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きらきら

投稿日:2020/3/2

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Photo by Natsuko Takagawa

Coordi by Misaki Nakagawa

 

 

キラキラした前ボケが好きです。

文字通り、キラキラした表現ができるから。

 

目の前で楽しそうに笑う子たちも、

少し拗ねてる子も、

年齢が高くなって、少しクールになった子も、

キラキラ輝いて見えて眩しく感じます。

 

でもだからといって「輝いてるよ~」なんて言いながら撮るのはさすがにどうかと思いますし、言葉も薄っぺらくなってしまいます。

だからこそ、写真にキラキラの前ボケを入れることで、「私からはこう見えてるよ」が言葉よりも伝わりやすくなるんじゃないかと思うのです。

 

 

 

輝いているときは、いつだって無自覚なのかも。

そう思ったのは大人になってからでした。

中高生の頃に「大人になったらこんな今でも“青春だったね”なんて思うのかな~。」と友達と笑いながら話していた私。

 

思えました(笑)

ただただ普通に過ごしていただけだけど、たしかに青春でした。

当時の自分はそんな風に感じてなかったけれど、たしかに輝いていて、その無自覚さも良いのかな、と思います。

 

 

だからこそ、本人は気づいてないけどキラキラしている、

そんな写真が好きなのです。

 

 

 

 

写真の女の子は、とっても天真爛漫なにこにこガールでした。

リアクションも良くて、私たちと友達のように接してくれる女の子。

笑顔も、少し照れた顔も、驚いた顔も可愛いので、色んな顔を残そうと思いました。

 

笑顔だけじゃなくて、決めたポーズだけじゃなくて、75枚を通してこの子がどんな風に動いて遊んで、どんな表情で過ごしていたのか、時間が経っても思い出してもらえるように。

 

そして、色んな表情を見せてくれる子だから、表情が落ち着いた瞬間にクローズアップを撮ろうと決めました。

楽しい時間だけが輝いているのではなく、いつだって目の前のこの瞬間ぜんぶが輝いていたんだな、と感じてもらえるように。

 

天気がいい日だったので、前髪や毛先に光があたってよりキラキラするように、日が1番強く入るところに立ってもらいました。そこに反射するキラキラの前ボケを入れて、望遠レンズを構えます。彼女の意識がカメラから少しそれた瞬間にシャッターをきりました。

 

 

キラキラして見える、というのが実際に伝わったかはわかりません。

でも、彼女はたしかにキラキラ魅力的な子だったので、時間が経って見返してもその魅力は残っていると思います。

 

 

目の前にいる子の魅力的な姿を、時間が経ってからも、今この瞬間にも伝えられるように、これからも写真と人に向き合ってきたいと思います。

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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