それぞれの雰囲気を残せるようになりたい思いはありますが、まだまだ経験と勉強が足りません。

それでも、見返すたびに笑顔になれる、そんな家族写真を撮れるようにこれから長く向き合っていきたいです。

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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